Venturaの不具合 (2)

macOS 13 VenturaではWacomタブレットのドライバーが対応していない他,ログインする度に,「バックグラウンド項目 “VMWare Inc.”を追加しました」という通知が出ます.消しゃ良いだけの話ですが,あんまりうれしくありません.VMWare以外にもいろいろある様なので,次のbugfixで直るんじゃないかと思います.

もう一点,これはより深刻かもしれません.MacPortsは動いているmacOSを選り好みすることは前から解っていて,今回もmacOS 13用のinstallerをダウンロードして既存のインストール状態に上書きインストールをかけました.このあと

port slefupdate

は成功しましたが,

port upgrade outdated

では,Xcodeが14.1でなければならないのに14.0.1だよとメッセージが出て何にもしてくれません.

ところがどっこい,14.1というのは,まだRC2で正式リリースはされていません.それでも,ここまで来ちゃったからしょうがないので,RC2をダウンロードしてインストールを試みました.また,正式版と違って “xip” なんていう拡張子です.

ダブルクリックすると “Xcode.app” がちゃんとできます.けっこう時間がかかって,はじめてCPUの占有率が1000%を越えるのを見ました(定常的ではなくて数回でしたが).展開が終わったら,/Applicationsの古いXcode.appと差し替えて一度起動して落ち着いてから再度,

port upgrade outdated

を実行したらすすみました.今,いつまでかかるか解らないのを待ちながらこの記事の追記をしていました.

root権限にて.以下同じ.
AUHelperServiceというタスクです.ハードウェアは6-core 12-threadのMac miniです.

Ventura (macOS 13) でひどい目に

macOS 13 Venturaがリリースされたので,試しにMacbookでupgradeをかけました.もちろん,これまでupgradeではさんざんひどい目に遭ってきたので,直前にディスクをクローニングしました.

新OS Ventura (macOS 13)で最初に起動したとき,いつものupgrade直後のようにいくつかの拡張機能がはじかれました.

それとは別に,ATOKのなんとかかんとかが使えない旨のメッセージが出ます.仕方ないので,環境設定のキーボード設定からmacOSお仕着せの日本語入力に切り替え,ATOKのサイトに行ったら,macOS 13用のupdateがありました.ATOKのメニューからupdateはできないのでインストーラーをダウンロードしてインストールしたら問題なくATOKが使える様になりました.

Mac miniではMacbookの失敗を踏まえて,まずATOKのメニューからupdateをかけました.その後Venturaにupgradeしましたが,いくつかの機能拡張が使えないに加えてWACOMのなんとかかんとかが使用できない旨のダイアログが出て,OKを押しても繰り返し出ます.

仕方ないので当該のソフトを削除したら,ダイアログの無限ループは収まりましたが,当然WACOMタブレットは使えません.

WACOMのサイトのドライバーのページを見ても,最終updateは2022年10月12日とかで,macOS 13については全く触れられていません

ということで,選択肢はしばらくタブレットを使わずにがまんするか,macOS 12に戻すかです.

Mac miniも当然upgrade直前の状態で外部ディスクにクローニングしてありますが,macOSは根性悪で,古いOSのインストーラーを起動することができません.しょうがないので,

に習って,起動用ドライブをUSBメモリーに作りました.しかし,KVMスイッチ経由でつないでいるキーボードのオプションキーを起動時に押しても効かず,内蔵SSDからVenturaが起動してしまいます

しばらくWACOMタブレットを使わないで耐えることにします.

それと,長年変更がなくすっかり慣れきってしまったシステム設定のUIガ変わって,慣れるのに時間がかかりそうです.

2022年10月27日(木)現在.
後でキーボードをMac miniに直接つないで,Optionキー押し下げにより起動ディスク選択画面が出ることを確認しました.
旧システム環境設定.

一時的にWebサーバー止まります

当Webサーバーを入れているケースのクーリングファンが止まってしまいました.他のケースと入れ替えるので,7月30日のいずれかの時間帯に30分程度停止します.

追記: 作業は既に完了

見込みの30分を少々超過しましたが,作業は既に完了しています.

2022年7月30日(土) 18:55 記

よくあるベアリングの不良と思われます.

仮想マシンもネットが速い

LinuxのKVM/QEMUはよくできた仮想マシン環境だと思います.仮想マシン(Manjaro AMD64のlibvirt / KVM / QEMUの環境)でiNoniusのスピードテストをすると,この結果です.ゲスト(仮想マシン)は,Ubuntu x86_64です.

一方,macOSのVMWare Fusionではこのスピードです.こちらもゲストはUbuntu X86_64です.

問題としては,どちらもIPv6に対応してない点です.これは,3年前までのIPv6環境でも認識していて,多少調べたり試したりしましたが,全く力及ばずでした.

RPi3でRTSPを見る: Reboot 1

まとめページ

なんか,これまでの取り組みに大きな見落としや大きな勘違いがあったようなので,もう一度最初からやります.

とはいえ,今まで得た知見で有効なものは利用します.

目標は,死蔵しているRaspberry Pi 3 Model BおよびB+(RPi3, RPi3+)で,監視カメラからのストリーミング映像(rtsp)を常時見ることができるようにして,モニターとして活用することです.

