カップアイスを真ん中から食べる愚

何年か前に,中条あやみが,高級アイスのCMで,カップの縁付近の部分が溶け始めたところを食べると美味しいって言ってました(別人のナレーターが言っていたのかも知れませんが).私など買ったことのないバカ高い高級アイスですが,その食べ方は正道だと思います.

カップアイスを食べ始めたら必ず縁に近い部分から溶け始めます.そしてその溶けかけが実際うまいのです.この食べ方ならば周囲から良い具合に溶けたところを食べ続けて,最後まで食べ終えることができます.正道,いや王道です.

それに比べて,某朝ドラ(朝の連続テレビ小説)主演を勤めた広○す□゛の出演している庶民的カップアイスのCMですが,あろうことか,中心部から食べるという邪道を行っています.

真ん中の溶けていない,かたい部分を先に食べる,つまり溶けかけてない部分がうまいという人は,必然的に溶けた部分は不味いと考えているわけで,最後に周辺の大量のべちゃべちゃ溶けた不味い部分を食べて終わるか,食べずに残して捨てるかということになり,これ以上の不幸はありません.

設定温度28℃の愚

そもそも28℃には全く科学的根拠はなく,労働・学習の現場にいる人たちの多くは,24〜27℃くらいが良いんじゃない,それも外気温に応じて多少上げ下げした方が,部屋を出入りする時のことも考えた場合,体が楽じゃないって,経験的に知ってます.

それをこのコロナ渦で,頻繁に窓を開けて空気の入れ換え(=暑い外気を入れる)をする必要があるのに,28℃とは何事だ,というもっともな意見がバズっているようです.

もちろん28℃も問題ですが,私がもっと本質的に不味いと思っているのは「設定温度」のほうです.

設定温度を28℃にして室温が28℃になるなんてことは普通は有り得ません.28℃にすべき(本当はもっと低くすべき)は,実際の室温です.設定と実際の違いっていうのは,理工的な物事の考え方をする上で必要な基礎のひとつでしょう.

とはいえ,「実際の室温」というのは実は難しい.どこをどう測るか,得られた数値をどう処理して評価するか.だから,安易に設定温度と言ってしまうんでしょうけどね.

しかし,思考停止した,張りぼて人形並みの知性の人たちが,業務命令や学校に通達を出すラインにいつづけていることは,日本の将来どころか,今が危うい.

「デモ隊が暴徒化」やめるべき

NHKで以前,特にヨーロッパでは,国際会議などが行われて,会場周辺でデモが起こると,それに最初から暴力をふるうのが目的の人々が紛れ込んできて暴動を起こし,それが大きな問題だと報道していました.

しかし,自分で報道したことも忘れてその後も,「デモ隊が暴徒化」という観念的な表現を客観的であるべき報道の中で使用し続け,デモは悪であるという印象付を反復し続けています.

今回のアメリカのデモと暴動・略奪についても,暴動を扇動していたのは反ファシズムの団体を偽装した,白人至上主義の団体だということをアメリカのメディアが報じています

また,本日の夕方,NHKのインタビューに答えたニューヨーク在住の作曲家・ピアニストの宮嶋みぎわさんも,暴力・略奪を働いているのは州外等から来ている窃盗団が中心だとかたっていました.

もう,いい加減,「デモ隊が暴徒化」という観念的な表現による印象操作をやめるべきでしょう.

2020年6月8日(月)

ソーシャルエネミーか

レッテル貼りして攻撃っていうのはファシストの常套手段なので避けるべきなのですが,今回の状況を見て,D通,パソNとJM党をそう呼びたくもなります.看過してきたもう一つの与党や,野党なのに与党の振る舞いをしている党も同罪ですね.

それから,官房機密費の領収証が不用な使途に80数億円とは.頭が良いけどサイコパス的な子供は,東大か京大の法学部を出て高級官僚になって首相や官房長官に取り入って数億円のカネをなんだかんだの名目でもらうことを目指すのは間違いないです.

こういう人に私はなりたくない

激変する世の中で,いろいろ考えるネタがあるので,いつもより考えました.その結論というか,中間報告として,自分の生きる方向じゃない方向は以下のような人間になることだろうと,思い至っています.

自己責任論者

新自由主義者などの弱者切り捨て論者全般も含みます.「排除」なんていっちゃう人ももちろん.

自分は人様に迷惑をかけないで生きてきた,なんていう人がたまにいますが,あり得ない話です.そんな謙虚さに欠けた尊大な人に,周りはどれだけ迷惑をかけられてきたか容易に想像できます.

世の中の不具合を反対派のせいにする人

たいてい普段は,善良な市民みたいに見えるだけに,かえって始末が悪いです.こういう指向の人たちこそが,世の中を不公正で非民主的な方向に持っていく原動力なんだなと今さら知りました.

サウイフモノニワタシハナリタクナイ