Bochsメモ (3) dosemu以外だめな模様

結局,dosemu以外では動きませんでした.

なかなかFreeDOS/VをHDDにインストールできませんでした.FreeDOS/V 1.38のフロッピーイメージから起動して,空のディスクイメージファイルをHDSETUP.BATでフォーマットしようとしてもエラーが出ます.

そこで,FreeDOSの最新版(英語版)を当該のディスクイメージにインストールして,HDDイメージからブートできることを確認したうえで,FreeDOS/Vのフロッピーからブートして,

FORMAT C: /S

を実行したらエラーなくフォーマットできましたので,このあと手作業でFreeDOS/Vのファイルをコピーしました.

そうしたら,KVM/QEMUでもBochsでもこのディスクイメージからブートできるようになりました.

しかし,Control + Space を押しても鳳が起動しません.

macOS上のBochsにて,ディスクイメージにインストールできたFreeDOS/V 1.38を起動したところ.CNTL+Spaceを押しても半角スペースが入力されるだけで鳳が起動しない.

KVM/QEMUでも同じです.

一方dosemuで起動後に Control + Spaceを押すと,

dosemuが起動して, CNTL + Spaceを押して鳳を起動したところ.

このように,右下の隅に “鳳” の文字が表示され,単漢入力モードになります.

残念ながらFreeDOS/V + 鳳をインストールしても,dosemu以外(Bochs, KVM/QEMU)では単漢入力ができない,というのが現時点での結論です.

Bochsメモ (2) KVM/QEMUでやってみる

Isn’t Wayback Machine Great!

しばらく直接は取り組んでいませんでしたが,段取りを考えたり,若干の調べものはしてました.

まず,現在,Bochsを中心に進めていく方針に対して大きな懸念材料があります.それはDOSのコンソールから “:” が入力できないことです.これは,とてもプリミティブな問題で解決方法があるはずと思い調べたり心当たりを試しましたが,解決できていません. “:” をキーボードから入力できないというのは, DOSの作業においては致命的です.

そこで,代替案として,KVM/QEMUでやってみよう,ということを考えています.

なお,今回FreeDOS/V + 鳳のインストールイメージを発見できました.Wayback Machineに当該のページを見つけました.

フロッピーイメージも収録されています.ただ,自己展開のexeとかLHA形式とか今更どうするんだって思いましたが,このファイル名から自分のSSDのどこかにあるだろうと,

locate fdos0138

で探すと,展開済みのfdos0138.imgが見つかりました.タイムスタンプは,2006年1月2日なので,間違いなくオリジナルを展開したものとわかります.Wayback Machineを参照しなかったら,ここまでの進展はなかったです.

このイメージをフロッピーイメージとして,新しく仕立てるKVM/QEMUの仮想マシンにつなぎ,bximageで用意した仮想ディスクもつないで,ああだこうだしてみようと思います.

結局,最初のKVM/QEMUに戻るわけですが,うまく行かなかったら,第二案としてBochsでなんとかならないかやってみます.

xzにsshのバックドア

久しぶりにセキュリティー界騒然の事態ですね.劇場型のやり取りなどで3年がかりでxzのメインテナーに加わった人物がxzにsshのバックドアを仕組んだそうで,スパイ映画さながらです.

問題になるのは,xz (liblzma) 5.6.0と5.6.1だそうです.日常的なファイルの圧縮展開に利用されるばかりでなく,圧縮効率が高いため多くのdistroがパッケージをxzで圧縮して配布していてます.

手元のMac miniではMacPortsを使っているのでxzが入っているはずです.調べてみると(注意: xzコマンドを発行してバージョンを調べるのは危険かもしれません),

まさにドンピシャのものが入ってました.早速,

port selfupdate
port upgrade outdated

をかけたら,安全とされる古いバージョンに戻りました.

ちなみに,手元のいくつかのdistroで調べたところ,Slackware64とARM (32bit)の15.0は5.2.5で問題なし,Debian BookwormとRaspberry Pi OS Bookwormも5.4.1で問題なしですが,ManjaroはAMD64, ARM64とも5.6.1で今のところupdateは来てません(2024年4月4日09:35JST現在)

圧縮のスピードはかなり遅いですが😅
ただし,Slackware AArch64 currentは5.6.1です.他のアーキテクチャーのcurrentも5.6.1の可能性が高いです.
Manjaroは配布パッケージの圧縮にgzipを使っているようなので.ユーザーがxzをなにかの目的で使わなければ大丈夫なのかもしれません.

肌のコンディションと脂肪の関係

ざっとネット検索すれば,一般に脂肪のとりすぎはニキビや肌荒れの原因とされていますね.

もともと若い頃から湿疹が出たりすることが割とありましたが,しばらく普通に清潔にしてせいぜい市販の塗り薬を塗るくらいで治り,医療機関の世話になることはあまりありませんでした.

