二間瀬敏史「時間旅行は可能か」

タイムマシンの話ということなのですが,エンジニアリング・メカニカルな話はゼロです.ですから,タイムマシンとは言わず「時間旅行…」というタイトルにしているのだと思います.

ひとことで言えば,今日的な物理学に照らして、時間旅行が可能だとしたら、ワームホールを利用することになるが、ワームホールの性質や,エントロピー増大の観点からダメでしょうというものです。

高校生以上で,物理に興味のある人なら読める本だと思います.また,特別つまらないというものではありませんが,前述の様に,具体的な話がありません.

まあ,タイムマシンとはそれだけのものなのかも知れませんが,「錬金術」のように,タイムマシンを研究・開発した山師たちのエセ科学史的ものがあれば,おもしろかったかもしれません.二間瀬敏史_時間旅行は可能か

2 thoughts on “二間瀬敏史「時間旅行は可能か」”

  1. 去年話題になったC・ノーランの映画「インターステラー」ではワームホールを使って惑星間移動を行う、という設定でした。負のエネルギーを使うと理論的にはできるそうな^^; ワームホールの映像も物理計算で得られたものが使われていたんだそうです。
    この映画、一見SFの体裁を取っていますが、実は父娘の「セカイ系」映画です。結構面白かったのでDVDも買ってみたいと思います。

    1. JF1DIRさん,コメントありがとうございます.
      機会があったら,インターステラー見てみたいと思います.
      録画機に”インターステラー”を登録しておきます^^;

Comments are closed.