MagSafe充電器案外良さそう

某大手通販サイトから,6個組で999円という磁気強化リングとMagSafeコンパチブルな充電機能付きスタンドを買いました.

磁気強化リングは要するに磁石にくっつく輪で,充電が速くなるとかそういう代物ではありません.安いからか厚みがあってスマホケースの内側に貼ると具合が悪そうなのでiPhone 14のクリアケースの外側に貼りました.

また,充電しないでスタンドに着脱するのが主な目的なので,MagSafeとは全く無関係なAQUOS sense4 liteのクリアケースの外側にも同じように貼ってみました.

いずれも良い感じでスタンドにくっつきます.

でそのスタンドですが,某大手通販サイトの出店から買いました.4千円ほどです.

筆者にとっては肝心ではないのですが,充電機能も動いてくれます.

付属のUSB用ACアダプターに,SANWAサプライの電力計をつないで測ってみたら,ACアダプターに何もつながない状態で,電流0.00Aで,電力,皮相電力はそれぞれ0W, 0VAです.待機電力的には優秀な電源アダプターです.

USBアダプターの待機電力(電流)を測定しているところ.

そして,充電スタンドにUSBケーブルをつなぎ,スマホを付けない状態でも,電流,電力,皮相電力はそれぞれ,0.00A, 0W, 0VAです.システムとしても待機電力的にはきわめて優秀です。

購入した3rdパーティー製MagSafeスタンド

クリアケースと磁気強化リングを付けたiPhone 14をくっつけると,電流と電力はそれぞれ0.10A, 10Wとなります(皮相電力は測り忘れました).

iPhone 14をくっつけてACアダプターの電流を測定.

普段のiPhoneの使い方では,バッテリー残量が90%を割ることはないので,速い充電は必要なく,期待もしていません.

スタンドにカチャッとくっつけて,付けている間バッテリーの消費がなければそれで充分です.

クリアケースとリングの厚みで送電コイルからiPhoneの受電コイルがその厚みの分遠くなるので,充電速度に期待するのは酷な話です.また,クリアケースをわざわざ外して充電するならLightningケーブルを差し込んだほうが速いです.

そのため,この充電スタンドについて,充電の速度などは今後も測ることはないと思います.

インフレ・デフレによる実質的な円安効果

日本の賃金水準はこの30年間変わらず,先進諸国には大きく水をあけられ,韓国にも抜かれてしまいました.

ただし物価も上がらなかったので国内で生活している分には,30年間絶え間なく上がり続けている社会保障の費用以外はあまり影響はありませんでした(というほど社会保障費の値上がりは小さくなかったですが).

仮に社会保障費のことは置いておいたとして,日本の物価も賃金も上がらず,A国の物価と賃金はそれぞれ2倍になったとします.そして為替レートは変わらなかったとすると,日本人がA国を旅行したりA国のものを買う場合2倍の金を払わないといけません.A国の人が日本に来たら,支払う金額は従前と変わらないとしても,自国の賃金水準・物価水準に照らして半分の支出で同じものを買い,同じサービスを受けられると言えます

ということは実質的に為替レートが2倍になったということです.

そう,日本の円の購買力は為替レートはそれほど変わらないのにこの30年間の賃金維持で大きく損なわれたわけです.

からやや下げ.
個人的には,2006年のオーストラリア出張で実感というか痛感しました.

少子化対策の財源は消費税上げとはいかにも日経らしい

昨夜(2023年1月18日)放送のテレビ東京のニュースバラエティーで,日経の編集委員が少子化や若者の経済的状況の改善のために消費税を上げて財源にしろって提言していました.

若い人たちの経済的問題の根幹の1つは格差であるのに,逆進性でより格差を広げる効果のある消費税を上げて少子化の対策に使うなんてまさに愚の骨頂です.

また消費税率を上げて一番儲かるのが輸出企業です.さすが財界の代弁者の新聞だと感じました.

親や本人の.

今年も残すところわずか (11ヶ月半を切りました)

2023年1月も既に半分が終りました

個人的な印象としては,ついこないだ年末年始だったのにと言うような印象はありません.我が家には人間が勝手に付けた時間の目盛りが変わった位で大騒ぎするような習慣がないからかも知れません.年末年始も比較的淡々と日々の生活を積み上げていってます.

だんだん歳をとってくると健康上の不安もありますし, “体力” というか体の柔軟性やバランス感覚が衰えてきた感じがあります.もともと生活に必要以上な無駄な筋力や持久力は無く,今でも必要とも思っていません.しかし,年末年始に知人や,知人の家族等の複数の人が骨に大きなダメージがあるような転倒事故を起こしたと聞き,柔軟性やバランスは大事だなぁと感じています.

経済的には現役時代とは比較にならないほど厳しい状況です.最低限の生活費はなんとかやりくりできますが,それでもやむを得ない事情で大きな出費が必要となることがあり,現役時代に欲しいものも買わず,行きたい旅行にも行かず,何とかやりくりして残した預貯金を取り崩してしのいでいます.

その現役時代でも子供たちが大学、大学院に通ったり,(私費)留学をしている時期に,大きく預貯金を減らしました.この時期の親を大きく助成するか,大学,大学院は当然のことながら無償化して,その上に学生本人の生活を支援するか,そのどちらか,好ましくは両方の支援をしないと,老後に2千万円必要となる親たちが潰れます

現在主流になった定年間近(=子供が高等教育を受ける時期)の勤労者の賃金上昇を抑制したり下げるシステムはこれからの高齢者になる人々の将来の生活と,今後の日本の科学技術の発展の両方を大きく毀損しています.

繰り返しになりますが,財界が日本の労働者の賃金抑制を言い出して,マスコミがそれを無批判に垂れ流して,自民党を中心とした与党の政策の実質的な柱にしたあたりが日本のターニングポイントだったのだと思います.

2023年1月16日(月) 12:01現在.
適正な評価ができもしない “成果主義・実力主義” 導入も.

パパラギ

昨年12月18日(2022年12月18日(日))の千葉テレビ浅草お茶の間寄席はなかなか強烈でした。

前年の11月に互いに兄弟弟子だった川柳川柳と三遊亭圓丈が亡くなって、その1周忌に因んだ演目を圓丈の弟子の天どんと白鳥が演じました。

天どんは川柳と圓丈のあったかなかったかわからない(多分なかったでしょうけど)どっちが先に死ぬかってやりあったばかばかしいエピソードでしたが面白かったです。その中で時々天どん自身の兄弟子の白鳥のことを頭がイカレてるって紹介してましたが、これは後半の演者白鳥の紹介としてはなかなか的確でした。

その白鳥はパパラギと言う圓丈の作った新作落語を演じました。途中でサモアの酋長を想定したハワイアンのダンサーのような姿になりました。高座で羽織は脱ぎますが、着物まで脱いだ落語家は初めて見ました(もとの圓丈もそうだったんでしょうけど)。なかなか強烈なネタで、天どんのいうように頭がイカれてないと演じられなかったと思います.