Twitterまる6年

フォローもしてないボットから,「今日でTwitterを始めてまる6年ですね」というメッセージが届きました.ボットはblockしました.

6年は早いんだか遅いんだか^^; 小学校の6年間は長かったです.多くの人がそう言いますね.

大学の学部+修士課程の6年間は,長くも短くもなく,実感のある6年間でした.

東日本大震災に見舞われたのは,Twitterを始めてからまる1年経っていたんですね.当時東京に離れて暮らしていた長男は被災時には川崎市内にいて,Twitterでのみ連絡が取れました.その日のうちに東京に戻るのは得策ではないと伝え,川崎の知人宅に泊まらせました.

以後Twitterは欠かせないものになっています.

この6年間はいろいろあって,長いといえば長いでした.

Slackwareのbuildスクリプトのバグ発見

UW IMAPは,make時にIP=6を与えないといけないのです.

普通は,configure時のオプション設定で,そうした設定をして足りるんですが,たまにこういうオレ流なパッケージがあります.

Slackware-currentのalpine.Slackbuildですが,

# Build and install:
# Since we build non-compliant to RFC3501 we have to answer 'y' half-way:
echo y | make EXTRACFLAGS="-fPIC" SSLTYPE=unix || exit 1

# Build and install:
# Since we build non-compliant to RFC3501 we have to answer 'y' half-way:
echo y | make EXTRACFLAGS="-fPIC" SSLTYPE=unix IP=6 || exit 1

にしないと,IPv6サポートになりません.

そう,これだけのこと^^; オレの週末を返せぇ!

Slackware付属のIMAPデーモン(サーバー)が,IPv6で使えない問題の解決策の話です.

UW IMAPのIPv6解決

光明をたどったんですが,芳しくありませんでした.IPv6+SSLのパッチが当たったというRedhat系のrpmのソースをいろいろいじっていましたが,IMAP部分だけではbuildできません

そこで,Slackwareに戻って,Slackware-currentにあるalpine-2.20について,コマンドを受け取るルーチンに,受け取ったコマンドをログに書き出すように細工して確認したところ,IPv6だと,文字化けして受け取っています.たとえば,こんな感じです.

Feb 28 12:43:54 je1sgh imapd[1807]: Slurp input (dump): ^V^C^A^B

ですが,それが解っても,これ以上はどうしようもありません.

一つ腑に落ちないのが,Slackwareで使用している,alpine-2.20というソースの出所が見つからないのです.UW IMAPを引き継いだPanda IMAPとかいうプロジェクトらしいんですが.

もうあきらめようと思って,ダメ元でUW IMAPのサイトにある,alpine.tar.bz2をbuildしてみました.展開すると,alpine-2.00というディレクトリーに展開されます.バージョン番号から,Slackwareのものよりずいぶん前のものと推測され,期待薄です.

ところが,buildしてimapdだけコピーしてみると,なんと,全く問題なくIPv4, IPv6のどちらの接続も受け付けます.

なんだったんでしょう^^;

imap-ssl-ipv6

少なくとも,Slackware-14.1, -currentのIMAPサーバーはぶっ壊れています.

追記

その後の調べで,Alpine 2.20のソースでもOKです.パッチを当てずにオーソドックスにbuildしてできたimapdを/usr/sbinに置けばちゃんと動きます.

しかし,どうしたわけか,alpine.Slackbuildでbuildすると,だめです.alpine.Slackbuildも,imapdにはパッチを当ててないんですが.

また,上記のalpine-2.00もalpine.Slackbuildでbuildすると,IPv6を受け付けなくなります.

できれば,原因を解明して,Slackwareの開発者にフィードバックしたいのですが,全く解りません^^;

解決

Slackwareの問題点解りました.ただし,開発者への連絡法が解りません^^;

また,RPM系はどういうわけか,shared libraryにこだわっていて,関連ライブラリーなどをsharedとしてインストールしなければなりません.はまり始めると,底なしの依存性地獄に陥るでしょう^^;
slurpというサブルーチン.
configureのオプション,makeのオプションは,はalpine.Slackbuildを参照.

UW IMAP見えてきました

まずはpatchを探すということで,取り組み始めたら,RPMのパッケージの修正記録に,

* Tue Apr 27 2010 Rex Dieter <rdieter@fedoraproject.org> - 2007e-11
 - SSL connection through IPv6 fails (#485860)
 - fix SSLDIR, set SSLKEYS

というのがあるのを見つけました.

やっぱりそうなんです.SSL接続するときにはIPv6が使えないのです.IMAPアクセスするのに,SSL接続しないなんてことは,普通は考えられないのですが.

ということで,一条の光明が見えました.昼飯担当なので,午後,昼寝を返上して取り組みたいと思います^^;

IMAPサーバーの方針

ということで,IMAPサーバーのIPv6化について,一応方針が固まりました.まずは,UW IMAPのIPv6対応パッチがないか探してみます.これは,期待薄ですが.それでなければ,IPv6に対応しているとうたわれているCourier IMAPに乗り換えます.

Courier IMAPは,UNIX/Linuxのレガシーなmboxではなく,Maildirという各ユーザーのホームディレクトリー内にあるサブディレクトリーにメールを保存する方式だそうで,これを導入するためには,届いたメールをsendmailから受け取るローカルMDAと,CUIのメールクライアントソフトもMaildir対応のものに更新しなければなりません.

特に,ローカルMDAの切り替えは,sendmail.cfの書き換えを要しますので,失敗したり,切り替え作業時に届いたメールを永久に紛失してしまうことがあり得ますので,慎重に行わなければなりません.

現在プロバイダーの切り替えが完了してしなくて,これから,重要な連絡メールが届く予定もあり,実施すべきではありません.

ということで,逆に時間的に余裕があるので,じっくり取り組みたいと思います.