プロバイダー変更

ようやくこの3月で,今のプロバイダーの3年縛りが終わりました.以降はいつ解約しても違約金がない契約です.

今のプロバイダーは本当に災難というか,天災というか,地獄というか,人類最後の日というか,例えようのないほどひどいです.

これは,典型的な宵の口のスピードです.いくらベストエフォートとはいえ,1Gbpsの契約で100Mbpsのスピードしか出ていません.

家族からは当初から非難の嵐でしたが,実は,筆者自身はスピードのことはそれほど致命的とは考えていませんでした.

何が天災かっていうと,それは,IPv6のサポートの酷さです.IPv6対応ということになっていますが,使い物になりませんでした.

その地獄から抜け出すべく,新しいプロバイダーに申し込みました.宅内工事は,この金曜日に行われる予定です.

で,今までの感じで行けば,その日のうちに開通なはずなんですが,もらった資料によれば,宅内工事から開通まで,1〜5か月とあります.

なんてことでしょう.ただ,まだプロバイダーから,具体的な話は何もないのでどう展開するか不明です.

独裁者一人の命と数万人の人々の命,数億人の人々の生活

タイトルのまんまなんですが,頭のおかしい独裁者を排除できないものでしょうか.

国のトップの頭がおかしくなっても,大したことができないように権力を集中させないというのが,それぞれの国の選挙民の最重要な使命でしょう.

国民に事実上自由で公正な選挙の権利がないような国々ではどうしようもないともいえ,そういう国々で自由のために戦っている人々の苦難は計り知れません.そういう意味では,投票行動で権力者にノーという機会があるのは幸せかもしれません.

Manjaro ARM復活

RaspberryPi OS以外のARMのLinux distroでMozcは使えますよね,あ,でも実例が示せない,ということで久しぶりにManjaro ARMをインストールしてみました.サーバーの予備機の位置づけのRaspberry Pi 4 RAM 4GB (RPi4 4G)です.

しかし,新規インストールからどうやってもMozcが使えません.昔の下卑た言い方でいうと「やきが回った」ようです😓 省略しますがいろいろやりました.fcitx (古いversion4のほう)も,fcitx5も試しましたが,動いてくれません

また,けしからんことにjoeがなくて,ネットで調べるとしばらくupdateされていないから,去年のいつか,Manjaroから削除されてしまったそうです.

記憶が正しければ,去年まではMozcが使えていたはずなので,どこかに去年いじっていたManjaro ARMのバックアップはないかなとあまり期待しないで探したらありました.2021年3月23日のものです.

SSDのvfatパーティションに/bootの内容を,残りをext4のパーティションにrsyncに–deleteオプションを付けてコピーしました.

RPi4 4GにSSDをつないで起動すると,ちゃんとManjaroのログイン画面まで進みます.たいしたもんです.

しかし,ここから先が苦難の道です.わずか1年3か月前の状態なのに,GUIのupdaterではupdateできません.

あちこちを参照して,まず(以下全てroot権限),

pacman-mirrors -f

をしました.これは成功しますが,その後のupdateではエラーが出ます.エラーメッセージにlibcanberraとlibcanberra-pulseがなんだかんだ言うので,その2つを,

pacman -R libcanberra libcanberra-pulse

で削除しました.よく見ませんでしたが,依存性のあるたくさんのパッケージが削除されました.それでも,次に,

pacman -Syyu

をしたら,今度は成功します.起動するとシンプルなグリーターが出ますが,パスワードを入力してリターンしても先に進みません.

そこでさらにあちこちの情報を参照したりしなかったりして,以下のパッケージをインストールしたり削除したりまたインストールしたりしました.

  • gnome
  • gdm
  • sddm

最終的には,gnomeとgdmは削除して,

ここら辺の記事を参考に,sddmとkdeのパッケージについて再インストールしたところ,無事KDE plasma desktopが起動するようになりました.

ここまで何とか来ましたが,マウスポインターの動きが遅くて使い物にならなくなりました.これは “known issue”だそうです.

要は,/boot/config.txtの dtoverlay=vc4-fkms-v3ddtoverlay=vc4-kms-v3d-pi4 に書き換えればよいです.

Mozcもjoeも使えます.あちこち壊れている可能性もありますが,updaterは “Up to date” といいます.

やっぱりバックアップは取っとくもんです.

復活させたManjaro ARMでは,fcitx5がインストールされ,機能しています.
Powered USB HUB経由.SSDをRPi4 4G本体直結ではブートしません.
libcanberraとlibcanberra-pulseは,update完了後に再インストールしておきました.何に使うかよくわかりませんが😓

SlackwareARM 15でMozcはNG

ついでに,SlackwareARM 15でも,fcitx-mozcのbuildを試してみました.下準備としてのzinniaは難なくbuild & installできました.

fcitx-mozc本体に関しては,748ステップとかのbuildは完了しますが,そのあとの過程でエラーが出てしまいます.

SlackwareARMでGUIを使うつもりはないのでこれ以上はやめておきます

現在Slackwareをインストールしている唯一の実機(Raspberry Pi4).
あとで,うんと暇になったら,もう少しちゃんとしたレポートを書くかもしれません.

Slackware 15でMozcは,〇32bit, ×64bit

2023/08/22の注: 後にfcitx5-MozcのSlackbuildsスクリプトがJW(Shinichi Abe)さんにより登録され,64bit環境で使用できることが確認できました

Slackware 14.2用にMozcのビルドスクリプトを作成されたクロさんが,Slackware 15用も作成され,SlackBuildsに登録されていました.

当BLOGにとりとめなく書いてますが,現在Slackwareは,SlackwareARM 15をサーバー用に使用していますが,GUIにいろいろ不具合や不足があるため,CUIで使用しています.

x86用,AMD64用については,つい最近まで15のインストールは試していませんでした.

ふと思って,数日前からSlackware64 15をKVM/QEMUとVMWare Fusionそれぞれの環境にインストールして試しはじめました.

日本語入力は,fcitx-anthyがお仕着せで着いてきますが,やはりMozcをインストールしたいところです.

そこで,SlackBuildsを見ると,Mozcのビルドスクリプトをクロさんが既に用意して下さっていることを知りました.

まず,VMWare Fusionのほうで,

sbopkg -b fcitx-mozc

を実行すると,少々時間はかかりますが,無事ビルドが成功します.そこで,installpkgでできあがったパッケージをインスールしました.

設定については省略しますが,ちゃんと起動して,トレイにMozcのアイコンがでますが,残念ながらキー入力しても,英数キーに対応した半角文字が表示されるのみです

試しに,32bitのオリジナルであるSlackware 15の仮想マシンをKVM/QEMUのほうに仕立てて,fcitx-mozcを同様にインストールすると,ちゃんと使えます.

Slackware 15 (オリジナルの32bit版)では,Mozcは正常に機能する

念のため,KVM/QEMU環境でインストールしたSlackware64 15の方でも試しましたが,同じようにパッケージはできてインストールできて,トレイにアイコンが出ますが,日本語入力はできませんでした.

ということで,64bitについては,ビルドスクリプトに何か64bit用のhackが必要なのでしょう.Slackwareに対する熱量もずいぶん下がってしまいましたし,多少熱量があっても全然解りそうもないので,あきらめます.

SDDMが機能しない,Konquerorなど一部のソフトが動かない.
Slackware 15やSlackware64 15に用意されているFirefox-ESRがなく,Konquerorが動かないことから,使用可能なWebブラウザが存在しない.
細かい話なので省略していますが,zinniaはfcitx-mozcの前にbuild & installしてあります.