いくつかのドラマの感想

ご注意: いわゆるネタバレが含まれますのでそういうの気にする人は読まないでください.

まずは,3月12日(日)が最終回だった,ブラッシュアップライフです.やはり全10話でした.

シリーズの後半は完全に心温まる友情物語で終わるのかと気楽に見ていたら,第9回で毒をもるなんていうサスペンスになってしまい,ひやひやしました.しかし,鍵を握る女とも言うべき三浦透子演じる元北熊谷市役所の後輩で第10話現在CAをしている河口美奈子の再びの登場です.彼女は主役の近藤麻美(安藤サクラ)たちが毒をもろうとしていた中村機長(神保悟志)を日頃から嫌な上司と思っていたところ,今回のフライトが中村機長の不倫旅行とわかり,そのことを奥さんに密告したとのことです.中村機長は毒をもられなくても搭乗できなくなったというなんともアクロバティックな展開となりました.

その後の展開は若くして機長になった麻美も宇野真理(水川あさみ)も最大の目的を果たしたことであっさりその職を捨てて故郷に戻り市役所職員と保育士にそれぞれ転職して,門倉夏希(夏帆),米川美穂(木南晴夏)となかよし4人組として幸せに長く暮らしましたとさという,安心して見終われる結びになりました.

もともとなのか,子供番組に長く出演して培われたのかバカリズムの優しさが現れたと感じました.

2つ目は相棒の最終回です.相棒はシリーズ化前からずっと見てきましたが,今回は正直なところがっかりです.日本をこんなにしてしまったのは団塊の世代で,渡辺いっけい演じる私塾「ながとろ河童塾」塾長のいうとおりです.それを杉下右京が,塾長に向かって筆者の世代を名指しして,何もしなかったのは同罪だ的な指摘をしました.これは的外れで,悪いのは団塊の世代で,我々の世代は犠牲者です.非常に気を悪くしました.右京さんには「僕としたことが」と反省してもらいたいです.

3つ目は,ここのところ毎日楽しみに見ている冬の輪舞(2005年にフジテレビ系で放送された連続ドラマのチバテレによる再放送)です.とにかく普通の人には一生に一度起こるか起こらない(起こらない方が多い)かのような大事件が何度も起こり,ありえない偶然が何度も起こるというフィクションの極みとも言うべきドラマです.

全62話のうち第6話くらいから見ています.たまたまその回を見てから続けてみているわけですが,バラいろダンディで遠野なぎこを見ていると,誰しも感じると思いますが何か普通じゃない影というか重たいものを抱えているように見えるのですが,この冬の輪舞はまだ26歳の作品で,若々しいけどしっかりした演技をしていて,関心を持ったわけです.

その後,ネット検索をすると,遠野なぎこの実際の人生は下手をするとこのドラマよりも壮絶なのかもしれないと知りました.

今日の放送は第47話で終盤に来てます.楽しい内容のドラマではないですが,ますます楽しみです.

ついでに河口美奈子(三浦透子)も.
河口美奈子はやはり北熊谷市役所職員.
Eテレ ビットワールド.

闇リスト

以前は「かもリスト」などと呼ばれた,犯罪集団がターゲットを決めるのに使うリストです.

これについて先日テレビの報道番組で「詳しい人物」が語っていました.

「市役所などの職員が闇リスト業者に持ち込む」そうです.

そうですよね,内部犯行ですよね.

納税者などのまとめてリスト化してあるデータは,市区町村役場にしか存在しないはずです.それを手に入れるには,外部の者は,物理的に盗みに入るか,ハッキングするしかないです.

物理的に盗みに入る場合は,どの端末を使ってどういうID/パスワードを使って,どのデータにアクセスするか事前に分かってないと無理なので,完全な部外者には事実上不可能でしょう.

まあ,たまたま侵入したら,高額納税者の印刷したリストがあって,しめしめと持ち出したなんて話はないでしょう😓

また,ハッキングする場合についてはなんともいえないですが,これまで報道番組に出てきた「関係者」の証言や事件報道などからは聞いたことがないので,事実上ないのか,あるいは可能性は低いですがよほどうまくやっているかのどちらでしょう.

ということで外部の犯行は難しいとなると内部犯行説には大いに肯けます.実際,市区町村の職員がデータを持ち出したり,知人などに渡したという事件が割とコンスタントに報道されます.

冒頭の「関係者」の証言では,かつてはヤミ金などに返済を迫られた市区町村職員が,脅されて情報をリークするというのが多かったそうですが,最近は職員が自発的に持ち込んでくることが多いそうです.

最近のことまで知っているって,かつて闇リストの取り引きに関わったんじゃなくて現役ですね😓

やはり高額納税者のリストに価値があるようで,固定資産税だと100万円以上,不動産の価値にして1億円以上だそうです.

