ということで,アンテナも下ろしたままなので,無線の運用はせず,土曜日,日曜日とほとんどGIMPのbuildに挑んでいました.
最初に引っかかった,というか,最初につまずいたうえに一番時間を使ったのは,pangoのbuildです.configureでフロントエンドが見つからないと主張してエラーになります.ここで引っかかることはよくあることなんですが,これまでやってきた対処法で,glibなど関連パッケージの古いバージョンを削除しながら,全部最新の安定版(ものによっては開発版)をbuildしてインストールしたのに,症状は同じです.
結論から言うと,harfbuzzという,新しいパッケージのインストールが必要だったということです.
また,gobject-introspectionを最新のものにしたら,すべて,”–enable-introspection”オプション付きで大丈夫でした.
この他は,gnome-vfsが新しいパッケージ名,gvfsになっていたとか,手順はかかりますが,特にわかりにくいトラブルはありませんでした.
一番肝心なgtk+の最新安定版3.14.xは,残念ながらbuildできませんでした.ただ,2年前にインストールした,2.24.12がGIMPの要件の2.24.10以上を満たしているので,先にGIMPをbuildすることにしました.
ここまでくればいつものように,GIMP本体は,autosh.shもconfigureもmakeもすんなりいきます.
最初,git pullしたままmasterをbuildしてしまったので,2.9.1と言う開発版が出来上がってしまいました.
git checkout gimp-2-8として,最新の安定版2.8.15を無事buildできました.
さらにharfbuzzにはいくつか必要なパッケージがあります.
Make時にerrorが出ます.ネット検索すると,同じエラーを出している人もいるので,少し待つことにします.
Gtk+ Version 2の最終版安定は,2.24.25です.あとで,この2.24.12を2.24.25にあげておきました.また,Version 3については,これもあとで,3.12.3がbuildできたのでインストールしておきました.
ただ,gettextがちょっと古いと警告が出たので,最新版にしておきました.