私,いわゆる電気情報系出身なのですが,卒論・修論は電力関係のテーマで書いたのでした.就職後は,電力系からは離れてますが,基礎は身についています(のはずです^^; ).
今は,どこのうちにもデジタルテスターがありますから,むかしと違って電圧や電流の実効値が簡単に測れるようになりました(アナログテスターでは無理).また,オシロも安くなってますから,どこのアマチュア無線家の家にもあると思います.
しかし,電力って言うのは,今も昔も,電力計がないと測れないのです.演算機能付きのデジタルオシロがあれば,ちょっとした工夫で測れないことはないですが^^;
家を建てて20余年,省エネにつとめてきたつもりですが,ある意味闇雲な省エネで,効果的な省エネになってきたかどうか不明です.押さえるべき所を押さえてきたのかどうか.
今回,サーバーの省エネ化を考えるにあたり,無闇に買い換える前に,現在のサーバーが実際どのくらい電力を食っているか,測定器を買って測ることにしました.よく出回っているサンワサプライのものです.今日届いたのでさっそく測りはじめました.
Core 2 Duo 2.4GHzのμATXのサーバーは,起動時から安定するまでは,160〜180W,安定してからは,140〜160Wということが解りました.ま た,CPUのフルロード時は175W, Radeon HD 4770 GPUのフルロード時は170W,CPUとGPUをフルロードにすると最大で225Wということが解りました.
150Wで24hというのは,改善のしがいがあります.
その他いろいろ測ってみました.古いノート型Macの電源(外付けACアダプター)は優秀で,Mac本体の電源がOFFで,バッテリーの充電をしない状態では0Wです.ACアダプターってのは,負荷がなくても数ワット行くかと思いましたがよくできています.
キングジムのテプラは,ラベル印刷時が一番高負荷ですがたかだか10Wです.しかし,本体を切っても3W消費しています.
以外に大きいのがテレビの待機電力です.リビングの32V型(電源内蔵タイプ)は,メインのスイッチを切ればコンセントにさしたままでも0Wとなります.しかし,スタンバイモードにすると,21Wです.視聴時は100Wです.
書斎の21V型は,外部ACアダプタータイプです.視聴時50W,メインスイッチOFF時はコンセントにACアダプターをさしたままでも0Wとなります.そして,スタンバイモードだとこちらも21Wでした.
24h 21Wというのは何とも無駄です.
やはり測ってみるものです.完全な節電のためには,中間スイッチなどをつけなければならないから面倒だなあと思っていましたが,さしたままでもメインスイッチを切ればOKとわかりました.
もちろん,買った電力計は,最小の桁が1Wなので,0.5W以下の消費があるかも知れませんが,敢えて中間スイッチをつけなくても,じゅうぶんな節電になることが解りました.
追記(2016/03/03, 8/23)
この日から,Twitterを始めたようです.記念の記事として,旧BLOGから再録しました.