テスト完了しました.結論的には,「多少問題はあるけど使える」です.
固定ページに移行しました(2022/09/02).
横断歩道での一時停止は善意ではなく義務 (Powered by WordPress)
テスト完了しました.結論的には,「多少問題はあるけど使える」です.
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当初の目的は,遊んでいるRaspberry Pi 3 Model B (+)で,監視カメラのReal Time Streaming Protocolの画像を見る,なんですが,Manjaro ARMのKDE Plasma DesktopをインストールしてVLCを動かす,と,個人の嗜好に思いっきり引きずられてしまいました😓
シンプルに, “RPi3でRTSPを見る” という目標へ一番近そうなのは, GitHubの “displaycameras” を試してみる,だと思うので今度はそれをやってみます.
一言で言えば,「古すぎて話にならない」です.
displaycameras自体,3年も前のalpha版が放置状態です.そのdisplaycamerasがRTSPを見るために使うのがomxplayerで,こちらはさらにその数年前に開発が止まってます.サイトのREADME.mdの冒頭には,
Note: omxplayer is being deprecated and resources are directed at improving vlc.
とあります.そう,今日的には,RTSPを見るのにVLCを使うのは一番正しい選択です.そのVLCのRTSPが,Debian系で機能を止めているのだから,やはり,Debian系以外のdistroを使う,というのはこれまた正しい選択でした.
もう一つ選択肢があるとしたら,Raspberry Pi OS上で,自分でVLCをbuildする,ということになりましょう.
Raspberry Pi 3 Model B (+) (RPi3(+))にて,RTSPを見るプロジェクト,一応成功して終了とします.
RAM 1GBモデルでないと多分無理だと思います.
使用するdistroはManjaro ARMで,その “KDE Plasma Desktop” のRapsberry Pi 4版です.問題なくRPi3(+)にインストールできます.micro SDカードは32GBのものを使用しましたが,16GBでも大丈夫だと思います.
設定では,起動時にSDDM (greeter)は使わず直接ログインするようにしたほうがいいと思います.
swapについては,デフォルトのままで1.3GBのzramが設定されるのでこれが丁度いいと思います.
初期設定が完了して起動して,Wi-Fiなどネットワークへの接続設定が完了したら,パッケージのupdate/upgradeが必要ですが,これはかなり時間がかかるので,root権限で,
pacman -Syu
をかけて一晩ほったらかしたほうがいいと思います.
このあと好みでいくつかソフトをインストールすればいいですが,systemdで動くものが増えると,メモリーが圧迫されるので,本来の目的であるVLCを動かすことの支障にならないよう,追加アプリは程々にしたほうがいいと思います.
そして,
pacman -S vlc
で,vlc本体と必要なライブラリーなどをインストールします.
これでGUIのVLCまたは,CUIのcvlcを動かせばよいわけで,Real Time Streaming Protocol (RTSP)の画像を見ることができます.
冒頭で「一応成功」としたのは,CPUの冷却が必ずしもうまくいっていないためです.
写真左の黒いケースは,パッシブなヒートシンクとケースが一体化したもので,安定していますが,右側のプラスチックケースの中に組み込んだ,中国製強制空冷装置は,ケースの外に排熱できないためあまり効果的ではありません.
新たにパッシブなヒートシンク一体型のケースを買えばいいんですが,中国製強制空冷装置への投資が全く無駄になってしまうので,しばらく考えます😥
ようやくゴールが見えてきました.以下,特に断りがなければRaspberry Pi 3 Model B (+)(RPi3(+))の話です.いつものように全部当社調べですが,今日現在,以下のようなことが分かっています.
今のところ,新規にManjaro ARM KDE Plasma Desktop版を32GB micro SDカード上にインストールしたRPi3 (+) でVLCを動かして,監視カメラのrtsp画像を表示することに成功しています.コマ落ちも多少ありますが,十分実用に供すると思います.
これまで,Raspberry Pi 4 Model B (RPi4)に接続したSSDをboot用/root用としてManjaro ARM KDE Plasma DesktopをWSとして熟成してきたシステムがあり,そのrootドライブの中身が20GB程度なので,これをSDカードにコピーしてRPi3(+)で起動しないか,つまり,Manjaro ARMの全部載せをRPi3(+)で動かそうという欲張った試みを昨日からやってますが,これがなかなかうまく行きません.
今,思いついたうちの最後の設定の試みをしていて,これでだめならあきらめます.
その後難航しています.その主な理由は2つあって,
です.Manjaro ARM xfceは,rtspを見ることができるVLCが利用できるdistroの決定版と思ったんですが安定してくれません.VLCを動かしていても動かしていなくても,ちょっと目を離すとスクリーンが消えていて(映像信号が来ていない),キーボードやマウスを操作してもロック解除の画面が出ません.
スクリーンセーバー機能をOFFにしても状況が変わらないので,スクリーンロックもOFFにしてみましたが,何も変わりません.
スクリーンが消えた状態でも,sshで他のマシンからつながりますので,生きてはいるのですが,その状態でrebootをかけても画面表示が復活しません.
そこで,これはxfce版がぶっ壊れていると判断して,RAM 1GBのRapsberry Pi 3 Model B (+)には厳しいと思いつつもManjaro ARM KDE Plasma版のインストールをはじめました.
CPUの冷却問題については,まず前提を書きますと,CPUの温度が85℃未満ならば良いのです.しかし,CPUの温度は刻々と変化しますから,安定動作を望むならばVLCでrtspをモニターした状態で,80℃以下に保つことが必要と思います.
先日購入した,強制空冷のガジェットをRaspberry Pi 3 Model Bに装着してうまい具合にRaspberry Piのオリジナルのケースに収めることができました.
ケースに収めた状態で,VLCにてrtspの監視カメラのストリーミング映像を見ていると,効果絶大と思った強制空冷の効果も限定的で,じりじりCPUの温度が上がり,25分後には80℃を超えてしまいました.
考えてみれば,いくら強制空冷といっても空気がケースの中でぐるぐる回っていては,温度が上がって行くのはあたりまえです.そこで,ふたを外したら,70℃前後で安定するようになりました.
強制空冷の場合,ケースの穴にファンが付いて,確実に吸排気できるタイプ(あるいは,Ice Towerのように,ケースがないタイプ)でないとだめなようです.ただし,Raspberry Piのケースに付いているファンは必ず遠からず止まりますので,その際はおそらくケースごと交換となります.
そこで,パッシブで大きなヒートシンクはないかと探せば,ケースをヒートシンクにしているタイプがいろいろあります.そのひとつをAmazonの出店者から買いました.
xfceに見切りを付けて,KDE Plasmaをインストールし始めたところで,まだVLCの連続テストはできていませんが,ケースが良い感じに暖まっているところを見ると,放熱もよくなされているのだと思います.