miniVNA

前稿で,miniVNAについて触れましたが,当サイトのBLOGをWordPressに移行してから,一度も紹介したことがなかったことが,後で解りましたので,簡単に説明します.

miniVNAでネット検索すれば概要は解ると思いますが,私が持っているのは,miniVNA Pro BTという,Bluetoothにより,PCと接続できるタイプのものです.いつ買ったのか忘却の彼方ですが,小遣い帳^^; によれば,2012年に,4万円弱で個人輸入しています.

miniVNA

本体にディスプレーや操作ボタンがなく,必ずPCと接続して使います.Bluetoothもしくは,USBケーブルで接続して,Macintoshはもちろん,LinuxやWindowsでも使用できます.また,ちょっと使い勝手は違いますがAndroid用のappもあります.

PCで使いますから,周波数のプリセットや,測定データの保存などは楽々できます.

ただ,日頃使っていれば良いのですが,たまに使うと,Bluetoothでの接続や,ソフトのアップデートに伴う校正のし直しが必要で,測定しようと思い立ってから,実際の測定まではすんなりたどり着けないことが多いです^^;

その点,今回購入したnanoVNAは,スタンドアロンで,フィールドでの使用には断然便利と思います.スイッチを入れて2秒ほどで測定可能になります.本格的なVNAはたいていWindowsで動いているので,電源を入れてから測定ができるようになるまで何分も待たされると思います.

もう一つのminiVNAの欠点は,測定周波数が200MHzまでということです.430MHzのアンテナの調整には使えません.後のモデルは,1.2GHz帯も測定できるようになったのではないかと記憶していますが,430MHzや1.2GHzのアンテナを自作するわけでもないので,買い換えは全く考えませんでした.

その点,nanoVNAは900MHzまで測定可能で,430MHz帯のアンテナの調整にも使えます.とはいえ,市販のアンテナでは特に調整することもないので,ちゃんとつながっている,故障していない,等の確認にとどまりますが^^;