セクシー田中さん

日テレの表記のドラマ見てます.いや,半分見てます.

どうもこれまで漫画が原作のドラマが面白かったためしはないのですが,木南晴夏の演技がその田中さんを良く表現できている(と思われる)ので,とりあえず録画していますが,飛ばしながらも半分見ています.

漫画が原作なのが面白くないのは,たぶん漫画家があまり世間のことを知らないからだと勝手に分析しています.もちろん,筆者を含めた世間並みの人が知る「世間」を超越した世界観を描く天才もいますが,統計的にはどうしてもそういう傾向になると思います.

木南晴夏とは別に,生見愛瑠(めるる)の演技が良いです.あくまで原作を読んだことがないですが,たぶん原作の人物像にズバリハマっているんじゃないかと思います.

今後も録画して半分飛ばして楽しみたいと思います.

ちなみにこのドラマ枠では繰り返しになりますが「城塚翡翠シリーズ」,「ブラッシュアップ・ライフ」が良かったです.それぞれ続編を大いに期待しています.

原作を読んでないので😅

FM雑誌・たまごっち

人の記憶って,自分に直接関係することだと,悪いことばかり覚えているっていうのは,実感することですし,その理由についてNHKチコちゃんに叱られるでも解説していました

一方,直接自分に関係しないことだと,わりといい側面ばかり記憶に残っているように思います.ニュースになったような話だと,たぶんメディアがあえて悪いことを掘り起こさないからかもしれません.

表記の2つは,自分のことではないのですが,自分に関わりがあったりなかったりしたことのうち,悪い面をよく覚えている例です.

FM雑誌は,FM放送で放送される音楽の曲名を知る唯一の手がかりでした.また一部の雑誌にはそれなりに読み応えある記事もありました.そういう意味で大学生時代FMレコパルを長らく購読していましたが,年末年始特別号の特別価格をそのまま以後の定価にしてしまうという阿漕な価格改定を何度かしたあとは愛想をつかして,値段が一番安いFM Stationを大学時代の最後の1年くらいとその後の独身時代のしばらくの間は購読したと記憶しています.

FM Stationは番組表以外は取り立てて,読み応えのある記事はありませんでしたが,一番の目的がオンエアされた曲の曲名を知ることだったので,それ以上は追求しないことにしました

FM誌は自分で金払って読んでいた自分ごとだったわけですが,たまごっちは自分も家族も特に関心がなく,あんまり関係ないです.

たまごっちが流行りだしたのはちょうどオーストラリアに赴任していた間だったと思います.時々SBSで放送されるNHKニュースで見たり,日本から知人が持ってきてくれたという,同じ赴任者仲間から間接的に情報を得たりした程度で,帰国する1997年半ばまでは関わりがないどころか,ほとんど知らないに等しいものでした.

記憶にあるのは帰国した後でしょうか,会社ぐるみで売り惜しみして値段を釣り上げたり,社員が横流して不当な利益を得たというニュースの方です.日本にいなくて流行ったときの印象が弱かったせいで,悪いニュースの印象が強いのかもしれません.

ただし,この番組の常で「諸説あります」.
学部から修士課程の6年間.
なお,FM雑誌には,「勝手邦題問題」という自分にとっては深刻な問題もありました.

“反共” のほうがむしろ怖いな

マッカーシズムは物心付く前の話で大昔のことですが,随分若い頃最初にドキュメンタリーを見たときアメリカは怖いなと感じたことを鮮明に覚えています.その後もマッカーシズムはドキュメンタリーで時々取り上げられ見たように思います.特にアメリカだと思いますが,「反共」という言葉で思考停止になる人が多いようです.日本の戦前の「非国民」に通じる,暴力的な破壊力があるように思います.

最近またその「反共」の恐ろしさを再認識したのは,一連のT一協会の報道やドキュメンタリーです.それらの番組によれば,そもそも「反共」だけの共通意識で教祖と意気投合した昭和の怪物の異名をとる岸信介が自宅の隣地(岸の私有地かどうかは見た報道やドキュメンタリーでははっきりしない)にT一協会の本部を誘致したのが自民党とT一協会の強い結びつきの始まりのようです.

アメリカではマッカーシズムばかりでなく,地球温暖化の反宣伝もその中心となったアメリカの物理学者フレ ッド・シンガーが自らの持つ強い反共意識をベースに繰り広げたことを,昨夜のNHK「バタフライエフェクト」で知りました.

