電力使用量の減少 (2)

今契約している電力小売会社には,2019年頃東電から切り替えたのだと記憶しています.最近リニューアルされたその会社のサイトから2021年7月分から2023年5月分電力使用量と支払った料金のデータがダウンロードできたので,グラフにしてみました.

青い線が電力使用量で,左側の目盛りに対応しています.オレンジ色は支払った料金(=請求額)であえて相対値で表示してあり,実際の金額がわからないようにしてあります.

短い期間ですが,冬のピークと夏のピークが交互に現れています.夏と冬のピークに大差はありませんが,冬は灯油も購入するし,ガスの使用量も増えますから,エネルギーに費やす金額はずっと多いです.

このグラフで電力使用量は2022年初め(冬)が一番多く,2022年夏,2023年冬と少しずつ減っています.にもかかわらず,料金は値上げの影響で目に見えて増えています.ただし,2023年3月分からは政府の補助の効果で,減っています.

この補助が終わったらとんでもない料金が請求されるのだと思うととても心配です.

前月11日から当月10日までの使用分.

マイナンバーカードが馬鹿なのか銀行が馬鹿なのか

住民票にも戸籍にも読みがなが登録されていない,というのには驚きました(事務手続きの都合上自治体には関連データとして登録はされているが,法的な根拠はないそうです).

また氏名については漢字などの表記と読みがなに縛りはなく,「二郎」と書いて「さぶろう」と読ませるのもありなわけです.

一方金融機関は頑なに半角カナを本人の名前として使い続けています.

1983年に就職しましたが,当時はパソコンで日本語というと半角カナでした.多分金融機関のデータはその前から半角カナだったはずで,とすると半世紀も昔の仕様を使い続けているわけで,こういう重要な部分にいつまでも金をかけない姿勢には呆れるというよりむしろ感心します.

マイナンバーシステムの出来不出来は別にして,これで金融機関が預金者の本人確認ってきっちりできるんでしょうか.

マイナンバーと銀行口座の紐づけは,漢字の名前と読みがなとの正式な連携データがないわけですから,当然手作業がかなり入り,ミスも起こるでしょうね.

それにつけても,金融機関が氏名を半角カナで登録し続けたのは,怠慢極まりないですね.

先日,MX-TVのバラいろダンディで,苫米地英人氏が,マイナンバーカードは10年以上前の技術で,すでに陳腐化しているわけで,不具合が見つかるたびに対処をしていくには大きなコストがかかる.いま最新の技術で作って全部交換したほうがかえって安上がりになる.しかし,今使っているマイナンバーカードの技術で利権の構造ができあがっているので,政府は刷新はしない,との内容のことを述べていました.

たしかにICT技術,特にセキュリティに関する技術は10年で陳腐化しますから,10数年ごとに全部刷新でいいんじゃないかと思います.有効期限も次の刷新までにして.

そうすれば,固定した利権構造も作りにくいでしょうし.

macOS版LINEアプリがよく落ちる

割と最近なのですが,メインのマクドであるMac mini 2018でLINEアプリがよく落ちてます.

スクリーンロックがかかった状態から,パスワードを入れてアンロックしたときに,LINEアプリが動いていないことに気がつくパターンがほとんどです.

長年,主に家族間の連絡用にLINEをマクドで使ってきましたが,これまでそういうことは起きませんでしたので,先行き心配です.

日本ローカルのアプリなので,検索かけてもまともな回答が見つかりませぬ.前から,感じるんだけど,日本のIT民のレベルってあんまり高くないのかなぁ.

関東ではマック,フランスと関西ではマクド.
Core i7 6コア 32GB RAM 1TB SSD, macOS Ventura 13.4.

アナウンサーは半分は消えるだろう

今NHKでAIの発展普及で不要になる職業について議論していました.解説委員が「ホワイトカラー」と言っていましたが,多分それはないと思います.