また,少し前の別の番組で「つくば市…」という住所が列記された闇リストが報道されましたが,つくば市にもそういうけしからん職員がいるということになりますし,実際つくば市在住の人が連続強盗の被害に合っています.

さいわいわが家は固定資産税にしても所得税にしても「高額納税」にはほど遠いので少しは枕を高くして眠れそうです.

地方公務員って280万人もいるそうで,そのうち税務関係の職員は数パーセントだとしても,10万人前後いることになります.

また日本全体の刑法犯罪の率は,千人あたり10件程度だそうです.一人が2件起こしたとして,200人に1人が刑法犯罪を犯していることになります.ちょっと多すぎな感じもします.この件数の数え方って,例えばコンビニ強盗をしたら,強盗傷害,銃刀法違反,建造物侵入などまとめて何件かの犯罪を犯したと数えるんでしょうか.

仮にひとつの事件に5件の刑法犯罪があったとすると,500人に1人,10万人前後の税務データにアクセスできる職員のうちの200人が刑法犯罪を犯す確率と考えられます.そのうち何分の一かが個人情報を持ち出す犯罪だとして,毎年ある程度の数の持ち出しはあってしかるべきですね😓

どの局のどの番組か完全に失念😓

ダンプの騒音的クラクションは必要なのか

静かな昼前の田舎道を歩いていると,その田舎道から200m位離れたところを並走する国道からダンプカーと思われる破壊的なクラクションの音がときどき聞こえます.ほぼ毎日かも知れません.その他はたまに緊急自動車のサイレンが聞こえるくらいです.

聞く度に思うのは,あんな無駄に大きくて近くの人をトラウマに陥れかねないクラクションの音量は必要なのかということです.

推測するに,もとは戦後のどさくさ期から高度成長期にかけて,荒っぽい工事現場で危険を回避するために必要だったのかも知れません.そうだとしても,公道を走るときとで音量を2段階に切り替えるくらいのことはできたと思います.その古い基準が見直されないまま来たんでしょうね.

工事現場でも静粛性が求められている今日,ダンプ等の音量だけが無駄に大きい必要性はあるんでしょうか.

2025年から大型車に自動ブレーキが義務づけられますから,公道での大音量のクラクションはますます必要なくなります.

Facebookに次から次へと現れる詐欺(的)広告は何を目的にしているのだろう(2)

約一年前に,「Facebookに次から次へと現れる詐欺広告は何を目的にしているのだろう」という記事を書きました.

その後はデパートが閉店して在庫処分という事実は存在しないことが閉店したデパートの公式web等で確認できたので,その手の広告が出る度にせっせと「報告」していたら,そういう広告は出なくなりました.

最近やたらと出てくるのは,「精巧なコピー品の販売」です.日本ではコピー品を販売目的で持っていたら犯罪です.

広告の感じからして海外から発送してくるようですが,去年の何月からか,個人での使用目的でのコピー品の輸入も,税関で発見されたら没収するようになったと,テレビのニュースで何回か見ました.

没収されて廃棄されて品物は手元に来ないし,クレジット決済のお金も戻らない.売る側に損はなく,損するのは買った人だけです.

だからこれも詐欺か,少なくともある意味誤解を招く広告なので,せっせと「報告」しています.しかし,まだ次から次へと出てきます.

Facebookの広告の審査って何を見ているんだろうといつも思います.

ホームセンターの放置自転車

近所のホームセンターは,ときどき本来の目的で利用していますが,早朝の散歩のときに駐車場を通り抜けたりもします.開店のずっと前なので厳密には不法侵入に当たるかも知れませんが,駐車場の奥まで入らないと見えない灯油の価格表示を確認するといういちおうの言い訳があります😓

ちなみに,そのホームセンターは今シーズン一度も価格改定がありませんでした.一番安いから今シーズン全部の灯油を購入することになったガススタも価格改定がありませんでした.ということで今シーズンそのホームセンターで灯油を買うことはありませんでした.

そのホームセンターですが,いつも自転車置き場に7台ほどの自転車があります.開店時間よりまだずっと前で人気がないにもかかわらずです.

完全に放置自転車だと思うのですが,ときどき風で倒れますが,数日後に通るとちゃんと起きていて,職員が起こしているようです.駐輪スペースは十分あるし,警察に通報して遺失物として処理するのはめんどうなのでしょうか.コンプライアンス上はちょっとまずいような気がします.

近所のホームセンターの “放置自転車”.右手のチェーンの張られた黄色いポールから左側がホームセンターの敷地で,右側は隣のショッピングセンターの敷地