なぜ日本だけ賃金が30年間上がらないのかってバカか

ここ数日,どこのワイドショーを見ても「なぜ日本の賃金だけ上がらないのか」ってやってますが,その30年のほとんどの間,一般労働者の賃金を上げたくない大企業と資本家の利益代表が政権を担ってきているからに決まっているでしょう.

もう一言言えば,誰も責任を取らなかった,住専問題の後遺症でしょう.

一般労働者の賃金が上がらないどころか下がっている間にも,多くの大企業は,過去最高益を更新というニュースがしばしば流れてました.株価が上がり続けていることも,大企業の好調さを表しています.

儲けた分を下請けの中小企業や,その労働者に還元したら,一番ひどい地獄には落ちないで済むよと,そういう人たちに言ってやりたいですな.

物価高騰で年金生活モデル崩壊

元サラリーマンの夫と専業主夫の妻の厚生年金+国民年金で老後暮らして行くには+2000万円必要と,当ブログで何度も引用している金融庁の審議会の報告書(2019年6月3日)に記されています.

まあ,2000万円なんて投資でもリバースモーゲージでも自己責任で集めてよって言う与党の考えが背景にあることは明白です.筆者の住むような田舎では住んでいる家を解体して更地にして売っても元が取れませんし,更地にしないと買い手も付きませんから,リバースモーゲージなど夢物語です.

しかも,この報告書のモデルは緩やかな物価上昇とそれに伴う年金スライドという絵に描いた餅が前提です.

現在のように物価が想定外に上昇して,特に生活に欠かせず,節約のしようもないエネルギー費が高騰しては,もはやこのモデルは瓦解したとしか言いようがありません.

これでも与党にすがる人々の気が知れません.

モスクワにミサイルを撃ち込めないのか

ロシア軍のやっていることは本当に人間性のみじんもなく,侵攻当初から,アパートやショッピングセンター,駅,学校,教会から病院までミサイル攻撃をして,多くの民間人や医療関係者などを殺傷しています.

つい先日も首都キーウのアパートへのミサイル攻撃をして,民間人を殺傷しています.

ロシア軍のキーウのアパートへのミサイル攻撃は許して,その反対はなしなんでしょうか.

ロシア軍って世界最強の軍隊の1つかと思ってましたが,今回の軍事侵攻で露呈したように実は装備は古く,多くの兵士も訓練が不十分な状態です.もしモスクワが四方八方からミサイル攻撃を受けたら,全部は防ぎきれないでしょう.

ここは,「ウクライナとともにある」と言っている国々が,口ばかりではないことを示すため,何十か国かまとめて同時にロシアのどこか目標を定めて “通常ミサイル” で攻撃してはどうでしょう.事後は「ロシアの自作自演」と口裏を合わせればいいです.

一方,「今のウクライナ」は「遠くない将来の日本」の可能性も高いです.軍事力と地政学的なことも考え合わせて,日本に攻撃を仕掛けてくる可能性がある国は,BとRとK(頭文字ではなく,国際符字列)ですね.K(日本のハムは “W” と呼ぶことが多い)にはさんざん尻尾振って言い値で兵器を買ってますし,なんといっても日本はK国の,西の防火壁,防波堤ですから,よほど状況が変わっていきなり攻めてくる可能性は低いと考えてもいいかもしれません.あるとすると,日本がB国の防波堤になった時かもしれません😓

一方,R国は,今回のウクライナ侵攻で解るように,今の大統領であれば,ウクライナの次は,ポーランド,その次はフィンランドかリトアニアか日本である可能性がかなりあると思います.それまで命が続かないことを心から願います.

そうした危機感を背景に,威勢の良い党が軍事費を倍増しようなんていって今回の参議院選挙に臨んでいますが,軍事費を倍増したくらいで大丈夫でしょうか.それくらいのことでキーウの高層アパートにミサイルが撃ち込まれたようなことは,東京の高層ビルでは防げるとでもいうのでしょうか.

たぶん,軍事費を今より一桁増やしたところで,民間施設へのミサイル攻撃のような非道な攻撃は防げないでしょう.また,そもそもこちらの軍人たち(自衛隊幹部や与党の軍事族)も,民間施設の防衛なんか考えているはずありません.

批判しても聞く耳持たない相手を批判するだけでは,許しているようなもんでしょう.
GDPの10%≅国の一般会計の50%😓