仮想マシンの使い道

そう言えば,現在個人で管理している公開サーバーはRaspberry Pi 4 Model Bで動いていますが,Raspberry Pi (以下 “RPi”)にする前はIntel Core i7のデスクトップ機で動かしていました.

切り替えるときに旧サーバーのハードディスクをイメージ化して残しておきました(qcow2型式).当初このイメージからブートできるように設定していたと思います.

まあ,他の人のなんの役に立つわけではありませんが,自分で昔に書いた文章がときどき自分で必要になることがあります.たいていは,MacのSpotlightや,RPiのサーバーでlocateコマンドを実行することで,ワークステーション内やサーバー内に探し出せることが多いですが,今回のは見つからず,The Wayback Machineを久しぶりにアクセスしてみました.

その文章に該当する記事の目次のページはあったんですが,The Wayback Machineが,PukiWikiのサイトのクロールをちゃんとできていなくて,残念ながら記事本文はサルベージできませんでした.

それで思いついたのは,Core i7のサーバーに残っている可能性です.仮想マシンを起動してみましたが,起動はしませんでした.ここで気がついたのは,仮想マシンを起動しなくても,ディスクイメージをマウントすれば,データにアクセスできるということです.

たぶん,旧サーバーのディスクイメージを仮想マシン用にとっておいたのも,仮想マシンとして動かすよりも,データのサルベージ用だったんじゃないかと,自分の過去の思いを推測しています😓

さいわいなことに,qcow2をマウントしたら,目的の文章があっさり見つかりました.

熱中症は侮れない

西日本から東北南部にかけて,異常な暑さが続き,11日は,埼玉県の全てのアメダス観測点で最高気温が35℃を超えたそうです.全くもって,健康で文化的な生活を送るのが著しく困難な状況です.

そんな中,連日熱中症で重篤な状態になった,死亡したというニュースを耳にします.こういう報道に接しているとすぐに命に関わるような状態になるのが熱中症だという考えがちですが,昨日か一昨日のテレビの報道系番組では,熱中症と思われる症状から回復したと思われたが,10日ほど経ってから容態が悪化して医療機関にかかったら,熱中症による肝機能障害と診断されたという男性の事例がレポートされていました.

暑さにやられて回復しても,しばらくは要注意ということのようです.

実際私も7月下旬に,熱中症を自覚した日から10日間ほど体調不良が続きました.さいわい10日目くらいで回復しましたが,肝臓にダメージがあったのかどうか心配が残ります.今後は暑い日は,無理をしない,というか,涼しいところで何もしないでだらだらすることにします.

2020年8月11日(火)

NHKスペシャル「渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~」

標記の番組見ました.最初はいきなりプロスポーツのありようをゆがめてきた野球チームが出てきたので,見るのをどうしようかと思いましたが,それなりに面白い話もあったので,結局全部見ちゃいました.

しかし,総合的な感想としては,いくら取材に応じてくれたからといって,取材対象とその盟友中曽根康弘を美化しすぎじゃないかと思いました.

また,無理があるなと思ったのは,渡辺と中曽根と田中角栄に戦争体験が共通しているって決めつけていたところです.たしかに死にそうになったことが何度かあったかもしれない点は同じかもしれませんが,意味もなく上官に殴られるような経験は兵卒であった渡辺と田中には日常だったに違いないですが,将校だった中曽根は2人たちを殴ったような上官の上のまたずっと上の殿上人のようなもんですから,戦争の日常という意味では根本的に全く異なる経験をしていたはずで,共通するのは死を身近に生きていたことだけで,他に共有するものはないでしょう.

たとえて言えば,火山噴火で同時に埋まったポンペイの奴隷と貴族かな.

まあしかし,戦争で経験した不合理・不条理に反発し,反戦,自由主義を根本としてその後の人生を歩んだはずの人が,かつては反戦,自由主義を旗印にしていたのに変質して,戦前の体制に戻そうとするようになった政党を,今日でもその「機関誌」を率い続けているんですから,実利主義とはよく言ったもんです.

ポビドンヨードうがい薬の話は肯けるところがある

昨日(2020年8月5日(水))TBSに,件のうがい薬で新コロナウイルスが減る研究をした,大阪はびきの病院の松山医師がリモート出演して,説明・質問への回答をしていました.

松山医師の説明や質問への回答は明快で感心しました.また,新型コロナ感染患者の治療をしながらという困難な状況下でこうした研究をされていることに敬意を表します.

特に重症化の防止に関しては,

  1. 新型コロナウイルスは口や喉,鼻で増殖する.
  2. それが誤嚥のような形で肺に入って肺炎を起こす(最近の知見).
  3. 口や喉,鼻のウイルスを減らせれば肺炎のリスクが減らせる.

ということで,有効性は素人にもよく解ります.

2番については,なんでマスコミがもっと早く報道してくれなかったんだよと恨みます.

誤嚥がきっかけとなると言うことで歳を取るほど重症化のリスクが高くなることも理解できます.

口腔内の衛生状態を向上させること,いろいろな病気の予防になることは知っていましたが,それが新型コロナウイルスにも有効なら,マスク,手洗いに加えて,うがい,歯磨きを推奨することで,感染拡大のリスクに加えて,もし無症状・軽症で感染している場合の重症化予防にもなります.

誤嚥に関する情報はこちらを参考にしました.

新型コロナウイルス肺炎は誤嚥性肺炎だった? (川崎高津診療所)

さらに元の論文はこれらしいです(よく読んでいません😓).

Cell: SARS-CoV-2 Reverse Genetics Reveals a Variable Infection Gradient in the Respiratory Tract, Y. J. Hou et al.

また,脳卒中を経験した人が誤嚥を起こすリスクは高く,そのため新型コロナウイルスの重症化リスクも高くなることが理解できます.

脳卒中(脳梗塞・脳出血)を経験した方へ 新型コロナウイルスについて医師が伝えたいこと (NHK)

4年に一度しか誕生日が来ない人も毎年歳を取る

ようやく暑い夏がやってきました.個人的には天候不順と言われようと寒い夏のほうが好きです.暑い夏は絶対に寿命を縮めています.

夏になると夏休みや小学校の頃全般を思い出します.担任の先生が出張か休みの時,どういう立場の先生か全く忘れましたが,何日か担当してくれることになり,「私は4年にひとつしか歳を取らないから○○歳です」って自己紹介したのをよく覚えています.閏年の2月29日生まれというわけです.

雑学好きには常識ですが,こういうことを言い出す人がいないように,法律で,誕生日の前日に歳を取るように決まっているわけです.その副作用として,4月1日生まれの子は,前の年度に組み入れられてしまうわけです.4月生まれなのに理不尽にも早生まれとして前の学年に入れられた人たちは,2月29日に生まれて,4年にひとつしか歳を取らないとほざいている人たちを恨んでください.