わが家では複数台の監視カメラを動かしていて,それぞれのカメラからRTSPを出力させ,Rapspberry Pi (RPi)と普通のデジタルTVで構成したした2組のモニターで監視をしています.
カメラ自体もアマチュアに毛が生えたような仕様ですし,RPiのRTSP再生装置もアマチュア仕様です.それでも3日くらいは放置しても動作してくれていました.
それが,1日くらいでだめになり,ついには1日に何回もだめになりました.
RPiの1つはRaspberry Pi 3 Model B, もう1台はRaspberry Pi Model B+です(以下それぞれRPi3, RPi3+).どちらもRAMは1GBで,32GBのmicroSDカードをbootおよびrootドライブとして使用しています.

だめになるというのは,まれにカメラ側のRTSPサーバーが落ちることもありますが,たいていは受信しているRPi3(+)のVLCの出す画像が止まってしまうのです.
この時点でシステムは活きていて,sshでログインしてvlcをkillして再度立ち上げると復活しますが,面倒なのでたいていは電源リセットしています.
こうした不安定性とSDカード劣化は関係あるかChatGPTに聞いたら,まさにそれこそSDカード劣化の兆候とのことでした.ついでにログにその兆候のメッセージが残っているはずというで調べましたがありませんでした.ややChatGPTの言い分に疑念が残るところではあります.
それでも1年以上24h 365days体制で動かしてきたので,SDカードの劣化は十分あろうと,通販会社にオーダーしました.これまでRaspberry Piで使ってきてよさげなのはSanDiskなので,今回はまとめて4枚買いました.
さっそく,別のLinux WSを使い,これまで使ってきたSDカードから読み出し,新しいSDカードに書き込みました.読み出しではエラーはありませんでした.
今後もSDの入れ替えをやるには,cmdline.txtも/etc/fstabもパーティションのラベルで指定するようにした方が楽なので,そうしてこなかったRPi3の方もそのようにすることにしました.
さっそく新しいmicroSDカードで運用を始めましたところ,RPi3の方は昔の安定性が戻りました.1日半動かしても画面のフリーズはありません.
一方のRPi3+については改善なしです.数時間でフリーズしてしまいました.
不安定性の他の原因をいろいろ過去の経験から思い起こしたら基板のほこりがあります.そこで,RPi3+のケースを開けて見てみましたが,こちらはファンレスのダイキャストケースで,見た目全くほこりはありません.それでもパフパフで(見えない)ほこりを払い,ブラシでも払ってみました.何にも変わらないと思いますがそれで現在様子を見ているところです.
