NHK 未解決事件大型シリーズ第5弾「ロッキード事件」

再現ドラマは良かったです.

日曜日のレポートのほうは,消化不良ですね.さんざん見せられた予告編で,アメリカ政府の圧力で軍用機であるP3Cに関する疑惑はもみ消されて,田中角栄の民間機であるトライスターの収賄だけで幕引きにされたんだろうということは想像が付きました.本編では,それ以上のことや,決定的な証拠・証言は出てきませんでした.民放の引っ張って引っ張って予告編以上のものが出てこない手法と全く同じです.

強いて言えば,アメリカの元高官の「日本の金で,アメリカの軍備(防衛力)を整備する」って言葉が印象的でした.

日本がアメリカから兵器を買えば,商売として儲かるし,アメリカが同じ兵器を日本周辺に配備する必要もない.二重に得しているわけです.

今でも日本はアメリカから,アメリカの言い値で,バカ高い兵器を購入しています.しかも,代金は先払いで,品物が納入されない事もあるそうです

また,戦前からの政治と裏社会のつながりは,少なくともこの事件の頃までは,しっかり続いていたんですね.今はどうなんでしょう.何かあればすぐに情報が拡散する世の中ですが,ジャーナリズムが弱体化しているのが懸念材料です.

「金のために動くのは真の愛国ではない」,というような言葉を残した大物右翼のやっていたことは,再現ドラマとレポートを見る限り,自分や仲間内のための金集めにしか見えませんでした.その人物をよく知る人の語った言葉が,「事を起こすためには金が要る」です.見え透いた自己弁護まで用意して金集めをしていた(いる)のを見て,呆れましたが,戦前のような空気になれば,そんな屁理屈がまかり通ってしまうわけです..

この件,その後の報道がないですね.

7月24日(日)の切り替えは延期(Slackware 14.2へその7)

残念ながら,まだ旧システムです^^;

システムの切り替え後のトラブルシュートや,時間をおかずに設定・確認しなければならないサービス類の対応をする「気力」が出なかったので,切り替えをしませんでした.

一つ思いついた,imapdのIPv6対応化だけしておきました.

トラブルは事前に分からないからこそトラブルな訳ですが,起動後すぐに設定しなければいけないと想定しているのはメールの出入り(sendmailとimapd周り)です.

あとは,ほどなく確認しなければいけないのは,cron関係,非公開のWiki類の整備,Netatalk, Sambaの確認くらいかな.NFSはもう使ってないし.

以下,もう完全に自分のメモですが,事前に設定すべきものとして,IPv4, IPv6のIPフィルタがありました.あとは,どうでも良いもの,として,smartd, logwatch, なんかありますね.

他は,Zope, Retrospectのクライアントかな.Zopeに関しては,もう動かないかも知れません.

そして,落ち着いたところで,KVM/QEMU.

こうやって数え上げていくと,なかなか重荷で,それを跳ね返す気力はいつ出るかな^^;

ノウハウなどのクラウド的なメモとして使ってます.

7月24日(日)切り替えします(Slackware 14.2へその6)

一発で成功! といく自信はありませんが,明日7/24(日)に,準備中のSlackware 64bit 14.2に一度切り替えしてみます.

いちおう,このBLOGについては,移行できそうです.

メール関係とかは,まだ何とも解りません^^;

あんまりひどかったらもとに戻して作戦練り直します.

mariaDBはバイナリーコピーでOK (Slackware 14.2へその5)

現在のx86 32bitサーバー(GW3)のmariaDBを止めて,rsyncで立ち上げ中のx86 64bitマシン(GW4)へコピーしたら,あっさり動きました.

動くのが確認できれば,動いて当たり前な気もしますが,architectureも違いますし,バージョンによるインコンパチもありますので,一安心というところです.

これまで確認したところでは,SASLはだめでした.

OpenLDAPのデータもrsyncでコピーしましたが,動作は確認していません.

次は,Webサーバー関係の移転・立ち上げです.難関はWordPressですね.

その後メール関係を整備できれば,ひとまず完成でしょう.

どのようにガチャッと切り替えるか,という最大の課題が残ってますが^^;

追記(2016/09/05)

Slackware64 14.2で稼働中のmariaDBのデータ(/var//lib/mysql以下)をrsyncによってSlackwareARM 14.2にコピーしても,パスワード認証を含めて,問題なくそのまま使えました.

大橋巨泉

物心ついた時からテレビを見てますから,大橋巨泉の番組は多数見ました.が,しかし,彼に対する特別な思いは持っていませんでした.

セミリタイアの薦めとか言った時は,そんなもん金持ちにしかできないじゃないかと反発を覚えたことはよく覚えてます.

最後の病床にある時,国民に向けた遺言で,改憲勢力に投票しないように訴えていました.テレビというメディアとともに成長した人だから,自由の大切さをよく解っていたんですね.

しかし,彼の思いも虚しく,改憲勢力が2/3を越えてしまいました.

同じようにテレビと関わりの深いジャーナリストや,テレビを糧として生きているテレビ業界の人たちは,参院選の時も,彼の訃報でもこの遺言を完全に無視して,感傷的な追悼レポートを放送しただけです.巨泉氏は歯がゆい思いをしているでしょう.

これから何度か改憲が行われていくでしょう.その「民主的な手続き」の元,首相・国会議員の権限は広げられ,一般国民の自由は制限されていくでしょう.

今日,大統領による強権政治が行われているトルコが日本の将来の姿だと思います.

そうなって,普通の国民以上に困るのはジャーナリストやメディア関連の人たちだと思うんですけどね.そういう人たちの,自由を侵害するものへの嗅覚があまりにもなさ過ぎることに,一番の危機感を覚えます.