石油ファンヒーターとエアコンとどちらが燃費がいいのか

今日現在において,わが家のリビングで使用している石油ファンヒーターとエアコンのどちらが動作時のコストパフォーマンス(いわゆる「燃費」)が良いか計算してみます.

これまで長年リビングのエアコンは故障したままにして使用せず,暖房としては石油ファンヒーターのみを使用していました.その流れで,エアコンを更新した今も主に使っているのは石油ファンヒーターです.

なお,学術的なナンタラでないので,データの出処などについての表示・引用はいたしません.カタログ値以外はネットから適当に拾ってます( “Disclaimer” も参照).

石油ファンヒーター

もう10年以上使用しているものです.取扱説明書の仕様によると,

  • 3.19kW (0.310L/h)
  • 0.66kW (0.064L/h)

とあります.最も火力が強い時と弱いときの値で,1リットルあたりではいずれも10.3kWh/Lとなります.

灯油の価格ですが,このあたりでは103円/L(税込み)が当社調べの最安値なので,以下103円/Lで計算します.

エアコン

今年の夏に新調したものです.シリーズで一番大きいものです.取説の仕様によると暖房時は,

  • 8.5kW (2930W) 定格
  • 0.6kW (195W) 最小
  • 9.8kW (3730W) 最大

とあります.最大熱出力は,石油ファンヒーターの3倍もあります(定格出力でも2.66倍).

発生している熱と消費電力の比,いわゆる “効率” はそれぞれ2.9, 3.07, 2.62となります.最小から定格の間で運転するのが効率的です.

事前にネットで調べたところ最近の家庭用エアコンの効率は7にも及ぶとありましたが,チャンピオンデータなのでしょう.それにしても最新のモデルなのにその半分以下なのでその点はちょっとがっかりです.一番大きいことが災いしているのかも知れません.

現在契約している電力会社の電気代は,従量3段料金で 37.10円/kWhですから消費税込みで,40.81円/kWhとなります.毎月の電気代はエアコンを動かさなくても3段に突入しているので,この値を適用するのが適当と思います.

1kWhあたりの料金

灯油

0.310 x 103=31.93円/h (最大出力時)

31.93 / 3.19= 10.00円/kWh

電気

2.930 x 40.81= 119.6円/h (定格出力時)

119.6 / 8.5 = 14.1円/kWh

今回改めて仕様を見たところ,エアコンの出力が非常に大きいので,朝冷え込んだ部屋を温めるのに石油ファンヒーターのみ使っていましたが,エアコンを使用(もしくは併用)したほうが短時間に温める事ができて良さそうです

またエアコンは空気を汚さないので,石油ファンヒーター使用時よりも換気の頻度を大幅に減らせます.換気扇の吹き出し口がちょうど自転車置き場にあるのですが,そちらに行くと換気扇から暖かい空気が大量に外に出ていくのを感じて,お金を大気中に飛ばしていくようで悲しいです.かといって換気扇を回さないわけにもいかないし.

このことを考えると,石油ファンヒーターとエアコンの燃費の差は縮まります.

一方エアコンは暖房能力が大きいので,これまで石油ファンヒーターでは頭打ちになっていたエネルギー消費が,天井がうんと上がることで大きく増える事が危惧されます.

換気による損失は少なく,また灯油を買いに出る必要もないので,石油ファンヒーターを主にしながらも,エアコンを活用しても良いかなと思います.

おまけ: 石油ファンヒーターの熱出力の検証

ちなみに,灯油1Lを燃焼して得られる熱量は36.7MJだそうです.石油ファンヒーターの3.19kWで1時間燃焼を続けるとその熱量は,

3.19 x 60 x 60 = 11,484kJ

または、11.484MJです.この石油ファンヒーターの燃料消費は1hあたり0.310Lなので,1Lあたりにすると

11.484 / 0.310 = 37.05MJ

でほぼ一致します.

あるいは石油ファンヒーターの発熱量のカタログ値は実測値ではなく,灯油の燃焼時の発熱量から計算されているのかもしれません.

