スニーカー(思い出の品々)

どうも同じ店で自分の基準で取捨選択していくと,以前買った靴と同じものを選んでしまうので,前回は基準と違う^^; ものを敢えて買ってみました.ちょっと安すぎました.デザイン的には,許容範囲というか,今までこういう色合いのスニーカーは買ったことがなかったので気に入りました.

最初,安さを感じたのは,靴紐の長さが左右で違うことでした.左右とも長かったので,真ん中で結び目を作って調整しました.長すぎるひもの調整法を知ったし,うまくごまかせたので,この点は気にならなくなりました.

履き心地も格別良いわけでありませんが,悪くもありません.毎日,片道2.5kmを40分ずつかけてPokémon GOをしながら徒歩通勤するんですが,このスニーカーが原因でどうと言うことはありませんでした.

難点としては,水気に弱いことです.防水スプレーもかけましたが,浅い水たまりを踏んだりするとたちまち水が浸みて,靴下まで濡れてしまいます.

しかたないので,雨の日は替えの靴下を持参することにしました.職場ではみっともないけどサンダルに履き替えて,扇風機でこっそり乾かしていました.

耐久性もありませんでした.かかと周りがだんだん破れてきました.

ということで,本日可燃ゴミに出しました.あまり長くはなかったけど,Pokémon GOのトレーナーライフを支えてくれました.

廃棄したスニーカー

赤毛のアン

100分 de 名著は,たいてい見ています.今月は「赤毛のアン」で,珍しく読んだことのある本です.数年前にも再読しました.

残念なのは,解説が茂木健一郎氏であることと,朗読の声優の感情が入りすぎている点です.彼女はミュージカルでアンを演じたこともあるそうですが,ミュージカルの出演者とか,アニメや海外映画の吹き替えの声優は,いくら何でもと思うほど感情入れすぎと思います.そういうものなんでしょうけど,どうも好きになれません.

番組でときどき紹介される映画(実写)のシーンでのアンは,ずっと抑えた,というか自然な演技をしていて朗読と対極をなしています.

これは外国映画・ドラマでしばしば経験しますが,日本語の吹き替えでは男声も女声も,声優のビンビン張った声になっていますが,オリジナルの音声を聞くと,たいてい低くてぼそぼそ言ってます^^;

それはおいておくにして,今回感じたのは,「赤毛のアン」という題が実に的確であると言うことです.アンの人格形成において赤毛であるということが重大な影響を与えている,というのは茂木氏に解説されなくても解っていますが,再認識しました.

原題は “Anne of Green Gables”ですが,これも「赤毛のアン」の英訳にしたほうが良かったんじゃないかと思いました.

どうでもいい話ですが,これまで司会だった島津有理子アナウンサーはNHKを退職したそうで,この「アン」から,安部みちこアナウンサーに代わっています.

命を狙われるかも知れないので名前は書きません^^;

留守電にメッセージ残さないと着信拒否にします〜Zero-Tolerance Policing〜

あと半年ほどで固定電話を解約する決心は揺るぎないものですが,ここに来て,留守電に何にもメッセージを残さない着信が激増してます.というか,少なくともこの一週間,留守電に何か残してくれた人がいません.

発信元は,0120, 0800の無料通話番号と070, 080, 090の携帯ばかりです.普通の固定電話からの発信はありません^^;

で,電話機が鳴動するのもうっとうしいので,2回以上メッセージを残さない着信が確認できたらその番号は着信拒否にすることにしました.

0800と0120は番号をネットで調べるとどれもこれもセールスです.たぶん,セールスだとメッセージを残したら拒否設定されると考えて何も言わないと思われますが,ネット検索すれば,すぐに素性が解ります.

知らないケータイは,何度か受けた経験では,新聞の勧誘に今から行きます的なのばかりでした.

昨年度は自治会の会計をしていたので,ケータイからの着信をむげに拒否もできなかったんですが,今年はその役目もありませんので, “Zero-Tolerance”で拒否ります

“One-Tolerance”かも

チェコの映画

もう20年以上前ですが,オーストラリアに居住していたとき,英語の勉強にもなるからとテレビはよく見ていました.とはいえ,興味を引かれるものでないと集中力が続かないです.一番中心に見ていたのはニュースと,クイズですね.そしてコメディーのドラマや映画.映画で良く覚えているのは, “She-Devil”, “Little Shop of Horrors (映画版)”と,「チェコの映画」です.She-Devilはメリル・ストリープも出演しているし,そこそこ有名でしたし,滞在中2度以上見たので十分でした. “Little Shop of Horrors”の映画版はまあ,他の2者に比べるとちょっと面白さが劣ります.

一番印象に残っているのがチェコの映画で,実写とクレイアニメ,人形劇を組み合わせたユニークな映画で,途中から見たのと,ちゃんとメモをとらなかったので題名も忘れてしまいました.

帰国してからときどき思い出しては「チェコの映画」「クレイアニメーション」「人形劇」等をキーワードにネット検索するのですがなかなか見つかりませんでした.

何年ぶりか,先日ふと検索をしてみたら,見つかりました.検索エンジンの進歩と,蓄積され続けたネットの情報のおかげでしょう.チェコのヤン・シュヴァンクマイエルという監督の “Faust”でした.そう,原作はあのゲーテのファウストです.某通販ショップに中古DVDが出ていたので,中古にしては少し高かったですが,買いました.

1時間36分のあまり長くない映画なので一気に見ました.

最初のほうは,設定や主人公の行動の不自然さが目に付きましたが,だんだんその不自然さが当たり前という異常な世界になり,引き込まれていきました.不気味な話ですが,現実離れしているし,ドキッと驚かすようなシーンはないので,夢見が悪くなるようなことはないと思います.

難点としては,街も大道具も小道具も古くて汚らしいというところでしょうか.監督の趣味なんでしょうけど,話が不気味なので,古くても品の良いきれいさがあれば,個人的には,よりよかったと感じます.

いずれにしても,長年の溜飲が降りました.

dav

地方創生で成功した国はあるのか

世界のどこを見回しても,カネも人も大都会に集まっていきます.それがいいこととは思いませんが,放っておくとどこの国もそうなるってことは,一極集中が今日の経済・社会とマッチングが良いってことなのでしょう.

5年くらい前にポルトガルの人と話をしましたが,ユーロ圏に組み入れられた後では,若い優秀な人はみんなドイツやフランスに行ってしまうそうです.経済の枠組みが広くなることで,集中する極が,豊かな国の豊かな都市に集約してしまっているわけです.

もちろん,地方創生の個別の成功事例は国内外にあるようですが,全体の一極集中の傾向を押しとどめるほどの規模や効果ではありません.

日本は明治維新以来,極端な中央集権国家の状態が続き,首都機能分散と言ったって,かつて,どうでもいい研究機関を茨城県に追いやったり,最近ではどうでもいい文化庁を京都に追いやったりする程度です.本気度がまったく伺えません.

本気で首都機能を分散させる気があるなら,まずは国会議事堂を今日的に過疎にあえいでいる地域に移転しましょうぜ.

それができなければ道州制をさっさと導入する.道州制にしたところで,道・州の首都に地方から人や金が集まるだけですが,今の東京一極集中よりましでしょう.