物価高騰で年金生活モデル崩壊

元サラリーマンの夫と専業主夫の妻の厚生年金+国民年金で老後暮らして行くには+2000万円必要と,当ブログで何度も引用している金融庁の審議会の報告書(2019年6月3日)に記されています.

まあ,2000万円なんて投資でもリバースモーゲージでも自己責任で集めてよって言う与党の考えが背景にあることは明白です.筆者の住むような田舎では住んでいる家を解体して更地にして売っても元が取れませんし,更地にしないと買い手も付きませんから,リバースモーゲージなど夢物語です.

しかも,この報告書のモデルは緩やかな物価上昇とそれに伴う年金スライドという絵に描いた餅が前提です.

現在のように物価が想定外に上昇して,特に生活に欠かせず,節約のしようもないエネルギー費が高騰しては,もはやこのモデルは瓦解したとしか言いようがありません.

これでも与党にすがる人々の気が知れません.