Disclaimer

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2023年12月8日(金).
灯油価格が141円/L(税込み)になるか,エアコンの効率が41%上がって4.2になれば,灯油と熱出力あたりの価格は変わらないことになります.
特に健康面で.
どうしても真冬の特に寒い日に買いに出ることが多いです.

LIRCまたやります

心の中でやろうやろうと思ってもなかなか腰が上がらないので,一応公に宣言してやる気を掻き立てることにします.

LIRCは随分前にRacpberry Piで試しましたが,今回扇風機を回すために再び挑戦します.リビングで石油ファヒーターを運転中,サーキュレーター代わりに扇風機を回すと,部屋の一部に淀んでいた熱気がうまく部屋全体に拡散して具合がいいことを最近発見しました.ただ家人には,冬に扇風機を動かすというのに固定観念からくる抵抗があるようで,それならRaspberry Piから自動で赤外線リモコン信号を発信して扇風機を起動してやろうという目論見です.

以前LIRCについては,受信する方は結構それなりに取り組んだことがあります.そのときにLEDや受光器を買い揃えていたはずだと思って探してみたら,な,なんと,Raspberry PiのDIOに繋げば動くようなところまで準備したものが出てきました.それも2セット😥

テスト用にリード線を長くしてあって,完成というか実装する場合はなんかもうひと工夫しなければならなそうですが,とりあえず,送受信のテストをするには十分です.

2018年6月なので5年半前.

イタチについての疑義

自信がないのでその後も色々調べています

姿はイタチだと思いますが,イタチにしては小さい感じもします.タイルの目地から目地の中心間の距離は11.5cmなので,頭から尾の先まで,タイル2.5個分で約29cmくらいでしょうか.Wikipediaによれば,ニホンイタチの「体長は、オスが27-37 cm、メスが16-25 cm」とあり,尾まで含めればドンピシャですが,素人なので尾を含めていいのかわかりません.尾を含めなくてもメスなら範囲内でしょう.

また基本的には夜行性だと思うのですが昼間に活動することもあるらしいということです.

イタチは筑波山麓の道路で2回以上見たことがあると記憶しています.いずれも夜です.それがここまで来たのか.今年はアーバンベアが問題になっていますが,他の野生動物もアーバン化しているのか.あるいは単に飼われた動物が野良化したのか.

1年前の冬に,家族がわが家近くまで来てまた去っていった白いウサギを何回か目撃していますが,その後は見なくなりました.ところが,今年の夏に畑の草刈りをしていたら,大きいネズミか小さいうさぎと思われる哺乳類の頭蓋骨を発見しました.

推測ですが,飼われていたウサギが逃げたか捨てられたものの,野良化できずに死んだのだと思います.可哀想に,南無阿弥陀仏です.

そう考えると昨日目撃した小動物も飼われていたイタチかその仲間のペットが逃げたか捨てられた可能性もあります.俊敏に動いていたので,野良化できるかもしれません.

ちなみに,最近わが家の防犯カメラが捉えた,もしくは目撃した犬猫以外の野生もしくは野良の哺乳類は,

です.また,夕暮れにはコウモリがよく飛んでいます.

爬虫類は家の周りに住み着いているトカゲとヤモリ以外では,アオダイショウの子供を年に一度は見ます.アオダイショウのうんと小さい子供はよくスーパーへの道で轢かれて死んでいます.

スマホで動画撮影できたのも2回あります(2017年7月10日,2021年6月21日).

イタチか

何気なく,防犯カメラのモーションセンサーが捉えた画像を見ていたら,小動物がわが家の車の下をチョロチョロしたあと玄関まで来て,また車の周囲をチョロチョロしてから去っていくのが映っていました.

段差を上り下りする様子からリスかなと思いましたが,頭が小さくて首が長く,しっぽが細いところからイタチではないかと思います.ネット検索したところ,大きさや形はイタチと考えて無理はなさそうです.あくまで素人の見立てですが😅

これまで夜の画像でモーションセンサーが感知したものは毎日確認していましたが,昼間の画像も確認しなければならなくなりました😅