あいかわらず,関東地方の地上波で唯一の寄席中継(録画)である千葉テレビの「浅草お茶の間寄席」を録画してみてます.たいてい3人出演しますが,じっくり全部見ることはないです.
落語はまあ面白いですが,聞いたことある話ばかりで枕だけ聞いて後は飛ばすことが多いです.漫才,漫談,講談,紙切り,曲芸なども残念ながら鑑賞に堪えるものは少ないです.
漫才では,ロケット団と宮田陽・昇は見ますが,たいてい,既に何度も聞いたネタであんまり楽しくないです.
寄席(浅草演芸ホール)自体がしばらく休みだったそうです.中継は続いていたと思います.たぶん,再放送でつないだのだと思いますが,そもそも見たネタは飛ばすので,たしかな記憶はありません.
最近,入場客数を減らして再開したようです.
昨日の放送には,標記の古今亭志ん輔が登場しました.休業期間中ひげを伸ばして1.5cmにもなったそうです.この日の出演の後,そり落とすそうなので,珍しい姿を見ることができました.
志ん輔と言えばお母さんと一緒に15年間も出演したことが有名で,その後半はわが家の子育て時期とも重なり,すっかり親しみを持つようになりました.
何が良いって,声が良いですね.少し高めでよく通り,滑舌が良い.まあ,落語家はたいてい滑舌は良いと決まってますが,中にはそうでない人もいて,だんだん老人性難聴の領域に入ってくると,何を言っているかさっぱりで困ります.そんな状態なので,安心して聞けます.
また,子供番組を長年やったことが良いのか,そうだから子供番組を続けられたのか,因果関係がわかりませんが,噺家にありがちな下品さがなく,それでいて,鼻につく気取りがないのも良いです.
次回の,ひげを剃った姿での出演を楽しみにしています.