若い人に,起業はお勧めしません.
あくまで,日本においての話です.
マスコミは政権の尻馬に乗って,無責任に若者に起業を勧めていますが,ベンチャー企業っていったって,最初は零細企業です.
日本の銀行は,リスクを取りません.零細企業に金を貸す時は,不動産などの担保を求めて,経営者たちに個人保証を求めます.旧態依然たるものです.
もちろん,一部では,ベンチャーの知財や将来性に融資するなんて動きもありますが,ニュースになるくらいですからまだまだ珍しいことです.
日本では,基本的に1度失敗すると再起はまず無理です.会社を立ち上げては失敗して,ようやく最後に成功なんて言うアメリカの話は通用しません.そもそもの仕組みが違うからです.
TPPは悪魔の契約だと思っていましたが,このあたりの融資の商習慣があらためられるならばそれは唯一の救いかなと思っていましたが,永遠に発効しなくなりました^^;
少なくとも個人保証を求めることがなくならない限り,若い人に起業を勧める気はしません.地獄を天国だと偽るようなもんです.
不動産の担保だって,普通の人が知らない,とても恐ろしい仕組みです.私も普通の人なのでつい最近まで知らなかったですが^^;
株式会社は有限責任と言うことになってますが、融資の時は必ず担保、連帯保証人を求められますから事実上無限責任ですよね。
しかも景気の良いとき、ちょっと業績が良いときには強引に貸し付けますからたちが悪いです。
知人も強引に貸し付けられたけど、何時急に返せと言われるか怖いのでその金は使わずにおいてあるそうですw
Takahashi@JE6LVEさん,コメントありがとうございます.
景気の良い時に押し貸しされたカネは,実際,景気が悪くて,困っている時に返せと言われるようですね.金融機関も不景気で困っているから返せというのでしょうけど,それじゃ社会的な使命が果たせませんね.