下請けいじめ

5年前に多くの若者の命を奪ったバス事故について,NHKが割合と時間を割いて報道しています.

事故については痛ましいもので,もちろん死亡した運転手とバス会社の責任は大きいと思います.

その後,遺族や関係者の努力もあって,バスの運行料金について最低基準が法的に決められ,バス会社についても安全管理(運転手の健康管理を含む)の監督が以前より厳しく行われるようになったようです.

しかし,NHKの報じるところによると,コロナ禍で厳しい状況になり,旅行会社から法定料金を下回る金額が提示され,「できないなら他でできるところがあるのでそっちに回す」といわれて,やむなく受けているところがあるようです(報道では一例ですが,少なくないと思います).

法定料金を下回る金額で仕事を受けろって,これは誰がどう考えても,考えなくても,明白な下請けいじめですよね.事故のあとに整備された法律についても,バス会社には厳しいけど,元請けにあたる旅行会社には甘いなと前から感じていましたが,現実的にその通りになっているようです.

なんでこんな理不尽な法律になっているのかと考えたら,答えは簡単ですね.旅行業の業界団体は,J民党の大物政治家と深いつながりを持っています

まあ,そういうことですね.

歴史に残るであろう天下の愚策であるコロナ禍の中でのGo To トラベルの件で周知のところとなりました.

経済人

経済のことで食ってる人をなんていうのかなと思い,とりあえず「経済人」でネット検索したら,「経済人(けいざいじん)またはホモ・エコノミクス(homo economicus)とは、もっぱら経済的合理性のみに基づいて個人主義的に行動する、とした(と想定した)人間像のこと」(WikiPediaより)だそうです.

日経系のメディアからは,こういう臭いがするので,なるべく触れないようにしています.たまたま,数日前に,テレビでザッピングをしていたところ,テレ東の相場の番組でアメリカの大統領交代に関して「専門家」が解説していたので,「へー,相場の番組でアメリカの政治についての解説か,珍しい」と思って,しばらく見ていました.

論旨としては,いまさらトランプ大統領の弾劾訴追の審議などすべきではない.なぜなら,このことで議会の他の審議が止まり,次期政権の経済関連閣僚の承認が遅れて経済に悪影響が出る,ということでした.

まさに「経済人」ですね.森羅万象を経済の視点からとらえる.WikiPediaの見出し語が服を着て歩いているかのようです.彼らをいつまでものさばらせていたら,自己責任原理主義の社会になってしまいます.今もかなりそれにちかいですが.

某新聞電子版に金を払うなら,毎月その金額でビットコインを買った方がましです.

それもかなり短期的な.

蛇の生殺し

比喩なんですがずいぶん生々しい言葉ですね.かつて実際にヘビを生殺しにしてしまったことがあります😓

それはともかく,日本の現状はまさに蛇の生殺し状態ですね.飲食業・観光業などが立ちゆかなくなるほど人出は減っているけれど,感染が減少に転ずるほどは減っていない.今の状態がずうっと続くのでしょう.ワクチンが大勢の人に接種され,本当に有効と解るまで😓

昼間のワイドショウにリモート出演した感染症が専門の医師が言っていました.感染源を絶たないと経済活動再開は難しい.実際に経済活動を再開した国々は,感染をほぼ完全に絶っています.そのためには,無症状の人を含めて広く検査をするしかない.

先日読んだ東洋経済に,別の専門家が同様の趣旨のことを書いています.

また,コメンテーターが,「もう(自粛を)お願いしていうことを聞いてくれる段階は過ぎた」といっていましたが,たしかにそうかも知れません.特に,わが事としてとらえていない人々にとっては.

そこで,マスコミにやって欲しいのは,「後遺症は恐ろしいキャンペーン」を展開することですね.特に,20〜30代の人々の場合実際深刻な後遺症が多く現れているようなので,それで恐怖をあおる😓のがいいと思います.

マスコミは例外でいいのか

2回目の緊急事態宣言が政府から発出されました.人の動きがを減らすことが重要だということがよくわかります.しかしテレビ報道などでほとんど人出に変化はないようです.

テレビ局のキャスターは言います「一人一人の行動が重要です」.その一人一人にテレビ局のスタッフは入っていないんでしょうか.テレワークがなかなか進まない現状を報道します.テレビ局自体はどうなんでしょうか.

人に言う前に自分でやってみたらどうでしょう.

もう少し年齢に応じた設定にならないのか

伊東四朗83歳,水谷豊68歳なんですねもう.どちらも好きで,それぞれが主演する人気ドラマシリーズおかしな刑事と相棒は欠かさず見ています.

しかし,それだけに感じるのが,実年齢と演じるところの役どころのギャップです.

ヒラの警部補や警部では60歳になった年度末で定年のはずです.交番の相談員などとして再雇用されても,二人とも二度目の定年をとっくに迎えているでしょう.

80歳を過ぎた伊東四朗が,現役の刑事を演じるのは大したもんですが,いくら何でもって感じもします.

ついでに言えば,羽田美智子もいつまでも警視っていうことになってますが,キャリア組は採用後15年で一斉に警視正に昇任ってことなので,ストレートか浪人したか留年したかはドラマの設定ではわかりませんが,仮にストレートだとしたら,38歳で警視正ですから,実年齢を軽く一回り超えてます😓

まあ,これらのドラマはヒットしてしまい,大きく設定を変えようがないのかもしれませんが,なんかもう少し現実味のある「人生」を感じられるような設定のドラマがあっても良いんじゃないか,あったら見てみたいなと思う次第です.

キャリア組は採用後7年で警視に昇任し,15年で警視正に昇任するということなので,8年以上警視の設定でドラマを続けること自体無理があるわけです(おかしな刑事シリーズは,2003年から17年にわたっているようです).
それを言い出すと,「相棒」の内村刑事部長や中園参事官が,いつまでも同じ職にいるのもおかしいし,全部矛盾だらけになってしまいますが😓