2週間待たされて,最終回を見ましたが,正直なところがっかりしました.主人公の生き方の不器用さに共感を覚えていましたが,誕生日のプレゼントが何もないので,耳元で「この声をきみに」とささやくなどと言う,これまでの不器用さとは次元の違う高度なテクニックまで駆使して,結果的に妻子を捨てた直後に新しい恋人を得るのに成功したという,バカバカしい話になってしまいました.
そう,このタイトル「この声をきみに」が,その最終兵器だったとは.
話はバカバカしい結末になってしまいましたが,このドラマの麻生久美子はよかったと思います.