浜辺美波

NHKの特集ドラマ「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~」の,第1話と第2話を見ました.主演の浜辺美波には,映画「君の膵臓をたべたい」で注目しました(泣かされました^^; ).

浜辺主演の2つめに見た作品は,賭ケグルイ実写版です.賭ケグルイのアニメ版は気持ち悪すぎて,途中で見るのをやめたのですが,その実写ドラマが作られると知り,あんな気持ち悪いアニメをどう実写化するの興味があり,録画して見ました.たまたま主演が浜辺美波だったというわけですが,アニメがアニメだけに,満足のいく実写版を作るのは所詮無理で,まあ,この作品における浜辺については評価のしようがありませんでした.

そして,今回浜辺美波主演の(筆者が見た)3作目ですが,これはなかなか良いです.ドラマとしても,大好きだった「トリック」のテイスト満載です.

2流アイドル黒薔薇純子としての演技がなかなか良いです.特にあの作り笑いが最高です.売れないアイドルのこびる気持ちと,黒薔薇純子の人をバカにしている腹黒い気持ちがうまい具合に複合されています.

賭ケグルイの蛇喰夢子の不敵(であるはず)で不気味(であるはず)な笑みとしては,わざとらしく感じていました.

東堂刑事(東出昌大)をバカ呼ばわりするのも痛快です.

賭ケグルイを見て,実は浜辺美波は(アニメの荒唐無稽さを考慮した上でも)演技力がないのかもと思っていましたが,それを払拭してくれた,とまで行きませんが,評価は大きく持ち直しました.

今夜の第3話も楽しみです.

どろろ

MX-TVで放送されていたリメーク版のどろろが終わりました.

どろろは,子供のころマンガを読んだか,テレビのアニメを見たか(あるいは両方)定かではありませんが,あんまり気持ち悪くて,すぐに読む/見るのをやめたので,モンスター^^; を倒して自分の失われた体の部分を取り戻すというコンセプト(の一部)しか知りませんでした.

たぶん見たくなくて見なくなったのに,その体を取り戻すのがどういうふうに展開されるのか,関心は持っていました.

数か月前に,MX-TVでどろろのリメーク版が放送されるているのを知り,途中からですが見ました(ほとんど録画して見ました).まだ,どろろや百鬼丸の出生のエピソードは放送されていなかったので,話の肝心な部分はだいたい見ることができました.

最初の頃は,引き込まれて,気がつくと中間のCM,また気がつくとおしまいという感じでした.しかし,弟の多宝丸とその家来との戦いが始まった辺りからは,完全にグロテスクアニメになってしまい,見るのが辛くなりました.それでも,最後まで見ないと,また,どんな話だったのかと疑問を持ったまま,残りの人生を過ごさなければならないので,最後の2話は飛ばし飛ばし(飛ばしすぎて話が分からないときは戻って^^; )見て,なんとか結末を知ることができました.

また見たい,とは全く思いません.

年寄りは生活水準下げろキャンペーンが始まった

これまでも都合の悪い国会内外での発言や資料をないことにしてきた現政権が,「老後の生活に2000万円必要」という金融庁の報告書をなかったものにしようとしていますが,さすがに,都合良く物忘れしてきた国民もこればかりは忘れることはないでしょう.

そこで,御用マスコミや提灯持ち識者,与党の地方議員がはじめたのが,「年寄りの生活に月25万円も必要なかろう」,というキャンペーンです.

金融庁の報告書は,モデルケースとして月々25万円生活費がかかるが,年金支給額は20万円なので,いくつまで生きると2000万円必要になるというような,明快なものです.

で,御用・提灯持ちマスコミ・識者・与党系地方議員が始めたのが,高齢者の生活費が月額25万円も必要か,という根拠のない主張です.

筆者は,目前の「老後」に備えて,支出の詳細な分析を始めたところですが,25万円もかなり難しいと感じています.

「高齢者の食費が6万円もかかるか」と発言した与党系議員がいるそうですが,1人1食300円で十分な食生活が維持できるわけないでしょう.庶民としての生活経験がないからそういう発言が出るわけで,言うんだったら自分で月6万円で十分満足のいく食生活を実際にしてから言ってもらいたいものです

(筆者の場合)食費の次にウエートを占める光熱水料を減らすとなると,風呂と洗濯は2日に1度にするなどが必要となります.これでは憲法で保障されている健康的で文化的な最低限度の生活が送れなくなります.

