NHKミステリースペシャル「満願」

標記のドラマの第1話と第2話を見ました.原作は米澤穂信という40歳そこそこの作家のようで,これまで映画化・ドラマ化された作品が数本あるようですが,どれも見たことがありませんし,小説も読んだことはありません.

そんなわけで,初めて宮部みゆきや湊かなえ原作のドラマを見たときのような新鮮な感動があるかなと期待していました.そういう意味では,強烈な印象はないものの話の展開の仕方に新しさは感じました.

しかし,話が暗すぎますね.人殺しの話ですから,さわやかな訳はないですが,特に第2話で,新人刑事を結果的にいじめ殺したエピソードは必要だったでしょうか.警察官にむかない人がいるっていう前例を示し,かつ,安田顕演じる主人公が刑事課から地域課に配置換えの原因となったという一石二鳥な「アイデア」なんでしょうけど,ハラスメントや過労死は今日,人を死に追いやる最悪の方法の一つなので,伏線に使うには重苦しすぎると思います.

今夜の第3話(最終話)では主な出演者では寺島進以外はあんまり好きじゃないので,録画して後で気が向いたら見ることにします.

高い視点

今年も,終戦の日がやってきました.

戦争は,非戦闘員として巻き込まれた国民(当時は臣民)や,前線で戦った兵士たちは二度と御免だと口々に言います.

しかし,政治的な「高所」から見たら,今こそ徴兵制を考えた方が良いなんて言う政治家や知識人もいます.

そりゃ自分は一国民として,一兵士として戦渦に巻き込まれないと考えるからそんなことがいえるんでしょう.

少なくとも徴兵制にするには憲法を変えなければなりませんし,その時はたぶん戦時には議会は停止するなんてことも盛り込むでしょう.

前線の兵士は,国会議員・地方議員から徴集するってすればいいでしょう.どうせ議会は停止するし,地方議員の数って7万人くらいいるそうです.

年寄りが大半? 大丈夫です.暑い日・寒い日に選挙活動で村中走り回る(夏バテでヨレヨレな私なんかよりはるかに)タフな年寄りです.それにハイテク日本にはパワーアシストスーツがあります.

今年のこの日に思ったことです.

これぞ戦後最初の「印象操作」でしょうね.敗戦を終戦に置き換えた高級官僚が高笑いしていたのを思い出します(インタビューのテープが資料として現存しているはずです).

一週間ぶりにクマバチ君

心配していましたが,一週間ぶりにいました.ホバリングしながらとはいえ,すばしっこく飛びますから,なかなか撮影は難しく,なんとか連写した中の1枚だけ,端に引っかかっていました.

今朝は朝から晴れていて,飛んでいたことを考えると,月曜から昨日までは天気のせいで,別の場所にいたんでしょう.

追記(2018/08/26)

結局,この写真の日を最後に,クマバチ君には会っていません.

○○は総理大臣より偉いのか!

SNSやその他のネットを徘徊してますと,「誰々は総理大臣より偉いのか!」なんて誰々に対する批判の仕方をよく目にしますが,それは偉いに決まっています.

国会議員は,われわれ国民が選んでやった人たちで,その選んでやった人たちが選んでやったのが総理大臣ですから,誰が一番偉いか考えなくても解ります.

それでも解らない人に別の説明を試みます.総理大臣は公務員の中の公務員といえます.つまり,公僕の中の公僕です.ですから,誰が主人か解るでしょう.

小中学校ではこういう肝心なことをしっかり教えて欲しいと思います

それと,労働者の権利や基本的人権もちゃんと教えてね.