Slackware aarch64でいくことに (4)

要領がわかったので,再度インストールしてみることにします.

SDDMは,32bit版でも起動しないので,たぶんなんか開発者の環境と筆者の動作環境に違いがあるのかもしれません.

しかし,KDE Plasma Desktopの設定アプリの不具合はどうしようもないので,再度インストールします.

前回のインストールでは,Slackware aarch64のミラーをソースにし,インストール先をSDカードとしたため,ダウンロードにも書き込みにも時間がかかり,眺めていることができず,就寝してしまいました.したがって,寝ている間になにか予期せぬことがおきた可能性が否定できません.

今度はSlackware aarch64のミラーサイトからwgetでパッケージを全部ダウロードして,家庭内LAN内のサーバーに書き込んで,FTPでつないでインストールします.インストール先も最初からSSDとします.

あとはお茶でも飲みながらインストールの進行状況を眺めることにします.

結局はどんなdistroでも一発で気に入ったようにインストール完了とはいかないので,最初からwgetしておけばよかったです.

Slackware aarch64でいくことに (3)

昨日(2024年2月29日),SARPIのサイトをのぞいてみると新しいKernelとインストーラーがあるので試してみました.

見事Kernelはbootして,見慣れたSlackwareのsetup待ちの画面になりましたのでsetupをはじめました.とりあえず起動に使用したSDカードをext4のルートパーティションとして進めます.

ソースメディアは外部のサイトからのHTTP接続によるダウンロードにしてしまったため,起きているうちに完了は無理と思って,インストールを仕掛けて就寝しました.

朝起きたらパッケージのインストールは無事完了していて,いくつかの設定をして再起動をかけたところ,またインストーラーが動いてしまいました.

ここは,これまでのSlackwareの経験と勘を生かして,SDカードを別のLinuxマシンでちょこちょこっといじったら,見事Slackware Aarch64が起動するようになりました.

しかし,32bit版と同じくSDDMが起動してくれません.startxでKDE Plasma Desktopが起動しましたが,あちこち不具合があって先に進めません.

SDカードでいじるのはスピード的に耐えられないので,SSDにコピーしてもう少しいじってみたいと思います.

2月28日版.ほぼ毎日のように新しい版に更新されているようです.

Slackware aarch64でいくことに (2)

RPi5はNG

今回は珍しく,方針を決めた翌日に着手しました.

しかし,結果は芳しくありません.SARPIのサイトのaarch64用インストーラー26 Feb 24版という一昨日buildされたばかりのものを試しましたが,ブートしません.

イメージのxzを展開しても,zipを展開してDOSパーティションに入れても結果は同じで,USBディバイスの検出まで進みますが,そこから先に進みません.

思っていた以上に手強いです.

RPi4もNG

RPi4 (RAM 4GB)で,RPi4用のインストーラーも試してみました.結果は同じで,USB機器検出の先に進みません.

Slackware aarch64でいくことに (1)

一時はRaspberry Pi OS 64bit (RPiOS 64)にサーバーを移転することを考えて,Raspberry Pi 5 Model B (RPi5) + 1TB SSDでシステムの構築を始めたところです.

しかし,色々いじっている間に考えが変わって,Slackware aarch64 (ARM 64bit)にするか,ということになりました.Slackware aarch64にする最大のメリットは,Slackwareは30年近くいじってきていますので,設定に関するノウハウが蓄積されていることです.設定ファイルをそのまま流用可能な場合も多いです.

問題はSlackware aarch64が正式なdistroではないということです.正式安定版はなく, “current” があるのみです.Slackware ARM 15.0でもsddmが起動しないなどいくつか問題に遭遇していますので,さらに多くの問題があるかもしれません.

チャレンジングですがやってみることにします.

またサーバーのハードウエア自体は速けりゃいいと言うもんでもないので,RPi5でなくRPi4のままで行こうかとも考えています.

それを言ったらSlackware ARMも正式ではないです.

Kernel 6.6.17-v7l-sarpi4に

SARPI4のKernelですが,昨年のはじめに,6.0.14から,6.1.3, 6.1.7にあげてみたところ,システムが不安定になったので,6.0.14のままにとどめていました.

流石に一年も経つので不安定さも解消しただろうと,昨夜最新の6.6.17に上げてみました.

GUI(Xorg)を動かして一晩中防犯カメラからのストリーミングビデオ(RTSP)を表示させて負荷をかけてみましたが,半日経っても問題ないので,多分大丈夫でしょう.

ちなみに,Kernelの最新安定版は6.7.6のようです.6.6.xはlongtermで,最新は6.6.18ですから,SARPI4チームはよくやってくれていると思います.

起動後しばらくしてKernelがエラーを吐いて機能停止したと記憶しています.
2024年2月25日現在.
同じく2024年2月25日現在.