rtspがVLC playerで開けない 〜Python3のライブラリーも遅い〜

Raspberry Pi3 Model B (RPi3B) にRaspberry Pi OSを走らせている環境で,Mplayerを試したところ,遅れがどんどん蓄積していって,ライブの監視が事実上できないので他の方法を探しています.

Pythonのモジュールで監視カメラを見るという面白い試みを見つけ,試してみました.

結論的にはやはり遅れがどんどん蓄積していくので,事実上リアルタイムの監視用途には使えません.

前の記事で引用した,

を参考にしました.というかそのまんまを試しました.

事前の準備としてpip3にて,rtsp, pysimpleguiのインストールに成功しました.

で,おもむろに本体のスクリプトを動かしてみましたが,「cv2がないよ」,「pilがないよ」というエラーが出ました.

Raspberry Pi OSでは,

apt install opencv-python python3-imagetk.pil

が必要です

これだけの追加で見事に動いてくれました.ただし,冒頭に書きましたとおり,遅れが蓄積していくのは,mplayerと同じです.

元の記事では, “pip” ですが,Python2, 3混在のシステム(Slackware😓)を長い間を使ってきているので,明示的に “pip3″としています.Debian / Raspberry Pi OSにはPython2.xはインストールしてないので,pip3とする意味はありませんが,こういうオジ(イ)さん対策のため,pip3が効くようになっています.
やはり,pipと dpkgの混用になりました.

rtspがVLC playerで開けない 〜dpkgとpip〜

コマンドラインの “mplayer” を,Raspberry Pi 3 Model B (RPi3) のRaspberry Pi OS (64bit bullseye)で試しました.

1920×1200のモニターにほぼフルスクリーンで監視カメラのからのライブ動画が表示できます.

しかし,時間がたつのが遅い😓 たちまち数分遅くなって,自分でカメラの撮影範囲に行って戻ってくると,その時の自分の様子を見ることができます💦

どんどん遅れが蓄積していくので,これは監視カメラのモニターとしては使えません.画質を落としてみれば良いのでしょうが,他の方法を先に探ってみます.

そこで検索して見つけたのが,Pythonのライブラリーを使う試みです.

これは,試みとして面白いです.Pythonのライブラリーの実力を試すこともできます.しかし,Debianのようなパッケージマネージャーにガチガチに管理されているシステムで,言語ローカルなパッケージマネージャーである,pipやcpanを使ってよいものか.いつもそこら辺のところを悩みます.

“そこら辺” は,ゆるゆるのSlackwareは気楽でした.

もちろん,DebianでもUbuntuでもManjaroでも,やっちまえばできるんですが,debian教/Ubuntu教/Manjaro教の人たちに許してもらえるのか.

ディスクイメージを保存した上で,pipで荒らしてみるというのが一番正解かもしれません.Pythonのストリーミング動画ライブラリーが,RPi3では使い物にならないということであれば,復元して他の方法をまた探せば良いです.

rtspがVLC playerで開けない 〜解決というか結論〜

Raspberry Pi OSのVLC playerでrtspが開けない問題ですが,話がDebianまで広がったので,検索したら簡単に答えが見つかりました.

要するに,Debianの方針で再生できないようにしているとのことで,バグではありません.

ということで,Debianの方針が変わらない限り,他のDistroを使うか,他のアプリを使うしかなさそうです.

Manjaroの軽いデスクトップのバージョンをインストールしてSDカードベースで使えないか,試してみることにします

追記(2023/10/07)

ffplay (FFMPEG)を使うことでなんとかなりました → Raspberry Pi 3 でRTSPを見る(結論)

追記(2023/11/7)

その後,Raspberry Pi OSのVLCはRTSPを見ることができるようになりました.

と思ったけど,Manjaro ARM64には,Avahi / mdnsが使えないという問題がありました(後注: 解決済みです).