親を扶養する義務

子供の頃から親を子が扶養するなんておかしな話だと思っていました.日本では民法でそう決まっているようですが,そのことを習うのは小学校高学年だったでしょうか,中学に入ってからでしょうか.

親が子を扶養するのは当たり前で,法律で決まってなかったとしても自然の摂理です.反対に自然の摂理で親を扶養する動物がいるでしょうか.

また高齢者の多くが「子に迷惑をかけたくない」と口にするのも,子が親を扶養することの不条理さを感じているからだと思います

親を扶養しなければならないとなると,自分の子も親も扶養することになり,経済的にゆとりのない層が増えている現状ではかなり厳しい話です.また,子がない人はどうしろっていうんでしょう.

扶養されることが必要と想定される人は,それまで社会や経済に貢献してきたわけですから,扶養の義務は第一に国にあります.

もちろん親が好きで経済的にも時間的にも体力的にも余裕がある人は面倒を見ればいいですが,今どき親の面倒を見る頃には経済的にも肉体的にも余力がないことのほうが多いですから,共倒れになることは目に見えています.全く現実的でないです.

筆者自身も全く同じ気持ちです.

パナソニック食器洗い機 NP-TH2 トラブル回避法

ちょうど5年前(2019年2月)にわが家で2台め(2代目)となる食器洗い機Panasonic NP-TH2を買いました.初代も同じPanasonicのものでドアを支えるパーツが錆びて朽ちてしまい廃棄としましたが,それまでは故障知らずでかるく5年以上は動いたと記憶しています.

購入したばかりの頃のNP-TH2 (2019年2月撮影)

現用である2代目は買って割と早い時期にトラブルが起きました.運転すると途中で「ピピピピピピピ」といかにも警報音的な音が出て,パネルの操作ボタンを受け付けなくなりました.

最初のトラブルは多分購入してから1年は過ぎていてメーカー保証期間は切れていましたが,販売店の延長保証に入っていて無償で修理をしてもらいました.修理員によるとエラーの原因は「微量な食器洗い機専用でない洗剤が混入するなどして泡がセンサーに着いたため」とのことでした.

以後,食器洗い機に入れる前に食器を予備洗いする場合には食器用洗剤を使わないようになど気をつけましたが,その後も何度も同様のトラブルが起き,2〜3回販売店経由で修理を依頼しました.しかしいずれも修理の日の朝にもう一度動作確認すると直っていて,修理はしないで済ませました.

ところが,昨年末からこのトラブルが頻発して,エラーのあとコンセントからプラグを抜いておいておくと速いときで5分で回復し,遅くても3日で回復するという状況が続きました.動いている時間と動かない時間が半々な感じです.

延長保証もまる5年の2024年2月に切れますので,もう一度修理を依頼して,センサー類をいくつか取り替えてもらいました.しばらくは正常に動いてくれましたが,また2週間位して,ピピピピピピピピのエラーが出て5分から3日で回復するを繰り返すようになりました.

トラブルの真相

色々観察したところ,エラーは「お湯を吸い込みすぎる」ことが原因とわかりました.なぜお湯を吸い込みすぎるかは構造も知りませんし,内部を見ることもできないので解りようがありません.あくまで見える部分の観察結果です.以下お湯を吸い込むことを「吸湯」と記します.

そこで現在行っている回避策は次のような手順によります.

  1. 食器をセットする
  2. 洗剤はセットせず,運転モード “スピーディー” または “1” でスタート
  3. お湯が吸い込まれる音を聞きながら5秒待つ(正確でなくていいです)
  4. 一時停止してから電源をOFFにする(いきなり電源OFFでもいいです)
  5. 数秒待ってから電源をONにして,スタートを押す
  6. 先に吸い込まれたお湯が排出されて,しばらく後に吸湯がはじまります
  7. 約30秒の吸湯ののち,洗浄が始まります
  8. 洗浄はすぐ止まり数秒後にまた洗浄が始まります
  9. 洗浄が再開したところで一時停止を押してドアを開けて洗剤を投入します
  10. ドアを締めてスタートを押してあとは完了を待つ

といった手順です.「排水した直後の吸湯は正常」とするために,5秒ほどお湯を吸い込ませてそれは捨てる形になります.

2024-02-14追記: この方法で洗うようにして一週間経ちますが,トラブルなく洗浄できています.

諸々の観察結果

わが家の給湯システムとNP-TH2の組み合わせでは,初回の吸湯は28〜33秒間が正常範囲です.45秒までならばエラーが出ずに洗浄が行われますがなんかゴボゴボ重たい動作音がします.

45秒を超えると,何も洗浄せずに排水します.このときエラーが出る場合と出ない場合があり,先に洗剤をセットしているとエラーになる確率が高く,その後の復帰も数日かかります.

洗剤がセットされていない場合はエラーになっても5分〜1日以内に回復することが多いです.

また,45秒を超えても50秒以内だとエラーにならずに,お湯を捨ててから正常に運転を続けることがあります.その場合,先にセットされた洗剤の大半はお湯と一緒に捨てられ,洗浄のあとの短いすすぎから続けられるので食器が十分に洗われせん.

最初に来た修理員は洗剤を少なめに使うことを勧めていきましたが,それを真面目に続けたところ,機内の見えるところや修理員しか確認できない隠れたところに油がかなりこびりついた状態になってしまいました.