反共の為なら相手の主張を科学的でないと科学的でない方法で非難する,嘘の賛同者リストを作る,それでいて石油会社から莫大な研究費をもらい世間の知るところとなっても平然としていられる.まあ,純粋な科学者でないことは間違いないです.

これまでの個人的な狭い関わり合いの中ですが,すべての思考の原点が「反共」にある(ように見える)人を何人か見てきました.反共を拠り所にすれば有無を言わさぬ正義だという態度なので,T一協会やSK学会の布教者に通じる嫌悪を感じます.SNSだけの繋がりだったら即ブロックしますが,他の関わりがある人とは少し時間をかけて自然とフェードアウトするようにしています.

まだ日本がとりわけアメリカと比較して救われているのは,「反共」で思考停止するがそれほど多くないところだと思います.

それとは別に,昨夜の番組でアメリカの大手自動車メーカーの偉い技術者が「自動車の排気ガスは大気中で消えてなくなる」なんて非科学的なことをのうのうと主張しているのを見て,やはり野放しな資本主義だけでは人類の滅亡が加速される一方だと感じました.

すべて日本人ですが.

高額所得者の税率を上げると海外に人材が流出するって,流出できるならしてみろ

国会中継を見るともなしに見たら,自己責任を党是としている政党の幹部でさえ日本の税による所得再分配は不十分だと政府を追求していました.

再分配を公正にすることは滅びゆくわが国にとって喫緊の課題です.どうすればよいか.簡単なことです.金持ちから税金を余計に取ればいいだけのことです.

この議論はいつの時代でもこのような簡単明瞭な結論に行き着くわけですが,大企業と金持ちのための与党がそれを言うわけにはいかず,毎回「高額所得者の税率を上げると優秀な人材が海外に流出する」っていう訳の解るような解らないことを言い出します.

個人の経験やその他見聞したところを勘案すると,仮にある分野でどこの国でも食っていける能力がある人でも海外に行ってやっていけるのは,多く見積もっても2人に1人です.語学(というよりむしろコミュニケーション能力),食生活,治安,法制度,税制度,健康保険,年金,就労ビザ,習慣その他諸々の環境への適応能力の問題です.

解り易い例がプロ野球選手です.WBCを見りゃ日本とアメリカの野球のレベルには本質的に差がないことがわかります.打撃のパワーとか,守備の巧緻性などそれぞれ長短はありますが,日本で一流な選手がアメリカに渡り実力が出せれば,メジャーでそこそこ活躍できると誰しも思うし,間違いでないと思います.しかし実際にアメリカに渡ってその実力が出し切れた人はたぶん,2人に1人に届いていないでしょう.

他の業種のプロフェッショナルはどうでしょう.おそらくある程度日本で活躍できている人は,その実力を出せればどこの国でもやっていけると思います.しかし,うまく行くかどうか保証のない状況で,日本の税率が高いという理由だけで家族を連れて海外に渡る決断ができる人がどれだけいるでしょう.家族の学業などを考えたらなおさら決断できなくなります.

またプロ野球選手の場合は長くても十数年である意味「有期」ですが,その他のプロフェッショナルの場合は骨を埋める覚悟が必要です.

それでも海外で自分の実力を試すという決断は立派だと思います.仮に最終的にやっていけるようになるにしても最初は大いなる困難が待っているでしょう.自営ならば日本の客は失われることになるし,組織の人ならその高い地位は失われます.

個人の知見を総合するとやはり海外でやっていけるのは2人に1人が良いところだと思います.そして,また,金持ちほど保守的でリスクを負いたがらないという傾向もあります.

「高額所得者の税率を上げると海外に人材が流出する」というのはあまりにも幼稚な空想に過ぎません.それにツッコミをいれずに垂れ流すマスコミの関係者たちも自身が海外に行く選択ができるのか考えてみれば,荒唐無稽な話だと解るはずなんですが,それもわからないんでしょうか.

キンモクセイ

キンモクセイの香りはとてもいい香りの代名詞ですね.あんまりいい香りすぎて筆者が子供の頃には,やたらとトイレの芳香剤に使われました.だから,今でもキンモクセイの香りがすると,トイレをイメージしてしまいます.

昔は自分がひねくれているからこじつけているのだろうと思っていましたが,最近では脳科学的にも嗅覚と記憶の結びつきの強さが示唆されているようで,ある意味被害者ですね😅