コンビニの深夜営業を是認する異常な人々

大きな話題になり,社長の交代まで波及した,セブンイレブンの24時間営業拒否店舗の案件に関連して,マスコミは街行く人に,コンビニの深夜営業や24時間営業の是非についてインタビューすると,まず最初に紹介されるのが,深夜営業がなくなると困る,という意見です.

何人かの意見を紹介する場合も,深夜にコンビニが営業していると良いという意見がたいてい半数かそれ以上です.

うちの近所のスーパーの1つが10時開店で,さすがに他のスーパー並みに9時開店にして欲しいと思ったことはありますが,コンビニとは言え,午前0時〜6時の間の営業に必要性を感じたこと,というか,利用したことは記憶の限りありません.

ただし,海外に行って,時差の影響で変な時間に目覚めて,現地のその時間帯にコンビニやスーパーで買い物をしたことはあります^^;

インタビューの話に戻りますが,深夜に営業している方が良いという人も,そのニュアンスをよく吟味してみると,いざというとき,深夜に開いている方が安心だ,と取れるものが少なくありません.そりゃ,長い人生,まれには深夜に利用したいということが,あるかもしれないけど,そんな何年かに1度あるかないかの「安心」のために開いていて欲しいなんていうのが,きつい深夜労働を強要する合理的な理由になるでしょうか.

良識ある人なら,「そりゃいつでも開いていれば安心感はあるけど,厳しい深夜労働をする人のことを思えば,深夜に営業していなくても大丈夫」と答えるでしょう.

なぜ,NHKをはじめとするマスコミが,コンビニの深夜営業を是認する意見が多いような印象操作をするのか理解に苦しみます.