嘘を混ぜるより本当を半分伝える方がまし

トランプやマスクが次から次へとセンセーショナルにいろんな組織や他国のことを言いますが,嘘と事実がごちゃ混ぜになっています.これは,かつてトランプのブレーンであったスティーブ・バノンが伝授した, “Flood the zone” という戦略に基づくようです.バノン曰く,「メディアは愚かで怠惰なので、1度に1つのことにしか集中できない」だそうです.

たしかに,テレビやラジオではニュースの時間帯は決まっていて,注目されているところから大量に情報が出てきては飽和して伝えきれません.

そして,ファクトチェックは1つの言説の真偽を検証するのに膨大な人員と時間を要するので,嘘か本当か解らない(あるいは混ぜこぜにした)情報が次から次へと出てくると,検証の実効性がなくなってしまいます.

そういう意味で,トランプやマスクがわが物としてやりたい放題なXや,再生数がお金になるYouTubeは,少なくとも嘘と本当がごちゃ混ぜだということを念頭に置いて見聞きする必要があります.

一方,既存の大手メディアについては,個人の感想としては,嘘は無視して良いほど少ないが,本当のことのうち国民,消費者にとって重要なことを報じていないと考えています

現時点で,リテラシーのある行動としては,トランプ,マスク,Xの情報,YouTubeの情報は余興としてみる(見たくない人は見ない).大手メディアの情報はいくつかのソースを確認する.特に海外メディアがどう報じているかを見るのがよいと思います.

肝心なことを報じなかった例としてはジャニーズ事件が挙げられるでしょう.他は報じられていないので知りようがない😓

思い出すのは悪いことばかり

料理して具材の焼け具合を見ている時とか平坦な場所で苦もなく草刈りをしている時とか,そんなに集中を要なさいけどあんまり意識的に考えをめぐらせないような状況で,悪いことばっかり思い出してしまいます.

たぶんこれはチコちゃんに叱られるでも以前やっていた,人間の生きる本能に基づいたものなのでしょう.

自分はこの年まで,多少の苦労はしましたが,明日の生活費にも困るというような状況になることはありませんでした.平凡だけと総合的には悪くない人生なはずです.

しかし,意識的に介入せず自由に考えをめぐらせていると,過去の失敗ばかり思い出します.作業をしているからまだ良いですが,そのまま続けたら落ち込んで,精神的によくないと思います.

先日Eテレのチョイスで,「ぽじれん」といってその日の行動を振り返り,良かった点を3つ挙げる練習をする,というのがあり,これはなかなか良さそうだと思いました.

それでさっそく始めたのですが3日続けたものの,そのあとはぽじれんのことすら思い出さなくなってしまいました.文字通り三日坊主になってしまいました.

あんまり面白くはないのです.そんなに毎日ブリリアントなことがあるわけはなく,いつものように〜できたとか,そんなレベルのことしか並べられません.

面白くなくても家の中のあちこちに,「ぽじれん」と貼り紙をして忘れないようにして続けるべきどうか迷います.

年齢は非公開.

アイシー (2)

その後も “アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~” 楽しく見ています.今どきの刑事物のパターンなんでしょうけど,主人公をいびりながらも協力する勝村刑事(演:新納慎也)の存在は個人的には要らないと思うのですが,他は全般悪くないです.

それにしても,初回を見て,この役要るのと疑問に思ったキャリアの刑事瑞江律(演: 柏木 悠)が暴漢に襲われて殉職してしまいました.階級は書いてませんが,キャリアで約一年半の研修は終えているはずですから警部なはずで,殉職となれば2階級あがりますから警視正ですね

たぶん,周りの圧力で脚本家は要らないと思いつつも,ねじ込んだのかもしれません.しかし,要らないから殺してしまうとは非情な世界です😓 まるでゴッドファーザー.

全体として笑わない波留も魅力的ですが,その波留をいびる役は見ていて痛いので,脚本家さん,勝村刑事も殉職させてください.

あるいは研修として刑事を経験しているとしたら警部補なので殉職して警視ということかも知れません.

冷凍餃子

もう3年前になりますけど、仲野太賀主演のテレビドラマ「拾われた男」(NHK・ディズニー共同制作) はとても面白いドラマでした。俳優の松尾諭の自伝的なエッセイが原作でそのストーリーも主演の仲野太賀、その奥さん役の伊藤沙莉らの演技もよかったです。

1つだけおかしなシーンがあって、伊藤沙莉が冷凍餃子をフライパンの上でコロコロ転がしながら調理しているのです。時間にしてほんの数秒だと思うんですが、日ごろから冷凍餃子をよく焼いている自分にはそのシーンがしっかり目に留まりました。

俳優たちはともかく、スタッフみな誰も冷凍餃子を焼いたことがないのかなあと思いました。

今日もそうだったんですが、冷凍餃子を焼くたびに思い出します。

そのシーンがドラマ全体の評価を下げるような事は無いですし、むしろ冷凍餃子を焼くたびに思い出すきっかけになっているのでよかったんじゃないかと思います。

PontaWebに “第三者” がログイン

表記のようなメールがPontaWebの認証を司るリクルートから来て,ログイン履歴を調べてみました.

ログが残っている2024年10月から執拗ではなく,数日に一度 “本人確認” という認証方法でPontaWebにアクセスがかけられています.

アクセス元はいろいろなIPアドレスからですが,hostコマンドで確認するとどれもamazonawsです.

さて,これはPontaポイントを確認するロボットだろうと推定しました.

そういうロボットに心当たりはあります.MoneyTreeです

Pontaポイントに関するログインアカウントはリクルートに一本化されたのですが,今回の一件で脆弱性が露見しました.

リクルート本体は2段階認証をしていて,まず不正ログインは有り得ません.一方PontaWebに関しては,リクルート本体と同じID/パスワードを使っての認証が普通で,その場合前述のログイン履歴には「ログイン」と示されます.2段階認証の設定はできません.

本体が2段階認証なのに,子どものサイトが1段階の認証だけというのは何とも心もとないです.

それに加えて,PontaWebには「本人確認」という認証方式があります.これは,ななんと,「パスワードのみ入力する認証方式」だそうです.パスワードには他人との一意性はもとめられていないから違うかも知れませんが,リクルートのサイトにはそのような説明があります.

本体が2段階認証でもこれではどうしようもないなあと思った次第です.

ちなみに,前述のメールの勧めに従ってリクルートのサイトのパスワードを変更したところ,以後PontaWebでの「本人確認」によるログインの成功は記録されていません.

この記事を書いた時点で,PontaはMoneyTreeから削除済みと思っていましたが,後日確認したところ,MoneyTreeに登録したままでした.全く顧みないので削除済みと勘違いしました(2025/03/22記).