“1RO”普及作戦失敗

私が就職したとき,職場には同じ名字の先輩がいました.ログイン名は,その先輩が先に名字をローマ字化したものを使っていました.ログイン名にはあと3文字余裕があるので,名字に何かを付け加えて区別しよう,と考えたところ,名前を1ROとして付け加えれば良いじゃないか,と考えつきました.もう30年も昔のことです.

アマチュア無線を始めて少して,DXやCWの交信でハンドルをどうするか,迷いました.ものの本には短い方が良いとあります.どう短くするか.どうも”ICHI”というのは好きじゃないんですよね.で,ICHIも使ったかもしれませんが,高校生くらいからは”ICHIRO”にして,以後40年そのままです.

何年か前から,ときどき,無線クラブの仲間や,SNSの仲間に,”1RO”っていうのはどうでしょうと,聞いてみているのですが,気に入ってくれた人がけっこういて,以来,彼らは交信のたびに”1RO SAN”と打ってくれます.

根強いファンがいるので^^; 今年のNew Year Partyでは,1ROで行こうと決めて,開始から何局かには,”599 1RO”と送りました.しかし,多くの人は”JRO”となんだか読み方が解りませんが,取ってくれました.これは想定内です.

で,しっかりモールスを取る人には,聞き返され,”1RO”を何度か繰り返し送信すると,納得いかないけど解ったみたいな感じで取ってもらいました.

ということで,これでは大半の人には取ってもらえないし,ちゃんと取ってくれる人には手間取らせるだけでいけないということで,通常は”599 ICHIRO”にして,SNSなどの知り合いの皆さんには,”599 1RO”としました.

なかなか固定観念の打破は難しいと感じました.

当然^^;

RAEMはおもしろいコンテスト

RAEMに今年も出ました.3年目です.ナンバーが,

シリアルナンバー 緯度(N/S) 経度(O/W)

という,ちょっと手強いものです.緯度と経度は整数に丸めます.東経はEでなくて,Oです.私の場合,

001 36N 140O

となります.もう一つおもしろいのは,RSTの交換は不要と言うことです.ですから,R1AAという局を呼んだときの交信は,こんな感じです.

TEST R1AA
JE1SGH
JE1SGH 123 55N40O
059 36N140O
TU R1AA

ということで,普通のコンテストと違って,気をつけなければいけないのは,シリアルナンバーの先行するゼロを省略しないことです

あとは,モールスの速度が少し速くなると全部ナンバーを取り切れないですね.でもこのコンテストでは,ナンバーの再送要求はざらなので,とれるまでやりとりします.そういうこともあって,他のコンテストよりはスピードはみんな控えめです.

ナンバーがめんどくさい割には,主催国のロシアを中心に参加国が多くて,それなりに楽しめます.

今年も当然パート参加でしたが,また来年も出たいと思います.

留意点などは,きっと忘れてしまうんですけど.

シリアルナンバーと緯度の境目がわかりにくくなります.

JA局の残念なところを目撃

Tromelin IsのDXpeditionがはじまり,幸先良く18m CWで交信ができましたが,その後はコンディションや,どパイルに負けて,なかなか両目があきません^^;

昨夜は残念な光景を目撃しました.12m CWですが,FT4TA局が,JO2OIOないし,JA2OIOと何度も繰り返し,時には”トツートトト”や,なんか注意を引くことを挟みながら,関係ない局を制そうとしながら,その局のコールサインを確認しようとし続けたのですが,全く関係ないコールサインの局が同じ周波数で呼び続け,結局5分かもう少し長かったでしょうか,”戦った”あと,黙ってしまいました.

その後5分くらいしてまたFT4TA局が出てきましたが,明らかに信号が弱くなりました.たぶん,JAにサイドを向けたんでしょう

なんか,一部のモールスが取れないか,取れても一切かまわず自局のコールサインを送り続ける局のせいで,多くのJAや東アジアの局が迷惑を被っているわけで,とても残念です.

今に始まったことじゃなくて,ここ最近というか,10年くらいの傾向ではありますが.

ただし,たまたま同じ周波数で似たコールサインの局が呼んでいて,それをDXpeditonのopがさばけなかったという,まったく偶発事故だった可能性もなきにしもあらずです.

DXpedition側のopは,この事件まではまあまあのレートでさばいてくれていましたが,こういう現実に対応できなかったようですね.G3SXW局の”Modern Pile-ups”が現実のレベルであると踏まえて,多くの局と交信してもらいたいものです

ある方の意見によれば,リニアをオフにしたとも考えられるということです.
G3SXW局も,この最近のパイルアップの傾向への対処策は導き出せていません.

FT-817ND

いろいろ,移動用のコンパクトなリグについて思うところあったんですが,タイミング良くSNSの友人からFT-817ND(購入後4年であまり使用感はなく,CWフィルター内蔵で,新スプリアス規定準拠)を手放したいという話が出て,しかも値段も何とかなる値段なので,ほぼ即決で譲ってもらいました.

さっそく移動局の変更届を済ませ(技適番号による増設),自宅のアンテナにつないで使用を開始しています.自宅局のアンテナをつなげば,80m, 40m, 30mの国内QSOは,2.5Wで十分ですね.さすがに国内移動局でもパイルになっている場合はそれを抜くのは難しいですが.

よくできたリグだと思います.世界中でロングセラーになっている訳です.ただし,バッテリーパックの出し入れは,難ありです

手持ちのニッケル水素電池を乾電池ケースに入れて,本体付属のニッケル水素電池パックと入れ替えてみましたが,入れるのも大変だったけど,取り出す方は往生しました^^; 難ありと言うよりは,設計ミスといえそうです.

ニッケル水素電池や乾電池を予備用に持って,どこかに出かけて運用してみようかなあと考えたりしましたが,これはあかんと言うことになりました^^;

外付けで考えた方が良さそうですね.

IMG_2325

ネットでもあちこち書かれているようですね^^;

N1MM+ 使ってみた

東京CWコンテストで,いきなりN1MM+使ってみました.

N1MMとヒューマンインターフェース関係はあんまり変えてなくて助かりました.N1MM用に作ってあった東京CWのUDCファイルを所定のフォルダーに移し替えるなどして,とりあえず参加してみました.

関連ファイルを所定のファイルに入れないと機能してくれないのは,不自由な気もしますが,まあ,しょうがないかもしれませんね.とりあえず,FTDX5000MPとTS-2000SXをSO2R設定して,WinKeyer2によるキーイングという,N1MMで行っていた設定は回復できました.