その根拠は,日本のホワイトカラーの仕事のかなりの部分が,手書き,もしくはFAXやプリンターが印刷したデータをシステムに入力すること,あるいは,システムAが出力したデータを手で整形するなどしてシステムBに入力するような仕事だからです.特に地方自治体の仕事の大半がこういう作業だと,何年か前の政府の諮問委員会の報告にあったように記憶しています.

また,最近ではマイナンバーと健康保険の情報の紐づけが手作業で行われていたことも報道されていました.

ということで,デジタル化を推進すればするほど,複数のシステム間をマンパワーでつなぐデータ土方の需要は増えこそしても減ることはないでしょう

プロのアナウンサーは残念ながら,友人知人親類縁者には存在しないので,テレビで見る表の顔と,フリーランスへ転身したり本業以外の活動などから推測するしかないですが,大きく分けて2つのタイプに分かれる様に思います.

アナウンサーは日々膨大な情報に触れ,多くは文字で見て音声に変換します.本人の中をそうした情報が大量に通過していくわけです.そうしてそれらの情報を理解し蓄積し自分でも考えて知性を成長させていく人が一つのタイプです.

もう一つのタイプは,大量の情報をその本人の目から口に抜けていくだけの人です.もちろん音声による情報表現の技能は向上していきますがそれに満足し,中身の成長はあまりないタイプです

そんなわけで,たぶん後者は完全にAIに置き換えられると思います.

2023年6月11日(日) ニュースなるほどゼミ
場合によってはプリントしてから手入力し直す.
「IT土方」という言葉は存在するので,データをシステム間で媒介する人たちをあえて「データ土方」と表現してみました.
しかも,本人は中身も成長していると勘違いしている人が多いように思います.

電力使用量の減少

ロシアのウクライナ侵攻にも関係しますが,昨今エネルギーや食品の価格が上がって弱っています.

しかし,わが家の水道使用量と電力使用量は昨年秋のリフォーム以後はっきりグラフに現れるほど減っています.

水道に関しては,34年前の旧式な3つの水洗トイレを2つの最新式水洗トイレに改廃したからと解っています.旧式のトイレは「節水型」とうたっていますが,あくまで30年以上前の節水型であって,一度の水洗で14Lもの飲用可能な水道水を使うという罰当たりな仕様でした.

新型はわずか4Lちょっとで,一度の水洗で10L近く節約できます.トイレが3か所から2か所になっても住んでいる人間の生活様式,というか具体的にはトイレに行く回数に変化はありませんから,ただただ一度に流す10Lの違いが出ているのだと思います.

差は,詳しく書くといろいろ解ってしまうので書きませんが,かなりな量です.ただし料金的には月当たり1,500〜2,000円くらいです

水道の使用量が減少することについては,とにかく1回に流す水の10リットルも減るということがリフォーム工事の前からわかっていましたから,その総量は別にして想像がついていました。

予想外だったのは電力使用量です.ちょうどリフォームの翌月から下がっていて,他に交換したり使用停止した電気製品はありませんから,トイレの暖房付き洗浄便座の改廃に伴うと思われます.

例えば,一年で一番電気を使う(=寒い)2月分(1月11日〜2月10日分)の前年との比較では月当たり82kWh減りました.

棒グラフが「現在」で,折れ線グラフが「前年」.599kWhが2023年,グラフ上に表示されている681kWhが2022年の同じ期間の電力使用量

一時間あたりにすると110Wです.3台の暖房便座で,40W弱ずつというありそうな計算結果になります.そんなに無駄に食っていたんですね.

当然3台が2台に減ったと言うことも大きいですが,節電の設計が相当良くなっている(と言うより旧式のものはほとんど節電の意識も技術もなかったと言えるでしょう)と思われます.

ただし,電力の単価が上がっているので,この2月分に関しては前年よりも請求金額はかなり増えています

上下水道使用料で,2か月に一度の検針・請求です.
その後は政府の助成金の効果があり,前年より安くなっています.