先週のカンブリア宮殿,何となく録画しておいて,日曜日に見ました.表記のQBハウスを展開するキュービーネット株式会社とその社長北野泰男氏が紹介されました.まあ,おもしろかったです.
今やあちこちにあるQBハウスですが,私は2006年の東京勤務時代に何回か利用しただけです.その時の印象は,速くて安くて便利だなと思いましたが,サービスの質とかまでは気にしませんでした.その後は立ち回り先にないので,利用していません.
創業者は拡張第一主義で,現場のことはほとんど顧みなかったため,北野氏が引き継いだ時は人材的にかなりピンチだったようです.なにしろ,1年間の離職率が50%もあったそうです.
北野社長は,人優先(あくまで経営者のいう人優先ですが^^; )で,急展開はせずに,じっくり人を育てながら一緒に成長していく路線に変更したそうです.
海外展開にしても,自分と床屋の関わり合いにしても,自身の海外経験が大きく関わっているようですが,取材スタッフの問題か,村上龍が気がつかなかったのか,掘り下げがなくて残念でした.
北野社長はもと日債銀の銀行マンで,日債銀の経営破綻のときに,キュービーネットの創業者の引きで,移ったらしいです.そこら辺ももう少し詳しく聞きたかったところです.
徹底したデータ管理ということで,例が紹介されていましたが,結局は,できの悪い社員を見つけ出して,再訓練するためのシステム,以上には見えませんでしたが.例の取り上げ方が悪いのか,それとも本当にそれだけのものなのか^^;
いろんなことが盛りだくさんな取材対象を,ひとつの番組として調理しきれていない印象が残りました.