内容
Arduinoによるエレキー
Arduinoを使ったエレキーのプロジェクトは,このK3NGのプロジェクトが有名です.WinKeyのエミュレーション,PS/2やUSBのキーボードをつないでタッチキーイングができる,LCDディスプレーが接続できるとうたっていて,魅力的です .
Arduinoのキーヤーですから,パドルや多少のC, R,キーイング用のトランジスタやフォトアイソレーターを付ければそれだけで良いのですが,その辺をキットにしたものも,いくつか売られています.
今回は,ドイツのnanoKeyerを買ってみました.
販売されているキット
nanoKeyer
NanoKeyerのレビューということは,Arduinoによるエレキーのハード部分の評価と言うことになります.いきなりまとめますと,
基板が10x10cmというのは,サイトの写真にある,ドイツで比較的入手しやすいケースを意識してのデザインのようです.日本ではちょうどいい気の利いたケースがないので,秋月のポリカーボネートのケースを買って,詰め込んでみました.しかし,ポリカーボネートの加工性は悪いですね.なかなか削れない^^; CDや防弾ガラスに使われているだけのことはあります .昨日の午後から夜までかかってようやく詰め込むことができました.
ケーシングした結果も,でかすぎです^^;
K3NG
ソフト部分のレビューということになります.まだ,機能を十分に試したわけではありません.
nanoKeyer用のスケッチ は,nanoKeyerのサイトにありますが,もちろん,K3NGのサイトの最新スケッチを使えます.
手打ち
メモリーやPCからの自動操縦によるキーイングでなく,パドルを使って手で打つときの操作感です.私はこれをエレキーについて一番重要視しています.昔のWiki にも書いたのですが,私はIambic Aでしか打てません.今どきはIambic Bがデフォルトなので,一時期かなり時間をかけて,Iambic Bに慣れようとしましたが,結局できませんでした .
K3NGではコマンドモードから簡単にIambic A/Bなどの切り換えができますし,ソース公開ですから,デフォルトのモードも変えられます.
で,しばらくIambic Aで打ってみましたが,あくまで私の打ち方では,Nの短点,Aの長点など,最後に来る長短点が出ないことがあります.自作のPICのエレキー,WinKey, TiCK4などでは,経験ありません.
打っていてかなりストレスになります.
ソースをいじるか,自作のPICのエレキーのソースをArduinoに移植するか,ですね.
WinKey emulation
じつは,WinKeyのエミュレーションが一番の目的なのです.それもN1MMを主に使用しているWindows 8環境で動いてくれることを期待しています.本家のWinKeyは何の問題もなく動いてくれます.
いまのところ,Arduino nano V3.0コンパチ品,nano V3.1正規品,Arduino UNOのどれも成功していません.接続直後にFkey操作でコールサインだけ一回送出できたり,しばらくの間スピードボリュームの変化が反映されますが,すぐに途切れて,N1MMには”No WinKey found”とのメッセージが出ます.
どうも通信機能は全然練れてないようです.
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