吸湯の量が守られれば(わが家の条件で30秒前後)多少洗剤を多く入れても問題ありません.しばらく洗剤を多めに入れて洗浄していたら機内のべとつき感が取れて白さが戻りました.

また,洗剤は粉末タイプのほうが断然良いです.特に機内の油の落ちがいいです.液体のほうが使いやすいので家族は液体を使っていますが.

免責事項

この記事を含む当サイトの情報は,あくまで私人である筆者が自分の楽しみのためになんの学術的な裏付けも根拠もなく記述しているものです.

これらの情報を直接的・間接的に利用することによって生じる直接的・間接的損害について筆者は一切責任を負いません.

あとがき

毎回少しお湯を無駄に捨てるのはちょっともったいないと思いますが,手で洗えばあっという間にその捨てられるお湯よりも多くのお湯が費やされますので,このまましばらくNP-TH2を使い続けます.更に短く5秒程度の吸湯でうまく行くか現在検証中です.

あとがき2 (2024/02/10)

事前の吸湯は5秒で安定に動くので本文の記述を修正しました.

内部の湯量を図るためのフロート(浮き)の固着かもしれないなと推測しています.
他のモードでも動作する可能性は高いですが,確認していません.
この一旦止まったところで,エラーの警告音が出てお湯が排出されることがあります.
他で同時にお湯を出していない場合です.他で使っていたらうんと延びます.
当初は “10秒間” 吸湯していました.

誰も納得行かないのに検察国税は納得しているのか

裏金問題です.

原価率の低いおいしい営利活動をして,売上の目標金額を超えた額はどこにも記録しないで納税もせずあるものは机の引き出しに,あるものは銀行口座に入金して保管したそうです.

これ普通の人だったらかなり厳しく責任を追求されましたよね.たとえば,大物プロデューサーだったり,著名中国料理店経営者等々.

手口も金額もわかっているのに何のお咎めなしって,桃太郎侍や破れ奉行に叩き切ってもらいたいものです.悪事を働いている者たちもそれを見逃している役人たちも.

Debian ARM64をManjaro AMD64 (x86_64)で動かす

そう,Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)のKVM/QEMUにて,Debian x86_64を動かしたら,まあ動くには動くけど使い物にはならないという状況でした.

それではx86_64側でARM64のソフトはもう少しましに動かないか試してみました.

x86_64でKVM/QEMUを動かすのは長年Manjaro AMD64でやってきましたから,そこにRPi5のRaspberry Pi OS上で仕立てたDebian ARM64のディスクイメージをコピーして,x86_64をARM64に持ってきたときのようにまじないをかけましたが,動いてくれません.

そこでクリーンインストールをしました.ものすごく時間がかかり,ようやく動くようになりましたが,まあ動くには違いないというレベルです.stressを動かしてCPUの占有率を調べる気にもなりません😥 日本語入力環境まで試していません.

いちおう “About” だけスクリーンショットを撮っておきました.

“Processors” 欄は空白でなく,Cortex-A57をエミュレートしていることがわかります.

Ubuntu ARM64のVM動く

もう,「だったらなんだよ」って聞こえてきそうですが,Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)のKVM/QEMU環境で,Ubuntu ARM64の仮想マシンがめでたく動きました.

CPUは3個割り当てました.UbuntuのサイトにはARM64のDesktop版のインストールイメージが見つからないので,とりあえずServer用イメージから余計なデーモンを追加しないでインストールを行いCUI環境で立ち上がるようにして,

apt install ubuntu-desktop

をして再起動したらGUI環境になりました.最初のうちは起動のたびになんかがクラッシュしたとダイアログが出ましたが,全部Noで答えて使っているうちに,クラッシュの報告もなくなり,安定してきたようです.なぜだか分かりませんが😥

“Settings” 内の “About Ubuntu” は次のように表示されます.

Processorが空欄です😥 問題なく動くので問題ないです.

このあとfcitx5-mozcをインストールして日本語入力もできるようになりました.

ちなみに,stress -c 3 で割り当てたCPU3個に負荷をかけたとき,ホストのCPUは3個がフルになって稼働しています.

左が仮想マシンのgkrellmで表示したCPUの稼働率で,上から3つ目の枠までがフルになっています.右のホストのgkrellmでは切り替わりながら4つのCPUのうち3個がフルになっている様子がわかります.

x86_64のエミュレーションでもこうなってくれればDebian x86_64(AMD64)が4倍速くなるはずです.

さて,Ubuntuの仮想マシンが使い物になるかどうかっていう総合評価ですが,Raspberry Pi 4 Model B (RPi4)やRPi5でホストOSとしてUbuntuを動かしたことがないので正確には言えませんが,今回インストールしたUbuntu ARM64の仮想マシンの体感速度と以前から試しているDebian ARM64の仮想マシンと実機の比較からして,Ubuntu ARM64もRPi4のホストOSとして動かすよりRPi5の仮想マシンのほうが速いのではないかと推定されます.安定性はまだ分かりませんが,スピード的には「使えなくない」レベルと思います.

よほどUbuntuが好きな人には,ネット情報を探してUbuntuをRPi4/5のホストOSとしてインストールするのがベターと思います.

まあ仮想マシン遊び(箱庭)が好きな人の作ってはいずれ消す箱庭の一つとするには良い景色と思います.

3個ではたしてsymmetricといえるのだろうか😥