絵柄の表面でなくデータ面です.せっかく連休後半の初日にJARLからカードが届いて,即日チェックを完了したので,さっさと印刷してさっさと島根に送ることにします.
発行するレコード(CSV形式)が収納されたファイルは”qsl.txt”で,レコード数(交信数)は,
wc --lines qsl.txt 512 qsl.txt
ということで,512あります.これをまず,コンテストとノーマルQSOのスプリッターにかけます.この振り分けには,2つのモードがあります.
- ケチモード(-kオプション) コンテストの交信が1つでも含まれていたら,コンテスター扱い
- おおらかモード(デフォルト) 1つでもノーマルQSOが含まれていたら,非コンテスター扱い
今回は,プリントパックからできあがったカードを始めて発行するご祝儀相場なので,おおらかモードにします.
ご祝儀なら全部新しいカードでも良いのですが,在庫がはけないので悪しからず^^;
ということで,
qsl_contest.pl qsl.txt Total: 512 Contest: 290 Ordinary: 222
となりました.このqsl_contest.plというスクリプトは,一つ一つのレコードがコンテストの交信かどうかを調べるのでは無く,今回発行するqsl.txtに含まれる全レコード内の当該局の交信が全部コンテストかどうか調べます.つまり,512レコードのうち,290レコードに該当する局との交信は,今回発行する分について全部コンテストなのです.
ちなみに,ケチモードにすると,
qsl_contest.pl -k qsl.txt Total: 512 Contest: 369 Ordinary: 143
という結果になります.いかにコンテストがらみのカードが多いかがわかります.
以上は,お遊びで^^; qsl.txtを次のqslprint.plにかければいいだけなんですが,せっかくですから,ノーマルな交信のレコードと,コンテストのみのレコードのファイルをデータ面印刷用のPSに仕上げます.JARLビューロー推奨の並べ順にもしてくれます.
qslprint.pl qsl_o.txt | enscript -o qsl_o.ps couldn't open AFM file for font "Monaco", using default [ 141 pages * 1 copy ] left in qsl_o.ps qslprint.pl qsl_c.txt | enscript -o qsl_c.ps couldn't open AFM file for font "Monaco", using default [ 166 pages * 1 copy ] left in qsl_c.ps
となります.qsl_o.txtがノーマルな交信で,222のレコードが,141枚のカードに印刷されるわけでまずまずといえます.一方,qsl_c.txtはコンテストのみの交信のカードで,290レコードが166枚と,半分近く減ります.
いよいよ最終段階で,できあがったPSを確認して印刷です.いくつかの方法がありますが,Adobe DistillerにかけてPDF化してから,確認印刷するのが一番仕上がりがきれいですので,そうしています.
これらの処理スクリプトについては,Wikiのこの辺に書いてあります.