Debian実マシンをぶっ壊す (3) いちおう復旧

もとの実マシンでなく仮想マシンから持ってきたので,厳密な意味での “復旧” ではありません.しかし,Debianの実マシンが復活したので,広い意味での復旧ということにします

結局最終的に成功したのは,Manjaroの実マシンにDebianのパーティションを適当な場所(たとえば/mnt/hd)にマウントして,

root #mount --types proc /proc /mnt/hd/proc
root #mount --rbind /sys /mnt/hd/sys
root #mount --make-rslave /mnt/hd/sys
root #mount --rbind /dev /mnt/hd/dev
root #mount --make-rslave /mnt/hd/dev
root #mount --bind /run /mnt/hd/run
root #mount --make-slave /mnt/hd/run 

という具合にお膳立てしてから,

root #chroot /mnt/hd /bin/bash
root #source /etc/profile
root #export PS1="(chroot) ${PS1}"

として,さらにDebian実マシン用のEFIにしている/dev/sda1を/boot/efiにマウントしてから,UEFI+Grub2の手順にしたがって,EFIとGrubをインストールしました.

一年前の実マシンのバックアップからの復旧も試してみます.

このページの内容は固定ページに収録します.

利用した仮想マシンはもともと実マシンのクローンとして作成したので “復元” に近いといえます.

Debian実マシンをぶっ壊す (2) 進展なし

昨夜も2時間ほどあがきましたが進展なしです.

まずはぶっ壊したパーティションに,生きているDebian AMD64 bookworm (12.1)の仮想マシンの仮想ディスクの内容をコピーしました.これは内容量があまり多くなかったこともあり思ったより短時間ですみました.

引き続き自分で書いたメモに従い,DebianのインストールDVDイメージをUSBメモリーに焼いてレスキューモードからターゲットパーティションをchrootでマウントするという手軽な方法をとりましたが,それから先が進みません.EFIの設定もGrubの設定もエラーが出てできません.

お手軽なchrootがいけないのかもしれないので,手で設定してからchrootするManjaroの方法を今夜試してみます.

厳密には,空いている手頃なUSBメモリーがなかったので,16GBのSDカードに焼いて,USB-SDカードアダプターに差しました.

Debian実マシンをぶっ壊す

昨夜,なんにもしてないのにDebianの実マシンを壊してしまいました

Debianの新しい安定リリースbookwormが6月にリリースされていたのに今頃気が付き,まずは仮想マシンからupgradeしてみました.Debianの仮想マシンはAMD64版とx86 32bit版の2つを飼っていて,特になんにも考えず,/etc/apt/sources.list内のbullseyebookwormに書き換えて,apt update; apt upgrade; apt full-upgradeや,apt autoclean; apt autoremoveをしたらbookwormになりました.

楽勝だったので実マシンもupgradeすることにしましたが,かけがえのない実マシンなのでより慎重にとsources.listを書き換える前にapt update; apt upgrade; apt autoclean; apt autoremoveをしてから,sources.listを書き換え,仮想マシンと同じ手順を施しましたが,ぶっ壊れて再起動しなくなりました.updateの過程でファイル関係のエラーメッセージが出ていたようですが,気にせずやったのが良くなかったようで,Manjaroを起動して,Debianのrootパーティションをfsckすると,修復不能と出ました😓

これはいったんパーティションをフォーマットし直すしかないので,バックアップを確認すると,ちょうど一年前の7月のものが最新でした😓 それでも動かないのではしょうがないので,パーティションをフォーマットしてからrsyncで1年前のバックアップをコピーバックしました.

しかし,grubの設定の仕方をすっかり忘れてしまい,昨夜のうちには起動できませんでした.

自分の記録を見ると,インストール用DVDイメージからレスキューモードでgrubの設定をするようです.一年前のDVDイメージを探すのも面倒なので,bookwormにupgradeできた仮想マシンのディスクイメージをDebianのパーティションにコピーして, 最新のDVDイメージからrescueすることにします.この仮想マシンはもともと実マシンから移転したものです.

まあバックアップの意味もあって仮想マシンを飼っているわけです.ただし,仮想マシンの仮想ディスクからコピーバックするのはかなり時間がかかります.今回実マシンの復元に成功したら,今後はまめにバックアップを取ることにします.

なんにもしてないのに壊れるわけはなく,厳密に言えば,「何も悪いことはしてないのに…」です.世の中に蔓延する「何もしてないのに壊れた」も,責任逃れのいいわけです.
一年前のバックアップがその時点でup-to-dateな保証もないし😓

またしてもFacebookに詐欺的広告の連続表示

以前から,Facebookの広告には辟易しています.

また,最近とんでも広告が表示されて呆れの度合いが増すばかりです.SSDとアクションカメラの広告で,どちらもありえない値段です.

SSDはたゆまぬ努力で少しずつ値段が下がってきていますが,まだ16TBで一万円を切るのは無理な話です.たぶん,数年前からある,実際は数十〜数百GBのSSDで残り容量を偽るようなものだと思います.

アクションカメラは,GoProの類似品を何度か買っていて,類似品ならある値段です.類似品の画質は値段なりで使えなくはないですが,本物のGoProだと言って売ったら詐欺です.

これらの広告が表示されたら迷わず「報告」しています.

ATOK Passport 解約

ATOKの代わりにGoogle日本語入力が使えないか評価したところ,結論的にATOKを解約しました.

Google日本語入力は,

  • 連文節変換がタコ
  • 誤入力の自動修正機能がない
  • 他のディバイスとのシンクロ機能がない

など,ATOKと比較すると,今流行の表現で「周回遅れのデジタル技術」です.特にATOKの良いのは,ユーザーが手入力した単語や,自動学習したユーザー辞書が一日一度クラウド経由で各ディバイスでシンクロされるところです.

筆者の利用環境では,

Mac mini : Macbook : その他のWindows全部 = 9 : 1 : 0.1

くらいの利用比率です.Windowsでまとまった文章を書くことはないので無視して良いですが,全体の1割程度利用するMacbookにおいて,このシンクロ機能が非常に有効です.

ほとんど常日頃使うMac miniに手で登録したり自動学習したユーザー辞書が,たまに使うMacbookに完全に反映されるわけで,たまに使うからこそこのシンクロが活きてきます.

このシンクロ機能だけでも月々300円を払う価値はあると思います.

また,Google日本語入力の連文節変換のタコさ加減は,全く文節間の関連を見ていないかのごとくです.例えば,直上の文の「払う価値」は,最初の変換では「払う勝ち」になりました.「払う勝ち」なんて日本語どこにもないでしょう.

全体として,Google日本語変換は10年以上前のATOKと同等かそれ以下と思います.

ですが,ATOK Passportを本日解約しました

多分,一定以上の収入がある人で,複数のパソコンを使う人は絶対に使うべきソフトだと思います.

しかし,収入が一定以下の現状では,贅沢品の位置づけで解約します.人間が不便さを克服するよう努力することにします.あんまりきつかったら,また契約するまでの話です😅

税込み330円.
月単位の契約なので7月31日まで使えます.