こちらは田舎で,2つ以上の道路に接した広大な駐車場をもつコンビニエンスストアが多くあり,その駐車場を信号待ち等を避けるために通り抜ける不届き者が結構いて,たいていそういうコンビニには「危険なので通り抜けをしないでください」という旨の大きな看板が敷設してあります.こうした看板の敷設はしかたないと思いますので,本考察の対象から除外します.ただし,コンビニの大きな看板がはたしてそうした不届き者に効果があるかについては疑問です.
筆者が問題と思うのは,たいして広くもない敷地の事業者で,「通り抜け禁止」などの看板を出しているところです.あんな所を通り抜けるのは,歩行者にしても車両にしても間違えて店に入ろうとしてしまったか,あるいはよっぽど悪意があるかのどちらかでしょう.
具体的には書きませんが近所に複数あります.そうした店はたいてい従業員が店の内外にいます.そうした “客” には,声をかけたり,視線を合わせて会釈すれば次には来ないと思います.
それをしないで看板を掲げるというのは,そういうあたりまえのことができない事業所であるということで,コンプライアンス全般に関しては推して知るべしだと思います.
特に,こうした掲示は通り抜けをするつもりのない善良な通行人(今後客になる可能性もある)にとって非常に不快であるということに気がつかないというところが最大の問題です.
だから通り抜けにも気がつく.
さらに,個人の感想を付け加えると,他人にああするなこうするなと主張する人間のモラル意識が高かったためしはないです.