日本でベンチャーが育ちにくい主因

ベンチャー企業と言えば聞こえは良いですが,要は零細企業です.ちょっとうまくいって成長しても中小企業です.零細企業や中小企業が資金を調達しようとすると,金融機関は,経営者に個人保証を求めます.

ちょっとこの世界のことを勉強すればわかることですが,このことが日本でベンチャーが育ちにくくしている原因の一つ,というか,最大の原因です

資金調達の障害となると言うことばかりでなく,会社の整理をしにくくしています.

住宅ローンも似たようなもんで,とにかく日本の金融機関はリスク取らなすぎです.大手銀行は景気の好不調にかかわらず莫大な収益を上げ続けていることからもそのことが裏付けられますね.

日本が発展途上国だった頃からの制度・商習慣がそのまま残っている,ってことなんでしょうか.

大手金融機関は「科学技術創造立国」のために,リスク取れ!

このことは,ノーベル賞受賞が決まった中村修二氏がメディアに語っていますが,メディアの扱いは少ないですね.

BLOGの表題を戻しました

滑舌悪い僕ちゃん首相アベノハルカスミクスによって,金持ちはより金持ちに,そうでない人はより貧乏になり,大企業はより高利益を上げ,そうでない企業はより苦しんでいることが明白になってきました.

そして,下記の記事から,世界的な潮流と言うことが解ります.”僕ちゃん”は,世界の潮流のお先棒を担いでいるだけなのに自分の手柄(?)と思っているお調子者なんです.

これらを是正するには,高額所得者と大企業への課税を強化するしかありませんから,WordPressより前の時と同じものにBLOGとサイトのタイトルを戻しました.

ChieMatsumotoさんのつぶやきから

Richest 1% of people own nearly half of global wealth, says report

企業による政治献金

NHKラジオ「ビジネス展望」

2014年9月2日放送

内橋克人氏

「企業による政治献金でその企業に利得がもたらされたら,それは民主主義に対する背信行為であり,政治献金によりなんの利得ももたらされなかったら,経営者は株主から背任行為として追求される」

不誠実

名簿が流出したB社ですが,のべ1億件って,全部のデータを5回とか繰り返し持ち出したんでしょうね.名簿業者も,怪しい情報だし,後半は重複だらけだから,思い切り買いたたいたんでしょう.テレビに出てくる「元名簿業者」は,一人あたりのデータは数百円と言いますから,2000万件の有効なデータは何十億円にもなるはずです.

容疑者とされるSEが手にしたとされる250万円は,人生を棒に振るのに十分な金額でしょうか.そのSEにそれがわからなかったとは思えないです.わかっていても墜ちていく,そこの心理に関心があります.

その件はおいといて,B社の態度は不誠実きわまりないと思います.うちでは長女がほぼ小学校入学時からこの3月の高校卒業までの12年間B社の通信教育を利用してきました.上得意客ですよ.容疑者とされるSEは,今年の6月までの一年間にわたって情報を持ち出していたと報道されていますから,犯行が行われていた9か月の間は長女は現役で,データはしっかり登録されていたはずで,結果的に持ち出されているはずです.

にもかかわらず,詫び状の一通も来ません.世間の噂でも,現役の受講生への割引で済まそうとしているようで,それを裏付ける対応だと思います.

「情報」が社の運営の根幹であるにもかかわらず,その扱いや,後処理でその情報に関わることをないがしろにしたら,その社の明日はないでしょう.

 

小選挙区制

小選挙区制は,二大政党制において,政権交代がしやすいように導入されたわけですが,今日のように多党化すると,比較第一党が絶対多数の議席を取ることもできるわけですね.

得票率が30%前後で,絶対多数をとって,おごり高ぶることができるわけです.