こちらも,「面白いドラマ」に挙げたドラマのひとつです.今朝の放送が最終回でした.気がついたのが6:40で,追っかけで見ました.
まあ,どうでしょう.ファイナルシリーズの最終回にふさわしいという評価は無理ですね😓
まずは,火盗改の役所で拷問を受けた雲霧の配下の3人の回復の早さ.これは納得できませんね.3人はどう見ても重傷・重症だったはずで命拾いできてもどこかに不具合が残るのが自然だと思います.少なくとも最後のお努めに加わるほどの回復は無理でしょう.
次に安部式部と雲霧仁左衛門の一騎打ちは互いにかすり傷を負ったものの,その後の展開が解らないまま2人ともその後も息災にしているところです.安部は前回までの放送ではどう見ても心不全等の心臓病を患っていてかなり重症と見えましたが,長い死闘でなんともなかったのか.まあここは視聴者の側で「雲霧には安部に対して友情があったので,ハアハアゼイゼイとなって戦いが続行できなくなった安部を討たずに去って行ったのだろう」という想像をするであろうと制作側が期待したのでしょうね.
それから,1年後に安部が遭遇した刀売りは雲霧仁左衛門なのですが,安部が編み笠を上げて顔を見たときにどのようなトリックで別人の顔になったのか.これは種明かしなしでは納得できません.
そして,当時の重傷な心臓病ですから良くなるわけはないのですが,刀売りに遭遇してから3か月後に火附盗賊改役の長官に復帰して現場で走り回っているっていうのも訳が分からないです.
ファイナルの最終回とはいえ,あとあとスペシャル番組を作るかもしれないので双方生かしておいたのだろうと思います.しかし,個人の感想としては,雲霧と安部の一騎打ちで決着を付けてもらいたかったです.現実的な決着としては心臓病の安部が力尽きる直前に雲霧を倒す(死ぬか重傷かはどちらでも良いですが)としてほしかったです.
スペシャルを後で作るならば時間を戻せばいいだけのことです.
これらを総じると,がっかりだった,ということになります.