ばこじゅうよみ

重箱読みは誰でも知っていますが,その反対は何か,すぐには思い浮かびません.今どきは,ネットで「重箱読みの反対」って検索すればすぐ「湯桶読み」と出てきます.

しかし,湯桶なんてものはなじみがありませんし,生まれてこの方「湯桶」を自分の言葉として書いたり発したことはありません.ですから,毎回忘れてしまいます.

いっそ,「ばこじゅうよみ」にしてくれた方がいいのにと思い,いつもそこで終わります.しかし,「重箱読みの反対 ”ばこじゅうよみ”」で検索しても一件もヒットしません.

唯一のヒットになるようにこの記事を書きました.

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ばこじゅう読み

「参加者の一部が暴徒化」

当BLOGでしばしば指摘している,マスコミの不適切な常套句のひとつである「デモの参加者の一部が暴徒化」という観念的な表現ですが,今日昼のNHKニュースでは使われませんでした.NHKも少しは考えたようです.

「デモの参加者に紛れた暴徒が…」または,「デモの参加者を装った暴徒が…」と言うべきです.

そうでなければ,「客を装った男が店員に刃物を突きつけ…」は,「客の一部が強盗化して店員に刃物を突きつけ」と言わないといけません.

現在は公開していない,旧BLOGとWikiを含めると複数回指摘しています.
2020年8月26日(水)

和製略語(号)

たまに海外に行くと困るのが和製英語ですね.一旦元の日本語や意味を考えて,正しい英語を探るなど,複数段の思考が必要になります.日常のなかでせっかく利用するなら,発音をそれらしく変えれば英語として通じるものにして欲しいです.

私が気になる略号・略語は以下のようなものです.鋭意収集・加筆していきます😓

元の言葉略号・略語英語の略号コメント
laboratoryラボlab昔は,「スペースラブ」って言ったのに,今は100%ラボです.
Los AngelsロスLAミッキー安川氏が「ロス」の普及に貢献.
doubleWdbl, dわが家では,"W"はかたくなに"ダブリュー"と読みます.例) ダブリューバーガー
鋭意収集中

“W”に関しては,副作用として,WBC, WHOなどをそれぞれ「ダブルビーシー」,「ダブルエッチオー」などと読む人がいます.まあ,一般人なら仕方ないですが,民放のアナウンサーにもちらほらいます.

筆者が「気になる」と表現する場合は100%「気に入らない」と言う意味です.

努力は報われる(自己責任論2)

「努力は報われる」という言葉は,よく聞く言葉で,特に教育の場や競技の鍛錬の場では金科玉条になっているんじゃないかと思います.実際,いろいろな分野で「成功」した人は,人並み以上の(場合によっては常人には考えられないような)努力をした人が多いです.

しかし,成功した人の努力をしのぐ努力をしたものの成功しなかった人は成功した人よりも多くいるということも事実です.

やっかみだといわれると思いますが,成功者の一番の要素は「運」だと思います.成功した人のインタビューや自伝で,まれに多分謙遜のつもりで「運がよかっただけだ」という(書く)人もいますが,それは謙遜ではなくて真実です.

それはさておき,この「努力は報われる」という言葉は残酷な言葉です.この言葉の対偶を考えると,「報われないものは努力ではない」となりましょうか.もとが,論理的ではないので,この対偶も正しいのかよく解りませんが,人並み以上の努力をしながら報われない人には残酷な言葉であることは間違いありません.

「会社から休暇をいただく」

なんかこの10年くらいでしょうか,表記の表現をよく聞くようになりました.

会社ってそんなに偉いんでしょうか😓

休暇が有給休暇だとしたら,それをとるのは労働者の当然の権利だし,むしろとらないと困るのは会社のほうだから,「休暇を取ってやる」でも良いんじゃないかと個人的には思います😓 あるいは自己敬語で,「会社に休暇を差し上げさせた」かな(自信なし😓)

それはともかく,たぶん,話者は「いただく」が謙譲語であると言うことを解ってなくて,また敬語のインフレもあって,本来謙譲語である「いただく」が丁寧語として使われているのであろうと推測します.