自己責任論は日本を滅ぼす (自己責任論3)

頭がすっきりしているうちに書き留める第3段では,自己責任論について思いを書いてみようと思います.下調べのため「自己責任論は日本を滅ぼす」でGoogle検索すると,多数のヒットがありました.同じような考えの人が多いようで少しは安心です.

検索して他の人の文章を読んでいるうちに気がついたのは,自己責任論者というのは,実は自分ではない他人の「自己責任」の追求ばかりしていると言うことです.自己責任論者というより,むしろ,他者責任論者のほうが的確です.

著名な自己責任論者何人かはいざ大きな責任が自分にのしかかってきたとき,潔く自己で責任を取ることをせず,他者(あるいは公)に頼り,見苦しい言い訳をしていたのを思い出します.

自己責任論者の態度はまさに自己中心的であり「不寛容」です.

不寛容は,格差,差別など今日の世界が抱える大きな問題の根源です.民主主義やSDGsの遂行にも障害となります.

「納税は議員の判断」

これは今年の一番の迷言になるのではないかと思います.

言うまでもなく納税は国民の三大義務の一つです.つまり「納税は国民の義務」です.

議員は,市町村会議員だろうが都道府県会議員だろうが国会議員だろうが(それぞれのセクションの)国民の代表ですから国民であるに違いありません.

「議員(個人)の判断」は,「自由」,「任意」あるいは「権利」などと言い換えられると思います.「義務」の反意語です.

そんなわけで,「国民(である議員)の納税が『自由』」などとは話になりません.

財務省は常々新たな政策に財源はどうするとか,財政規律を口やかましく言うのにそこのトップが納税は任意だなんてことを言うとは呆れてものが言えません.

ちなみに,「確定申告ボイコット」なんていう動きがあるようですが,源泉徴収で取られすぎた分を取り返すために確定申告しなけりゃならないので乗れません.

誰も納得行かないのに検察国税は納得しているのか

裏金問題です.

原価率の低いおいしい営利活動をして,売上の目標金額を超えた額はどこにも記録しないで納税もせずあるものは机の引き出しに,あるものは銀行口座に入金して保管したそうです.

これ普通の人だったらかなり厳しく責任を追求されましたよね.たとえば,大物プロデューサーだったり,著名中国料理店経営者等々.

手口も金額もわかっているのに何のお咎めなしって,桃太郎侍や破れ奉行に叩き切ってもらいたいものです.悪事を働いている者たちもそれを見逃している役人たちも.

悪くなる一方の楽天カードの条件

楽天カードのメリットと言えば,審査がゆるくて(当社調べ😅),還元率が高いことでしょう

ところがここ数年,少しずつ還元などの条件が悪くなってきています.

一番大きいのは,昨年末に行われた改悪で,従前は1か月間の利用金額の1%分ポイント付与が行われていたところ,現在は利用一回ごとに1%分付与となりました.

例えば,1万円の買い物を1度だけする場合は,100ポイントが付与されるのに変わりはありませんが,極端な話99円の買い物を100回した場合,従前なら99ポイント付いたのに現在では1ポイントも付かないことになります.

なんとも個人個人の買い物のケースによるので一概に言えませんが,あちこちのまとめサイトによれば,数%〜20%くらいのポイントの損になるようです.

また,今回メールが来て,海外でのカード利用の手数料がこれまで1.63%だったのが2.20%になるということです.海外旅行・出張の際や海外通販を頻繁に利用する人には多少効いてきそうですが,現実には為替レートの変動の影響のほうが大きいのであまり気にならないと思います.

他にもAmazon利用時の還元率が悪くなったりとか細かい改悪が少しずつあります.

いずれにしても,それもこれも楽天モバイル事業の不振のしわ寄せなわけで,楽天カードの利用者としては(たぶん株主の皆さんも),さっさと楽天モバイルを売却して本業に集中してほしいと思う次第です.

ある人は貧困ビジネスの一例に挙げていました.
VISA/Masterの場合.JCBは1.60%, AMEXは2.00%.

道徳を声高に主張する人の道徳心

あくまで個人の狭い経験に基づく個人的な法則にすぎませんが,日頃からコンプライアンスやモラルを声高に訴える人自身のコンプライアンス意識やモラル意識が高かったためしはありません.たぶん自分の中にコンプライアンスやモラルの基準がないからどちらに振れても歯止めが効かなくなるのだと思います.

今回日本の伝統的な道徳心の復活を語ってきた国会議員がカネの問題という道徳心から全くの対極にあるスキャンダルで逮捕されたようで,個人的な経験則にまた一つ実例が加わりました.

例えばそういう人がコンプライアンス担当の責任者になったような場合.