ところが,一昨年の夏から秋にかけて,畑作業をしたあと背中や脇腹や足等汗をかく部分にかなりひどい湿疹ができてなかなか治らず,その秋から近所の皮膚科に通うようになりました.もう1年半通っていますが,症状は少し良くなったり少し悪くなったりの繰り返しで,たまにかなりひどくなることがあります

患部に塗るステロイドの塗り薬と全身に塗る保湿用クリーム,それと抗アレルギー薬を処方してもらっています.ステロイドの塗り薬は症状の軽重により強さが変わります.

まあ加齢が主な原因とは思いますが,最初のうちは食べたものとの関係について自分で考えたり医師にも尋ねたりしましたが,はっきりしたことは何もわからないままで,現在は月一くらいで通って症状に応じて処方してもらうような状況です.

ごく最近になってNHKの「あの人に会いたい」で,昨年亡くなった料理研究家の奥村彪生さんの回を見ました.理工学部に入ったのに料理研究科の土井勝にあこがれて中退して同氏に師事したそうです.土井氏がマヨネーズを混ぜているのを見て「右に混ぜるんですか? 何回混ぜるんですか?」などと,多分根っからの料理人は感覚でやっていることを理系らしく定量的に捉えようという質問をしたそうです.土井氏は最初はあきれたけど,定量的に捉えれば再現性が高くなることに感心したようです

古代の料理を再現する話なども面白かったのですが,NHKの「きょうの料理」に出演している場面で,料理をしながら,「油も摂らないといけません.摂らないと肌が荒れてきます」と言っているのを聞いて,これかもしれないと思いました.

考えてみると,わが家の食生活は油は控えめです.冒頭にあるように,脂肪のとりすぎは肌ばかりでなく健康全般に良くないとの考えが基本です.しかし奥村氏の発言を受けて,いつもより少し油を多めに使うことにしました.例えば朝食のトーストにいつもは塗らないマーガリンを少し塗ったり,目玉焼きを焼くフライパンに敷く油を増やしたり,おやつにポップコーンを食べたりと言った程度ですが.

奥村さんの回の放送が3月24日だったので9日経ちますが,肌の具合は一昨年クリニックに通うようになってから,かなりいい方の状態です.その代わり体重が2〜3%増えました.そういえば,太っている人って肌がきれいな人が多いように思います.

あんまり太っても困るので,体重が増えたら摂る油を減らし(というかいつも通りに戻し),肌が少し荒れてきたら少し増やすような感じでしばらく実験を続けてみます.

幸い,かかり始めの頃ほどひどくなることはありませんが.
NHKのサイトによれば2024年3月23日放送.
そういう流れだったと思いますが,もうNHK+の無料配信期限が過ぎて確認できません😅

Bochsメモ (1) Slackware64 15.0

PC/DOSエミュレーター遊びの続きというかリブート版ですが,最終的に使うエミュレーターはBochsにすることにしたので,このような表題にしました.

さて,DebianがBochsについては解りにくくて使いにくいので,実マシンから仮想マシンへ退避させ,開けたパーティションに仮想マシンでupdateを続けてきたSlackware64 15.0をコピーして実マシン化しました.

久しぶりの作業で多少手間取りましたが,最終的に仮想化したDebianは問題なくブートできるようになりましたし,Slackware64はManjaroのGRUBのメニューからも,自前のEFIを仕込んだ別のディスクからもブートできるようになりました.

これで下準備(の下準備かも)は完了です.dosemuはすでにインストール済みで動作を確認しました.

次は,Bochsのインストールです.これもsbopkgで簡単にできました.

Freedosのお仕着せの設定のままです.CD-ROMドライブを設定していないのでエラーになっています.

Slackware64 15.0には,いつインストールしたか定かでありませんが,qemu-nbdも入ってました.

一通り準備ができてたようなので,明日から続きをします.

DOS/PCエミュレーターのインストールと動作

Tested DOS/PC Emulators Update

PCOSDosemuDOSBoxDOSBox-XBochs
Mac mini 2018 (Core i7)macOS Sonoma 14.4.1 (w/ MacPorts)N/ABuild failsInstalled and RunningInstalled and Running
Macbook Retina 12" 2017 (Core i7)macOS Ventura 13.6.6 (w/ MacPorts)N/ABuild failsInstalled and RunningInstalled and Running
PC Core i7-4790SManjaro AMD64Installed and RunningInstalled and RunningN/A *2N/A
Debian AMD64 Bookworm 12.5N/AInstalled and Ran *3N/A *2Installed but NOT working *5
Slackware64 15.0Installed and RunningNot TestedNot TestedInstalled and Running
Raspberry Pi 4 Model BSlackware ARM (32bit) 15.0N/A *1N/AN/A *2 *4Installed and Running
Raspberry Pi 5 Model BRaspberry Pi OS Bookworm 12.5N/A *1Installed and RunningN/A *2Installed but NOT working *5
Slackware AArch64 currentN/A *1N/AN/A *2 *4Installed and Running
Manjaro ARM (64bit)N/A *1Installed and RunningN/A *2N/A
Notes
*1 Dosemu requires x86/AMD CPU.
*2 Maybe available via Flatpak
*3 No longer installed for certain reasons.
*4 Flatpak installation fails on the respective environment.
*5 Drops into the debugger at every start-up.
すべて当社調べ.
いつどういう経緯でインストールしたかは不明.