MariaDBにガチャッと切り替え

懸案のMySQLからMariaDBへの切り替えを敢行しました.

一応仮想マシンで先にテストをしました.バイナリーコンパチをうたっているので,Slackwareの出来合いのバイナリーパッケージをinstallpkgで大丈夫だとは思いましたが,念のため,当該のマシンでSlackBuildしました.

従前はMySQL 5.5.xなので,対応するmariaDBも5.5.xです.Slackware-currentにMariaDBの5.5.xの最新版5.5.40が使われているので,そのままSlackBuildしました.

MySQLには,make uninstallがないので,できたパッケージをinstallpkgで上書きインストールしました.さすがに,念のため,事前に/var/lib/mysqlはtbzにして保存してますが^^;

気をつけなければいけないのは,SlackBuildしたMariaDBのmysqldのインストール先は,/usr/binではなくて,/usr/libexecということです.MySQLのmysqldをパスの通らないところに移動して,

/etc/rc.d/rc.mysqld start

でうまく動きました.

全く同じ手順で,実機にもインストールして,無事動いているようです

20141221-MariaDB2

このWordPressも,MySQL/MariaDBを使用しています.

httpd 2.4.10 is up and running

ようやく,Apache httpd 2.4.10になりました.

これまでも何度か試みたんですが,どうも,設定が2.2.xの頃のままではうまくいかず,ああでもないこうでもないとやっているとダウンタイムが長くなってしまうので,KVM上に仮想マシンを仕立てて,2.2.xから2.4.xのupgradeのtweaksを覚えておいて,先ほど一気に^^; upgradしました.

なお,長いことSlackwareに元々付いていたパッケージをremovepkgで削除して,buildしたパッケージをmake installしてきましたが,最近はSlackBuildして,upgradepkgしてます.Apache httpd 2.4.xはSlackBuildでうまくいかなかったので,これだけはbuildして make installにしました.関連のapr, apr-utilはSlackBuildにしました.

httpd 2.2から2.4へ

もう,2年来の懸案事項となってしまいました^^;

ゼロから2.4のhttpdを立ち上げるのはそんなに苦労しません.distroによるお仕着せのconfigファイルをちょちょいといじれば,PHPもCGIも動いてくれます(というほど楽ではないけど^^; ).

アクセス制限の方法も,少しいじっていれば解ってきます.認証法は2.2と全く一緒です.

問題は,2.2で動いてきたサイトを2.4にする場合です.とにかく根気が要ります.

最初に試したcgi版のphpが動くサイトでは,最後の最後に来て,サーバーのルートをsymlinkにしていたのでは動かないと言うことが解りました.ここだけで,数時間^^;

クリーンインストールしたマシンでは,同じsymlinkで動くので,何とも悩みました.

動けばいいんです.理由は詮索しないことにします^^;

私の場合はSlackwareです.

KVM (3) 中間報告

その後も,AMD Athlon II X4のマシンと,Intel Core i7のマシンでいろいろやってます.

AMDのマシンは,VirtualizationをEnableにしてXを立ち上げるとシステムがフリーズすることがあるので,Core i7のほうで主に試していました.

なにぶんKVMの使用を全く想定していない,Slackwareでやっているので,30近いソフトのインストールやupgradeが必要でした.

それで,ようやくvirt-managerによる仮想マシンの作成のところまで来ました.そして,ディスクイメージを作成して,仮想マシンの起動までいくのですが,Gtkの問題で動いている仮想マシンにコンソールがつながりません^^;

というところまで来ました.もう一息なんだと思います.もう少しがんばってみます.

KVM

クラブのサーバーのディスクが飛び,修復はしない方針にして,会員サービスの受け皿をどうするか相談したり,考えたりしました.

無料でそこそこのレベルのサービスが受けられる,会員ホームページやMLについては,Googleのサービスを使用することになりました.クラウドでもあり,アウトソーシングでもありますね.

では,会員限定の情報やファイルの蓄積をどうするか.これについては,ながねん,便利に利用してきたWikiをどうしても立ち上げたいです.そのためには,自前のサーバーを立ち上げるか,安いレンタルサーバーを利用するかのどちらかにするかということになります.

前のサーバーを置いていた施設の責任者から,そこで運用しているサーバーでKVMを走らせているが,CPUロードやディスク容量がそれほど大きくなければ,クラブのサーバーもひとつの仮想マシンとして動かしてもいい,という話があったので,うまくいくかどうか解りませんが,とりあえずそっちの方向で行ってみることにしました.

私の方で,ディスクイメージを準備して,大家さんに送り,走らせてもらう,という段取りです.

KVMはこれまでやったことがなくて,あちこちで情報を集めて,必要と思われるソフトは準備できました.

そしてKernelモジュールも用意したんですが,

modprobe kvm-amd

とやっても,エラーが出てしまいます.

結論から言えば,BIOSのVirtualizationをEnableにしなければいけないのです.BIOSにVirtualizationなんてスイッチがあったことを知りませんでした.まあ,見てはいたんでしょうが,これが自分にとって必要になるとは思わず,目に入らなかったんでしょうね.

これで,めでたく,

virt-host-validate
  QEMU: Checking for hardware virtualization              : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/kvm                      : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/vhost-net                : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/net/tun                  : PASS
   LXC: Checking for Linux >= 2.6.26                      : PASS

となりました.アウトソーシング,クラウドに加えて仮想化です.実現すれば,他の無線クラブにはない,ICTの先端技術がすべて導入されます^^;

いよいよ,ディスクイメージ作ってSlackwareをインストールしてみます.