次回捨てるもの

今回のOpenCoreによるmacOS 15 Sequoiaのインストールには,容量が20GB以上のUSBメモリースティックが必要です.それに適合するUSBメモリーの持ち合わせはないので,SDカードを差し込むUSBアダプターでやりました.

20GB以上となると最小のSDカードは32GBで,nano SDカードの32GBはちょうどRaspberry Piのブート用などで出払っていて適当なのがなく,探してみたら随分前に買ったWi-Fi機能付きのSDカードが出てきました.

これはSDカードに保存されているデータをWi-Fi経由でダウンロードできるという機能のあるSDカードですが,あんまり使い勝手が良くないのてとっくの昔に戦力外となっていました.ただ容量が32GBあるので,今回のように普通のSDカードとしての出番は時々ありました.

それで今回使用したのですが,データの書き込み途中でエラーになってしまうというトラブルを2回起こし,こりゃだめだなということで廃棄することにしました.次回の不燃ごみの日に出します.

ついでに随分前から使えないSSDも捨てます.Buffalo製です.macOSのサポートが終わったMac miniに入れてあって,いずれ一緒にPCリサイクルに出そうかと思っていたものです.Mac mini本体のほうは今回Sequoiaのインストールに成功したのでしばらくは使用する予定です.

古いMacに最新OSのインストール

SNSでたまたまたAppleのサポートが切れた古いMacに最新のmacOS 15 Sequoiaをインストールした,という投稿を見ました.

そうかそんな事ができるのか.そういえばかつてx86 PCにmacOSをインストールするハックがあって自分も売られているMacよりも安い値段で高速に動く似非Macを使っていた時期がありました.だから,インストーラーにパッチを当てれば古いMacに最新のOSをインストールすることも可能だろうと思いました.

早速ネット検索すると,OpenCoreというハックを使用するようです.

いつものように,ドキュメントを読み込んだり,理解したりするのは飛ばしてやってみました.手持ちのMacBook (Macbook 10,1)は,最新のmacOS 15 Sequoiaがサポートしていない最新のMacですので,すんなり行くかと思いましたが,なかなか敵もさるもので3回も失敗してしまいました.

昨日丸一日やってましたが,仕方ないのでここは一旦体制を立て直そうと,Macbookにはバックアップからの復旧をかけて寝ることにしました.

寝る前に,古いMac miniでやってみようと思いつきました.今実際に使用しているMacbookでやるのはリスクもあるし色々厄介です.

その点その古いMac miniは使えないSSDを内蔵させて,何かの機会に廃棄しようと考えていたものです.早速使えるSSDと換装し,対応する最新のOSである,macOS 10.15 Catalinaのインストーラーをダウンロードして,インストールをかけてから寝ました.寝ている間にMacbookの復旧と,Mac miniへのCatalinaのインストールが進行しています.

今朝起きたら,Macbookはほぼもとどおり,でこれはそのままにしておきます.

Mac miniは外部ドライブからブートできるという最新のMacにはない優れた特徴を持っていますので,これを活かせば試行錯誤が楽です.そこでまず,インストールが完了したところで,Carbon Copy Clonerのversion 6をダウンロードして,USB-3.0で外付けしたSSDにブータブルなコピーを作り,それからOpenCoreを試しています.

いまそれでSequoiaのインストール中です.果たしてうまくいくかどうか.

あっさり成功

一回目の試行でうまくいきました.一番新しい古いMacよりももう少し古いほうがやりやすいようです

あとから思えばクリーンインストールであったことが成功の大きなファクターだと思います.

iPhoneがMacから見えない

iPhone 14のiOSを17.6 にあげてから,Mac mini にLightning-USB-Aケーブルでつないでも,あるいはWi-Fi経由で見ても,iPhoneがMac miniのFinderから見えない(同期・バックアップができない)状態が続いていて困っています.

macOSのiPhone同期設定のウインドウ.本来 “A” のあたりにiPhoneが表示され,そこをクリックするだけで当ウインドウが表示されるはず.

Mac miniの「写真」アプリからはiPhoneは見えて写真を取り込めます(USB接続時).また,「ミュージック」アプリのサイドバーにもiPhoneが見えます.

接続法もこれまで常用してきた,Lightning-USB-AのケーブルをUSB3.0 HUBに接続する方法以外に,Lightning-USB-Cケーブルで直接Mac miniにつなぐ方法も試しましたが結果は同じです.