Debian / Raspberry Pi OS / Ubuntu提供のVLCはRTSPを見ることができない

これは確実です.ネットの複数の情報で裏が取れますし,複数の実機と仮想マシン(x86_64, ARM)で試して全部同じ結果でした.

もし,Raspberry Pi OS(RPOS)のVLCがrtsp視聴を不可としていなければ,ずいぶん楽だったと思います.

Raspberry Pi 4 Model B (RPi4)では楽勝

Manjaro x86_64のVLCでは問題なくrtsp視聴可能です.古いCore i7のデスクトップ機で, “top” で見ると,CPUの占有率は画面のサイズを1/4からフルスクリーンに変えても,2%程度です.これは,Mac mini (2018 Core i7 6core)では,5〜9%です.

少し前から,RPi4 (RAM 4GB)でManjaro ARMを評価してます😓 デスクトップはお気に入りのKDE Plasma Desktopです.VLCをパッケージマネージャーでインストールして起動すると,ストリーミング画像を問題なく見ることができます.ただし,CPUの占有率は60〜90%です.

RPi4は,RPi3(+)に比べて3倍くらいパフォーマンスが良いと記憶していますから,RPi3(+)で動かすと占有率が200%を越える可能性があります.そんな条件で動作可能なのかどうなのかです.

RPi3(+)にKDEは無理

後(2022/08/11)の注: RPi3(+) RAM 1GBで,KDE Plasma Desktopの動作は可能です.

手持ちのRPi3, RPi3+はどちらも主記憶が1GB で,たぶんそれぞれのシリーズで最大と思います.しかしこれではKDE Plasma Desktopは無理です.

これは,あとで再現できないので,夢を見ていたのかもしれませんが😓,RPi4でルートにしているSSDに,RPi3+のRPOSのkernel モジュールをディレクトリーごとコピーして,そのRPOSの/boot/cmdline.txtを編集してSSDのManjaroパーティションをルートに指定してRPi3+の起動に成功したことがあります.結局,ログインしてもデスクトップがいつまでもちゃんと表示されず,KDE Plasma Desktopは無理と判断しました.

このあといろいろ勘違いなどに基づく遠回りがありましたが,現在の認識では,Manjaro ARM xfceのRPi4用のインストールイメージをSDカードに焼いて,RPi3(+)で起動してセッティングができます

Manjaro ARM xfceのインストーラーの起動画面.この記号か字化けか解らない表示のあと,画面の左上隅にカーソルが出て点滅し,しばらくして点滅が止まり,そのあと数分間そのままの状態が続きます.

インストール後,Wi-Fiの設定をし,sudo pacman -Syuを実行してシステムをup-to-dateにしてから,VLCをインストールします.xfceには慣れてないので,GUIからインストーラーを見つけるのがめんどうで,コンソールから, pamac-manager &で起動しました.VLCで検索すると簡単に見つかります.

インストーラーは,たくさんの機能拡張について,どれを使うか聞いてきますが,どれがrtspに関係あるか解らないので全部選択しました

これでインストール完了を待つのはかなり時間がかかるので,たいていほったらかしますが,少し時間が経ってから見ると,画面が消えていて手も足も出ません.

ただし,システムは活きているので,事前に調べておいたIPアドレスに他のマシンからsshでつなぎます

リブートしても画面は復活しないので,topコマンドでpamacがおとなしくなっていることを確認して,poweroffコマンドを実行してしばらくしてから電源を切り,また投入します.

この画面が消えるのは,チップの温度上昇によるものか,スクリーンロックの不具合によるのか現時点では解りませんが,たぶん前者だと思います.

RPi3(+)で,Manjaro ARM xfceを起動し,ログインすると主記憶1GBに対して,zramが1.3GBデフォルトで設定されていて,ここはいじる必要はありません.

デスクトップが表示されて落ち着いた時点で,CPUの温度はRPi3+で80℃弱,RPi3では80℃を少し越えています.

ということで,動作限界温度85℃までほとんどマージンがありません.

それでもRPi3+では,ぎりぎり85℃すれすれでVLCによるストリーミング画像表示ができます.CPUの負荷は200%を越えています.VLCはよくできています.

一方のRPi3では,VLCでストリーミング画像の表示を開始すると,しばしば画面が黒一色の何も表示しない状態になります.85℃を超えているのだと思います

RPi3もRPi3+もCPUなどのチップにフィンは付けてありますが,自然空冷でやっています.強制空冷しないと安定動作は無理だと思います.

Aliexpressあたりで,安い強制空冷のケースを探してみることにします.

RPi3でRTSPを見る: Rebootシリーズ

“debian vlc disables rtsp” などでネット検索してみてください.
ManjaroもDebianもSlackwareもKDE Plasma Desktopにしているので,使い勝手は共通で便利です.
pacmanだったり,pamacだったり😓
2022年7月9日(土)現在.
インストールイメージで起動すると,途中で左上にカーソルが表示され,最初は点滅しますが,それがつきっぱなしになって数分間何の変化もありません.ここで,「RPi4用のインストールイメージではRPi3(+)は起動しない」と判断したのかもしれません.
ただし,なんとかintelなんとかを選択するとエラーになってしまうので,それだけ外しました.
残念ながら,Manjaro ARMのAvahi / Zero-conf / Bonjourが機能しない問題は解決できていません(後に解決しました).
pamac-managerやpamac-daemon.
gkrellmも見えないので,温度が解りません.