今年も残すところわずか (11ヶ月半を切りました)

2023年1月も既に半分が終りました

個人的な印象としては,ついこないだ年末年始だったのにと言うような印象はありません.我が家には人間が勝手に付けた時間の目盛りが変わった位で大騒ぎするような習慣がないからかも知れません.年末年始も比較的淡々と日々の生活を積み上げていってます.

だんだん歳をとってくると健康上の不安もありますし, “体力” というか体の柔軟性やバランス感覚が衰えてきた感じがあります.もともと生活に必要以上な無駄な筋力や持久力は無く,今でも必要とも思っていません.しかし,年末年始に知人や,知人の家族等の複数の人が骨に大きなダメージがあるような転倒事故を起こしたと聞き,柔軟性やバランスは大事だなぁと感じています.

経済的には現役時代とは比較にならないほど厳しい状況です.最低限の生活費はなんとかやりくりできますが,それでもやむを得ない事情で大きな出費が必要となることがあり,現役時代に欲しいものも買わず,行きたい旅行にも行かず,何とかやりくりして残した預貯金を取り崩してしのいでいます.

その現役時代でも子供たちが大学、大学院に通ったり,(私費)留学をしている時期に,大きく預貯金を減らしました.この時期の親を大きく助成するか,大学,大学院は当然のことながら無償化して,その上に学生本人の生活を支援するか,そのどちらか,好ましくは両方の支援をしないと,老後に2千万円必要となる親たちが潰れます

現在主流になった定年間近(=子供が高等教育を受ける時期)の勤労者の賃金上昇を抑制したり下げるシステムはこれからの高齢者になる人々の将来の生活と,今後の日本の科学技術の発展の両方を大きく毀損しています.

繰り返しになりますが,財界が日本の労働者の賃金抑制を言い出して,マスコミがそれを無批判に垂れ流して,自民党を中心とした与党の政策の実質的な柱にしたあたりが日本のターニングポイントだったのだと思います.

2023年1月16日(月) 12:01現在.
適正な評価ができもしない “成果主義・実力主義” 導入も.

パパラギ

昨年12月18日(2022年12月18日(日))の千葉テレビ浅草お茶の間寄席はなかなか強烈でした。

前年の11月に互いに兄弟弟子だった川柳川柳と三遊亭圓丈が亡くなって、その1周忌に因んだ演目を圓丈の弟子の天どんと白鳥が演じました。

天どんは川柳と圓丈のあったかなかったかわからない(多分なかったでしょうけど)どっちが先に死ぬかってやりあったばかばかしいエピソードでしたが面白かったです。その中で時々天どん自身の兄弟子の白鳥のことを頭がイカレてるって紹介してましたが、これは後半の演者白鳥の紹介としてはなかなか的確でした。

その白鳥はパパラギと言う圓丈の作った新作落語を演じました。途中でサモアの酋長を想定したハワイアンのダンサーのような姿になりました。高座で羽織は脱ぎますが、着物まで脱いだ落語家は初めて見ました(もとの圓丈もそうだったんでしょうけど)。なかなか強烈なネタで、天どんのいうように頭がイカれてないと演じられなかったと思います.