Lightning-USB-Cケーブルは,iPhone 14購入時に着いていたのを忘れて,危うく通販でオーダーするところでした😅 箱を確認したら入っていたので今回始めて使ってみました.

さて話は戻りますが,ようやく今日ワークアラウンドを見つけました.USB-CでもAでもいいのでMacにつなぐと,Macのアプリ「ミュージック」ではサイドバーに当該のiPhoneが見えますので,そこをクリックすると,iPhone内に保存されている曲のリストが出ます.そのリストの右上に「同期設定」というボタンが有り,それを押すとiPhoneの同期ウインドウが表示されます.

念のため,Wi-Fiで接続したらiPhoneを表示するチェックボックスをOFFにしてONにしましたが,相変わらず見えません.

当分は面倒ですが,ミュージック経由で同期ウインドウを開くことにします.

ネット情報は見つからず

もちろんネットでも日本語と英語で検索してみましたが,iOS 17.6以降に同様の症状に見舞われているという情報すら見つかりませんでした.

もうみんなMacで同期やバックアップしてないのかな😢

現在は17.6.1.
macOS 14.6〜14.6.1.
Mac miniは2018, 3.2 GHz 6コアIntel Core i7.

RPiPlay (2)

以下のマシンにインストールしてテストしました.

  • Raspberry Pi 3 Model B (RAM 1GB), 有線LAN接続(100Mbps), 以下RPi3
  • Raspberry Pi 3 Model B+ (RAM 1GB), Wi-Fi 5GHz, RPi3+
  • Raspberry Pi 4 Model B (RAM 4GB), Wi-Fi 5GHz, RPi4

インストールはどれも問題なく終わり,ユーザーのコンソールから,

/opt/bin/rpiplay -a hdmi -n 適当な名前 -b auto -l

で走らせます.

同じ家庭内LAN内で5GHzのWi-FiにつないでいるiPhone 14から画面ミラーリングをかけます.

Raspberry Piにつなぐモニターは,1080iの地デジテレビで,Raspberry Piとつなぐと720pとなります.

どのモデルも画面ミラーリングが動きますが,RPi3とRPi3+では映像の遅延がどんどん増していき,使い物になりません.

RPi4では遅延は増しませんが,時間の進みがぎくしゃくします.コンソールからのコマンドもしばらく無反応になるなどこの固体に限ってのWi-Fi接続の問題があるのかもしれません.日常的に使うには,有線接続にしないといけないと思います.

ということで簡単なテストのまとめですが,CPUの処理能力的にRaspberry Pi 4 Model B以上でないと使い物にならないようです.

1280×720.

RPiPlay

iPhoneをいじっていて,時々大きなスクリーンで見たい,と思うことがあります.そのために,Lightning-HDMI変換アダプターも持ってますが,ごわついたHDMIケーブルでモニターをつなぐのでは,iPhoneの持ち方や起き方の自由度が減り,いいもんじゃありません.

AirPlayでMacintoshにつなげばスマートですが,画面がシェアできるのはMacbook系やiMac限定で,手持ちのMac miniではできません.

そういうことをLinuxで,あわよくばRaspberry Pi (以下RPi)でやろうとする人はいるだろうなと,検索するとありました.

インストール方法はあちこちにあるので詳しくは書きませんが,必要なライブラリーや開発環境(dev)をインストールし,RPiPlayのソースをbuildするだけです.

必要なパッケージ

cmake  libavahi-compat-libdnssd-dev  libplist-dev  libssl-dev  libgstreamer1.0-dev  libgstreamer-plugins-base1.0-dev

Buildの手順

cd  ソースをいじるディレクトリー
git clone https://github.com/FD-/RPiPlay.git
cd RPiPlay
mkdir build
cd build
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/opt ..
make -j4
sudo make install

インストール先を/optにするのは,筆者の宗教的理由からで,指定しなければ/usr/localになります.このrpiplayのbuildではrpiplayというバイナリーだけができますので,あえてmake installを実行せず,手で好きな場所にコピーしても問題なしです.

実行

はまったのは画面表示だから当然X(もしくはWayland)下で動くものだと思い込んでいれこれやってうまくいかなかったところ,そうではなくGUIを止めて動かさなければなりません.

当分GUIを使わないでもいいなら,

sudo systemctl set-default multi-user.target

としといたほうが楽です.このあとrebootするか,もしくは,

sudo systemctl stop lightdm

です

このあと,

/opt/bin/rpiplay -n 適当な名前 -b auto

とします.

戻すときは,
sudo systemctl set-default graphical.target

でrebootです.