zram (5) resumeの問題

zramの設定について,自己完結のために記事を書きましたが,自己完結していないので補記です.

Debianのクリーンインストールをデフォルトで行うと,ルートパーティションの後ろにswapパーティションが作られてしまいます.

/etc/fstabからswapの行を削除しても次に起動するとswapパーティションが使われています.fdiskでswapパーティションを削除するという強硬策に出ると,さすがにディスクのパーティションを使用したswapはしませんが,起動がやたら遅くなります.

これは随分前から何度も経験している “RESUME” の問題です.initramsfs内の起動設定でRESUME用にswapパーティションを必要とするため,マウントしたいけどできずタイムアウトまで無駄に時間を浪費する,ということです.

仮想マシンに独自にRESUME機能をもたせても意味がありませんから(仮想マシンとしてresumeできる),ここを無効にするのですが,distroにより流儀が違うようです.

Manjaroに関しては,当blog内に記事がありました

Debianに関しては,/etc/initramsfs-tools/conf.d/resumeの一行だけあるRESUMEの行をコメントアウトすればよいです

3年前の記事です.何年か周期で同じことを繰り返しています😥
当然/etc/initramsfs-tools/conf.d/resumeを削除しても良いですが,残しておけば後で何かの手がかりになるかもしれません.

RPi5でVM遊び

Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)は速いです.そうだこれだけ速いならVM遊びをしよう,ということで最初は無謀にもx86_64の仮想マシンを動かしてみることにしました.

別のx86_64マシンで動いているDebian x86_64 (AMD64)の仮想ディスクイメージをコピーしてきてチョチョイのちょいとおまじないをしたら動きました.

Raspberry Pi 5 Model B上で動くx86_64 Debian (QEMU-KVM使用)

しかし,遅い.遅いにもほどがあるというほど遅く,何かちょっと設定するだけでも忍耐の限界を超えるので人間の方にまだダメージが少ないうちにやめときました.

AppleのM1のMacではx86のソフトがx86の実機より速く動くという話を覚えていたので,少し期待しましたが,無理な話でした.

まだマシだろうということで,ARM64のソフトを動かしてみることにしました.最近いじりなれていて楽なのでDebianにしました.ほとんどDebianと同じであるRaspberry Pi OSをホストとして動くDebian ARM64です.net-instのcdromイメージを使って更からインストールです

スピード的には十分使える速度で,たぶんRaspberry Pi 4 Model B (RPi4)の実機より速いと思います.しかし,そのままほっといて食事から戻ってみると,死んでいたようなことが何度かあり,安定性には難があるようです.

Raspberry Pi 5 Model BのRaspberry Pi OSのもとで動くDebian ARM64.どちらもデスクトップはKDE Plasma Desktop.
作っては消す箱庭遊び.
一回失敗して,もう一回更に戻してインストールし直しました.まさに箱庭遊びです.