ジャグジーって言うのそろそろやめないか

恥ずかしい和製英語(外国語)ってたくさんありますが(ってすぐには思いつかない😓),ジャグジーはいい加減使うのやめませんかね.

イタリア系アメリカ人が起こした風呂メーカーの登録商標JACUZZIからきているというのは,多少雑学に関心ある人なら知っているレベルの話で,ジープやホチキスと同類です.せめて,ジャクージというか,ジェット風呂,泡風呂で良いんじゃないでしょうか.

むやみな定義が言葉を使いにくくする

子供のころ,「ジュースといえるのは100%果汁だけ」とかいうキャッチコピーのテレビCMがあったのをよく覚えています.農協のCMなのか果汁飲料を作る業界団体のCMなのかはさっぱり覚えていませんが.

これは食品の表示に関する法律がこのとき変わったっていうことだったんだと思います.それから後でもしばらくは,多くの大人たちは,果汁が少ししか入っていない飲料をジュースと呼んでいました.「ジュース飲むかい」と言われ,100%果汁でない飲物(例えばバヤリースオレンジやプラッシー)を出され,この人は頭の柔軟性が失われているなあと心で思いながら,美味しく飲んだものです.

しかし,今考えれば,「ジュース」は果汁や果汁を連想させる原料による飲物全般であって,100%果汁じゃなければいけないなんて定義は,政府や業界の都合で勝手にあと付けしたもので,依然としてジュースでないものをジュースと呼び続けた大人たちに非はありません.むしろ権力の横暴にあらがう立派な人たちだったんです.

最近では,「猛暑」で弱ってます.何年か前に,気象庁が最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」と定義したのは記憶に新しいところです.例えば今週初め,北日本を襲った異常な暑さの日々について,帯広では迷うことなく,「連日の猛暑」と表現できます(2019年5月26日(日)の帯広の最高気温は38.8℃で,27日(月)は35.8℃).

ところが,当地の最寄りのアメダスのデータによれば,35℃を超える日はありませんでしたので,体感的に「猛暑が続いた」と表現したいところですがはばかられます.日記やBLOGやSNSへの書き込みにまで影響が出ています.

もちろん,35℃を超えた日が「猛暑日」であって,「猛暑」という言葉の定義まで気象庁は口出ししている訳ではないことは解りますが,論理的な思考が癖になっている人間にはそんなのはむしろ政治的な屁理屈にしか聞こえませんし,言葉にあまい人たちには,猛暑日と猛暑の日を使い分ける事なんざできるわけはありません^^;

ということで,まあ,なんか新しく定義するのをやめろとは言いませんが,普通使う言葉とは違う言葉をつかって欲しかったです.たとえば,「ヤバ暑日」とか「ゲロ暑日」とか.

辞書作る奴らはバカか

ときどき,「ステロタイプ」なる言葉を見聞きします.もとはstereotypeだから,「ステレオタイプ」とかな書きするものと私は信じてきました.

それで,パソコン内蔵の辞書やネットの辞書を引くわけです.すると,「ステロタイプ」という見出しはありますが,「ステレオタイプ」のこととあります.

「ステロタイプ」を引く人は,そんなことを知りたいわけじゃなくて,なぜ,「ステレオタイプ」と「ステロタイプ」という表記があるのかを知りたいに違いないって,普通の頭を持っていればわかるに決まってます.

一部のなんとか袋的なところには,読み間違いだかなんだかで「ステロタイプ」になったようなことが書いてあります.そうかもしれませんが,なんとも頼りない情報です.

ますます,もやもやしてきました.

今日の言葉: NOPASSWDのsudoerはrootより凶悪である

今日の言葉シリーズ復活させました(いつ・いつまでやっていたかは思い出せません^^; また,次があるかどうかも解りません^^;; )

宗教論争なんでしょうが,私はシステムの管理はrootになってやるべきだと考えていますし,そういうdistribution(以下distro)を主に使っています.

特に初心者の場合,sudo sudoってやっているうちに,本来sudoでなく,user権限で行うのが望ましい作業にもsudoをつけてしまいます.

初心者でなくても,脊椎反射でsudoって打っているのに気がつくことがあると思います.

火星が見えていらっしゃいますか

昨日,某SNSの公式コメントで,

火星が見えていらっしゃいますか

というのが流れてきました.この種の間違いは,

に続いて3ケース目です.

敬語の崩壊はどんどん進み,最近では,自分のほうが間違っているのかと,自信がなくなってきます^^;