Manjaro (5) 中間報告

もう試さないと言いながら,AMD64 (x86_64)の仮想マシンをもう一度仕立ててみようとしました.あまり行きつ戻りつしないように気をつけたのですが,Mozcのインストールはできて動きましたが(fcitx5-mozc),キー配列がうまく合わず,かな入力で一部の文字が入らず,使い物になりませんでした.

なにかの設定を間違えているとは思うのですが,これ以上は 追求しないことにします.

しかし,ManjaroというかArch Linuxはすごいですね.Gentoo PRi4のWikiの「何でもできる」を信じて着手したものの実はなんにもできず困り果てたのとは違い,Manjaroでは,AMD64 でできることはARM64 (aarch64)でもたいていできます(当社調べ).Mozcはもとより,Firefox, Thunderbirdもちゃんとフルスペックのものが動くし,なんたって,KVM/QEMU, libvirt, Virt-Mangerも動きます.しかも,AMD64のエミュレーションもできます.ちゃんと,Freedosを起動できました.

もちろん,Raspberry Pi 4 Model B (RPi4)には,Raspberry Pi OSがありますが,Plasma (KDE)を使いたい人には,Manjaro ARM64 は,一度試す価値があるんじゃないでしょうか.

Manjaro AMD64のインストーラーも動きますが,インストールするには宇宙的な時間がかかりそうなのでやめておきました.

→ 画像の拡大表示

libvirt: monolithic vs modular

libvirt(d)のドキュメントなどを少し読んでます.

もともとlibvirtdは,1つのデーモンで何でもこなすようになっていたようですが,最近では,機能別にモジュール化したデーモンを使う方向に移行しているそうです.

QEMUをhypervisorとするときの担当daemonは,virtqemudだということです.Gentoo(AMD64)の/usr/sbinを覗くと,

ls -l /usr/sbin/virt*
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtinterfaced
-rwxr-xr-x 1 root root  81272 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtlockd
-rwxr-xr-x 1 root root  81080 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtlogd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnetworkd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnodedevd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnwfilterd
-rwxr-xr-x 1 root root 486616 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtproxyd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtqemud
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtsecretd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtstoraged

てな具合です.一方,macOSでは,

ls -l /opt/local/sbin/virt*
-rwxr-xr-x 1 root admin 79152 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtlockd
-rwxr-xr-x 1 root admin 80424 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtlogd
-rwxr-xr-x 1 root admin 439400 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtproxyd
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtsecretd
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtstoraged
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtvboxd

です.virtqemudやvirtnetworkdなどがありません.当然,同時にbuildされた,monolithicなlibvirtdにも,virtqemudなどの機能は含まれていないと想像できます.

macOSで,KVMが機能しないのは解りますが,QEMUも動かないんでしょうか.かつて,Qという,QEMUのアプリがありましたからそうではないと思います.が,MacPortsの中身がさっぱり解らないので,お手上げです.

VirtualBoxは削除

ちなみに,VirtualBoxで動くGentooは,あいかわらずSegfault乱発で,まともに動いてくれないので,削除しました.

MacでQEMUは難航

MacPortsもなんにも知らないで使ってきたのですが,GentooのUSEflagに似たような,Variantというのがあるのを知りました.

MacPortsでは,理由は知りませんが,Apple謹製のXQuartzに変えて,MacPortsによるXorgの移植品を使う方向に切り替えつつあるようです(当社調べ).

で,どうも,Virt-Managerに関連したソフトの一つが,もはやXQuartzをサポートせず,Xorgのみに対応しているようです.そこで,

/opt/local/etc/macports/variants.conf

に,なんやかんや書くようなのですが,どうしたわけか,記憶と実態とが違っているので,中身を掲載するのはやめます(あとで,はっきり理由がわかったら掲載します).

で,なんやかんや書いて,virt-managerまでbuildできて動くのですが,libvirtdを動かしているにもかかわらず,virt-managerで接続しようとしても,繋がりません.

macOSで,virsh uriをroot権限で実行すると,

virsh uri
error: failed to connect to the hypervisor
error: internal error: Failed to create vbox driver object.

という具合にエラーになります.Gentooの実マシンで同様にvirsh uriを実行すると,

virsh uri
qemu:///system

と,教科書通りに出ます.

virsh -Vは,macOSでは,

virsh -V
Virsh command line tool of libvirt 6.6.0
See web site at https://libvirt.org/

Compiled with support for:
Hypervisors: VMware VirtualBox ESX Test
Networking: Remote
Storage: Dir
Miscellaneous: Daemon Secrets Debug Readline

となり,一方Gentooの実マシンは,

virsh -V
Virsh command line tool of libvirt 6.8.0
See web site at https://libvirt.org/

Compiled with support for:
Hypervisors: QEMU/KVM VMware ESX Test
Networking: Remote Network Bridging Interface udev Nwfilter VirtualPort
Storage: Dir Filesystem SCSI
Miscellaneous: Daemon Nodedev Secrets Debug Readline

大きな違いは,MacPort (macOS)のほうは,HypervisorsにQEMUが含まれていないことでしょう.

これが,virsh uriでエラーになり,virt-managerが接続できない原因でしょう.

さて,どうしていいか,さっぱりわからない😥

いろいろ扱いにくいんでしょうね.知らんけど.

Gentoo (35) macOSでQEMU/Virt-Manager

仮想マシンのほうがなかなからちがあきません.まともに動くのがありません.

Linux + QEMU/libvirt/Virt-Manger

仮想マシン自体の動作には全く問題がありませんが,Virt-mangerのバグのため,スナップショットのマネージメントができません

macOS + VMWare Fusion

画面の解像度が800×600でしか動きません

macOS + VirtualBox

CPUの温度が上がったり,全く原因不明だったりしますが,segmentation fault (segfault)が頻発して,使い物になりません.


そこで考えたのですが,macOSでQEMU,libvirt,Virt-Mangerをインストールできないかということです.利用しているMacPortsには,一通りそろっています.

QEMUとlibvirtは問題なくintallできましたが,Virt-mangerはNGです.バグのようです.

#62064 assigned defect

virt-manager @2.2.1_3+x11 Configure error – build failure: “gtksourceview4 must be installed with +x11 and without +quartz”

このバグか解消されるのを気長に待ちましょう.

Gentoo (34) VM絶滅

仮想マシン(AMD64.以下 “VM”)がことごとく壊れてしまいました.リアルのマシン(Main Linux Workstation,以下 “WS”)も1度壊れて,バックアップから復元していますので,全く扱いにくいdistroです.

仮想マシンに関しては,あいかわらずVirtualBoxが不安定で,起動後いきなり落ちるようなエラーが出て,ホストマシンのMacを再起動すると直るような場合はVirtalBoxの責任だと解りますが,そうでないエラーではホスト(VirtalBox)が悪いのかゲスト(VMのGentoo)が悪いのかよく解りません.

WSの破損時も大昔にリバートしなければならなくなって懲りたので,毎日バックアップを取ることにしました.

仮想マシンは,Mac miniのVMWareとVirtualBox,MacbookのVirtualBoxの3つを飼っています(が壊滅状態😓).頃合いを見て,リアルマシンからクローニングすることにします.

追記

Mac miniのVMWareで飼っているGentoo AMD64 (x86_64)のVMは,少し前のsnapshotから復元することで,なんとかemergeも機能するようになったので,OKのようです.

残る問題のVMは,2台のMacでそれぞれ飼っているVirtualBoxのVMです.