ある業界の大手のセールスマンが,今年の2月だかに訪れてきました.近所の得意先を回ったついでだと言います.
全くその会社と取引するつもりはないのですが,とりあえず初回だけ話を聞くことにしました.
観察したところ,
- 自分はできるセールスマンだと思っている
- いろんな話ができて,相手の話も受け止められると思っている(いまどきいう「雑談力」)
- 押しは強いが,えげつないほどではない
- 私がこのセールスマンの話が気に入っていると思っている
という印象です.悪い印象ばかりですが,特に最後のが気に入りませんね.
しばらくしてまた来ました.このときも話を聞いてやりました.こちらの,だいたいどんな話でも調子を合わせてくるのですが,こと,そのセールスマンの商品の将来性に疑問を呈すると,言下に全否定してきました.
とにかく,こっちには全く買う気がゼロなのに,何度も来ているうちに心変わりさせてやるという,その変な自信が許せません.また,こちらの話もそれなりに聞いて柔軟そうな姿勢を見せますが,一番肝心なところでこの強硬さでは話になりません.セールスって言うのはそういうものと言われればそれまでですが^^;
3度目に来たときは,「私はあなたの商品に全く関心がありません.もう二度と来ないでください」ときっぱり言い渡しました.その場はさっさと引き上げていきました.
最後の訪問から3か月くらいたった一昨日の夕方,また来ました.妻がインターフォン越しに断りました.妻にはとても無礼な印象を与えたようです.
二度と来るなと言ってわずか数か月でまた来るとはけしからんと思い,その夜に,セールスマンの所属する本社の問い合わせ窓口に苦情を書きました.世間的に知名度の高いこの会社のコンプライアンス体制がどうなっているか,はかってみたい気持ちもありました.
案外,ちゃんとした会社なようで,翌日の午後の早い時間に,顧客対応の担当者からメールが来ました.内容的にも,こちらの立場に立ってくれているようで,悪くありません.ただ,こちらの書いたセールスマンの名前に相当する社員はいないとのことです.名刺があったら確認してほしいとのことでしたが,名刺は,初回にもらいましたが,気分が悪いので捨てました.
そういう事情で,詳細な肩書きや詳しい名前はわからないととりあえず返信したら,また返事が来て,こちらを担当する支店に,我が家を訪問しないよう連絡するとのことでした.
しばらく様子を見たいと思います.