筆者が幼少の頃は,風呂は銭湯通いで,それこそ2日に1度くらいだったと記憶していますが,生活水準は1度上げたら下げられませんし,入浴の頻度を下げなければならないなんて,もはや先進国ではありません(筆者の幼少期,日本は先進国ではなかった).

月々の生活費以外に,年に1度必要な社会保険料やその他の税,そして数年に1度,冠婚葬祭や家内外の補修,大型家電や自家用車の買い換えなどといった突発的な出費が必要となります.これらもならして,月々の経費に上乗せする必要があります.

今後も,与党系議員や提灯マスコミ・御用識者が声を高くしてくると予想される「年寄りは生活水準を下げろ」キャンペーンに断固抗う所存です.

余談

この報告書はいろいろ興味深いデータが載ってます.特に目を引いたのが,世代別世帯収入のグラフです(p9).

それによると,2014年における65〜74歳の世帯(主)の収入は約460万円となっています.噂には聞いてましたが,今の年寄りの年金水準は非常にというか異常に高いですね.

年金機構から来るはがき^^; の予定年金額と,自分で積み立てた個人年金を足して,家人が今のバイトを続けたとしても到底この額におよびません.

余談2 〜勘違いしている人が多い〜

それから,2000万円の件をいろいろ勘違いしている人が多いようですが,この試算のモデルケースはかなり恵まれた条件です.厚生年金がかなりいい条件でもらえ,持ち家でローンは完済ということです(また,光熱水料や国民健康保険税が比較的安い大都市圏在住と推測されます).

これらの条件から外れたら,もっと必要です.場合によってはそれこそ何倍も.

高齢者の生活の多様性も踏まえて,1000〜3500万円必要という試算もあるようです.しかし,0〜3500万円ではない.どうしたって,最低千万オーダーの金がないと,老後は生きられないって事のようです.

もちろん,節約を趣味にする人にしてみれば6万円はたやすいレベルかも知れませんが,普通は無理です.
これは地方都市に住んでいるため,上下水道料金が高く,ガスもLPGで割高となっているという事情があります.
本来,老後のための蓄えは,突発的な出費のためにあるはずで,経常的な生活費で食い潰さないといけないというのでは,もはや先進国の社会保障の体をなしていません.

欠陥交差点か検証しないのか

大津の交通事故は,幼い子供が2人亡くなり,重体,重傷を含むけが人も多く出る惨事となりました.

もちろん一番責任があるのは右折をして事故を起こした,逮捕取調中の容疑者であることは間違いないでしょう.

しかし,この交差点の作り自体に問題はなかったのか,とふと思いました.自分で運転をしていても,右折しにくい交差点にしばしば遭遇します.なんでこんな作りにしてあるのか,なんでこんなタイミングの信号にしてあるのか等々.

危険を感じるドライバーが多数いれば,必ず事故はあるでしょう(ハインリッヒの法則).

交差点の管理は警察がやってますから,仮に交差点に問題があったとしても,発表をするわけないことは,皆知ってます.

今こそ,正義の味方のマスコミ・ジャーナリストの皆さんの出番です.この交差点の検証を徹底的に行って欲しいのとともに,同じような悲劇を減らすために,全国の危険交差点についてもこの際洗い出して報道して欲しいと思います.

いじめのシーンは必要か

青春をテーマにしたり,少々屈折した若者が出てくる映画やドラマでは,必ずといっていいほどいじめのシーンが出てきます.日本の作品に限らずアメリカの作品も同様です.

最近では,NHKのマリオ〜AIのゆくえ〜でもそうでした.たいへん不愉快で,このあとは見ませんでした.

いじめられそうになったら,問答無用でいじめる側をコテンパンにやっつけるとか,警察に捕まえさせて,強盗傷害で懲役20年くらいにするとか,そういう展開なら少しは気が晴れるかも知れません.しかし,ドキュメンタリーならともかく,娯楽として見ているのに,主人公や主要人物が理不尽にいじめられれるのを見るのは,不愉快以外の何ものでもありません.

今後は,そういう展開のドラマ・映画は見るのをボイコットするとともに,当サイトは,「いじめられシーンのあるドラマ・映画に反対する」サイトであることを宣言します.