よく,政治のことをいろいろ言う人の中で,野党の批判ばかりする人がいます.それも,得意げに^^;
野党にだめだって言うのは簡単なことで,実際だめじゃなかったら与党になっているんだから,野党はだめに決まってます.バカにおまえはバカだと言っているのと同じで,そんなことを続けても事態は一つも好転しません.
バカはバカなりに使い方はあるわけです^^;
経済評論家の内橋克人さんの評論は,いつも弱者・生活者の視点に立っていて,私は昔から評価しているのですが,前回の民主党政権の末期,もう政権を失うことが明らかになった頃,他の識者たちと一緒になって,民主党の批判に転じたことは残念に思っています.結局,強者のための政権が復活しました.
学生の頃から,日本人の選択肢に,現状が嫌なら野党に投票する,っていうのがないのをとても不思議に思っています.現在の与党に投票しておけば,急激に悪くはなりませんが,少しもよくはなりません.まあ,選挙民としての判断はせずに,与党に丸投げってことですね.
リスク取らなきゃ何にも変わりません.巨大与党のやりたい放題が続きます.
結局,与党が長期政権を握っている間に,少しずつ,やりたい方向に変えられて,結局は取り返しのつかないところまで行くんじゃないかと思います.
戦前は,軍や権力者たちが,民意を無視して,暴力的に軍事独裁国家に仕立てたのではなくて,民意があったわけです.その民意を醸成するマスコミ報道があったわけです.
昔好きだった,Exposéの歌に, “Point of No Return” というのがありました.もう,過ぎてしまっているのかも.
邦楽にも同じ題名の曲があるらしいですが,知りません^^;